【Salesforce】パスの設定手順

目次

まえがき

下の画面キャプチャ上で枠で囲った部分のことパスとを言います。

パスの利用場面は、例えば商談ではパスを活用することでセールスプロセスにそって作業を進めるための“フェーズ”を視覚的に表示することができます。
また、重要な項目や成功へのガイダンスを利用することで、商談データの入力精度を一定に保つことにつながります。

もちろん商談だけでなく、その他のカスタムオブジェクトでもパスを利用することができます。
今回はパスについて、設定方法や利用方法を説明します。

パスの構成

パスは「フェーズ」「重要な項目」「成功へのガイダンス」の3つから成り立ちます。

上の図の①の部分で業務フローに当たる部分を表現することができます。

②にはそれぞれの業務フローで入力したい重要な項目を5つまで設定することができます。
それぞれのフェーズに項目を割り当てることで入力漏れを抑止することに繋がり、データをきれいな状態に保つことに繋がります。

③の成功へのガイダンスには、それぞれの業務フローの段階で商談を成功に導くために重要な内容を記載します。

パス作成に取り掛かる前に

パスの作成に取り掛かる前に「フェーズ」「重要な項目」「成功へのガイダンス」を決めておくと、パスの設定に取り掛かったときにスムーズに作業を進めることができます。

パスを作成する

リードまたは商談、ケースのパスを設定する場合

標準オブジェクトのうち、リード、商談、ケースはパスの設定が他のオブジェクトと異なります。
今回は商談のパス設定を例としてあげてみます。

まず、事前に作成していた業務フローをフェーズに落とし込みます。
部署ごとに複数の業務フローが存在する場合には、それぞれレコードタイプを作成し、業務フローをすべてフェーズに落とし込みます。

セールスプロセスの作成

次にセールスプロセスを作成します。
レコードタイプが複数存在する場合、レコードタイプごとの出し分けの設定を行うことができます。

クイック検索ボックスで”パス”を検索し、「パス設定」を選択します。

パスを設定する

「新しいパス」ボタンをクリック

パスの初期設定を行い、次に進みます。

それぞれのフェーズごとに「重要な項目」「成功へのガイダンス」を設定し、次に進みます。

①あなたのパスを有効化をオンにします。
(※重要な項目と成功へのガイダンスを使用しない場合はオンにしなくて大丈夫です。)

②お祝いを追加したい場合は有効化をオンにします。

お祝いを有効化すると、選択したフェーズに変更されたタイミングで下の画像のような動きになります。

設定は以上です。

最後に有効化して、設定を完了しましょう!

リード、商談、ケース以外のオブジェクトのパスを設定する場合

次にリード、商談、ケース以外のオブジェクトのパスを設定する場合の手順をカスタムのプロジェクトというオブジェクトを使って説明します。

先程と同様に事前に作成していた業務フローをフェーズに落とし込みます。

レコードタイプごとにフェーズの値を設定する

先程商談で選択リスト値の制御はセールスプロセスを利用して行いましたが、カスタムオブジェクトでは選択リストの値の制御方法が少し異なります。

まずオブジェクトマネージャでパスを設定したいオブジェクトを選択します。
今回はプロジェクトにパスを設定するのでプロジェクトを選びましょう。

次にレコードタイプを選択し、選択リストを制御するレコードタイプを選択します。

フェーズの編集をクリックし、選択リスト値を整理します。

これ移行の流れは本記事前項の「パスを設定する」と同様の流れです。

これでパスの新規作成がすべて完了しました!

目次