【Salesforce】モバイルアプリ活用術 外出先でもスマートに業務効率化!

目次

はじめに

外回りや出張が多い営業職・フィールドワーカーにとって、「外出中でもSalesforceを使えたら便利なのに」と思ったことはありませんか?
実はSalesforceには、スマートフォンやタブレットから使えるモバイルアプリがあり、外出先でもほぼすべての機能にアクセス可能です。

本記事では、Salesforceモバイルアプリの基本から活用シーン、導入のポイントまで、初心者にも分かりやすく解説します。

Salesforceモバイルアプリとは?

Salesforceモバイルアプリは、Salesforceが公式に提供している業務支援ツールです。iOS、Androidの両方に対応しており、App StoreやGoogle Playから無料でインストール可能。
スマートフォンやタブレットから、PCとほぼ同様の操作ができるよう設計されています。

特徴

  • いつでもどこでも業務にアクセス:時間・場所に縛られずに使える
  • PCと統一されたUI:Lightning Experienceと連動した操作性
  • オフライン対応:電波が届かない場所でも作業可能

Salesforceモバイルアプリでできること(主要機能一覧)

モバイルアプリは、単なる表示ツールではありません。入力・更新・承認など、多彩な操作が可能です。

主な機能

・顧客情報の閲覧・編集
・商談データの更新・新規作成
・活動予定やToDoリストの管理
・リード・取引先の登録
・ダッシュボードやレポートの表示
・Chatterでのチーム連携
・写真・ファイルのアップロード
・オフラインモードでの一部操作

営業現場だけでなく、サポート業務や管理者にとっても非常に便利な機能が揃っています。

業務別・シーン別にみる活用ガイド

Salesforceモバイルアプリは、職種や状況によって多様な使い方が可能です。

営業職での活用

  • 商談前に顧客履歴や直近の課題をチェック
  • 面談終了後すぐに活動記録を入力
  • 顧客からの質問にダッシュボードで即応答

フィールドサービス・サポート職での活用

  • 現場での作業中に案件の詳細を確認
  • 問題発生時に写真付きで即時報告
  • オフライン環境でも対応し、後で自動同期

管理職・マネージャーの活用

  • 外出中にチームの進捗やKPIを確認
  • 緊急の承認依頼にその場で対応
  • Chatterで現場とのリアルタイム連携

導入時の注意点と成功のポイント

便利なSalesforceモバイルアプリも、導入・活用方法によって効果が大きく変わります。

チェックすべきポイント

✅️ 画面レイアウトの最適化
 → Lightning App Builderでスマホ向けに調整を
✅️ アクセス権限の見直し
 → モバイル用プロファイルを設けると安全で効率的
✅️ セキュリティ対策の強化
 → MDM(モバイルデバイス管理)や2段階認証を活用
✅️ ユーザー教育の徹底
 → 導入初期はハンズオン研修を実施し、利用を定着化
✅️ 通信環境の整備
 → オフライン機能をうまく活用することで業務の中断を防止


モバイル活用による業務改善メリット

Salesforceモバイルアプリの活用により、企業全体に以下のような効果が期待できます。

✅️ 情報入力のタイムラグ削減
 → 訪問直後に記録できることでデータの正確性が向上
✅️ 業務スピードの向上
 → 承認・連携がモバイルで完結し、意思決定が迅速に
✅️ リアルタイムな情報共有
 → 社内外での情報格差をなくし、チームの動きが見える化
✅️ 移動・待機時間の有効活用
 → 移動中でも業務が進められ、生産性が大幅に向上

【参考】Salesforceモバイル活用をさらに深めたい方へ

モバイルアプリ導入の効果をさらに高めたい方は、以下の記事もご覧ください。
導入したいと思った際の設定についてなど、詳しく解説しています。

Salesforce モバイル活用術をさらに深掘り!

まとめ

Salesforceモバイルアプリは、単なるPCの代替ツールではなく、営業・サポート・マネージャーすべての職種にとって「業務効率化を加速させるプラットフォーム」です。
外出先でも顧客情報の確認や商談記録の入力、承認作業がシームレスに行えることで、意思決定のスピードが格段に上がり、チーム全体の連携力も高まります。

さらに、入力のタイムラグが減ることでデータの鮮度も保たれ、レポートやダッシュボードに反映される情報の正確性が向上。これは、経営層の判断基盤の質を高めることにも直結します。

これからSalesforceの活用を深めたい企業にとって、モバイル対応は「利便性」ではなく「競争力を維持するための必須条件」といえるでしょう。
導入初期のハンズオン教育や権限設定をきちんと行えば、現場での定着もスムーズに進みます。
今まさに「もっとSalesforceを有効活用したい」と考えている企業は、このモバイルアプリを起点にDX推進を加速させてみてはいかがでしょうか。

それではまた次回の記事をお楽しみに!

シリーズ目次

1年生シリーズの目次(クリックで展開)
フェーズトピック内容
🟢 導入前Salesforceって何ができるの?初心者向け超入門ガイド
システム管理者とは?Salesforce管理者の役割と求められるスキル
クラウドって何?オンプレミスとクラウドの違いを理解しよう
Salesforceを導入するとどんなメリットがあるの?ビジネス視点で考える
成功するSalesforce導入とは?導入の流れと準備すべきこと
Salesforceのライセンスの種類とプラン選び
Salesforceの基本用語を押さえよう!
実際に画面をSalesforceの標準UIを理解しよう!
Salesforceを学ぼう!Trailheadと公式ドキュメントを活用しよう
🟡 導入初期Salesforceにログインしてみよう!ホーム画面の見方
オブジェクトとレコードって何?基本データ構造を理解する
はじめてのSalesforce!レコードの作成・編集・削除をやってみよう
ユーザー管理の基本!プロファイル・ロール・権限セットを設定してみよう
セキュリティ設定の基本!アクセス権とデータの保護を考えよう
標準オブジェクトとカスタムオブジェクトの違いを理解しよう
レポートを作ってみよう!データを見える化する第一歩
ダッシュボードを作成してみよう!見やすいビジュアルを作るコツ
フローとは?業務を自動化するための基礎知識
メールテンプレートを作ってみよう!標準機能で業務効率化
🟠 導入後しばらく経過Lightningページのカスタマイズに挑戦!使いやすい画面を作る
オブジェクトのレイアウトを変更して、必要な情報を整理しよう
フローの応用に挑戦!業務を自動化しよう
数式フィールド・積み上げ集計フィールドの活用術
Salesforceモバイルアプリを活用して、外出先でも業務を効率化 本記事
レポート活用術 業務分析で“勘と経験”から脱却しよう
AppExchangeとは?便利なアプリを導入してSalesforceを強化しよう
データインポートとエクスポート!データの管理を適切に行う
トラブルシューティングの基本!エラーの原因を特定し解決する
🔵 導入後中期Salesforce運用のベストプラクティス!管理者としての心構え
監査ログを活用してセキュリティを強化する
定期メンテナンスのポイント!システムを健全に保つには?
Salesforceのアップデート情報をチェックし、最新機能を活用する
複雑な承認プロセスを構築して、業務フローを効率化
カスタムボタン・リンクを使ってSalesforceの操作を簡単にする
APIと外部システム連携の基礎知識(初級編)
ユーザートレーニングを実施し、社内でSalesforceを定着させる
運用ルールを決めて、Salesforceのデータ品質を向上させる
Salesforce認定アドミニストレーター資格に挑戦!学習の進め方とコツ

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