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【完全ガイド】GDN(Googleディスプレイ)広告とは?YDA(旧 YDN)との違いや配信先、可能なターゲティングも解説!

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更新日:
GDN(Googleディスプレイ)広告

GDNとは、Googleディスプレイネットワークの略称で、Google広告で配信できるディスプレイ広告のことです。ディスプレイ広告はYahoo!広告ディスプレイ広告(YDA)でも配信できますが、GDNのほうが可能なターゲティングが多く配信面が広い特徴があります。

YDAかGDNどちらで配信すべきか迷っている方は、基本的にGDNがおすすめです。GDNは多機能で細かい調整が可能なので、ターゲティングで困ることはYDAと比較して少ないです。

この記事ではGDNの特徴、掲載される場所、できるターゲティングなど、GDNを配信するなら知っておくべきこと解説します。

ディスプレイ広告について完全解説した記事はコチラ⇩
【2023年版】ディスプレイ広告とは?役割と種類、リスティング広告との違いを解説

 

 

1.GDNとはGoogle広告で配信できるディスプレイ広告のこと

繰り返しになりますが、GDNとはGoogleディスプレイネットワークの略称で、Google広告で配信できるディスプレイ広告のことを指します。

Google広告では大きく分けて検索広告、ディスプレイ広告、動画広告の3つがありますが、この中でディスプレイ広告を限定した名称をGDNといいます。

似た配信である「検索連動型広告(リスティング広告)」についての解説記事はこちら!
【2023年最新版】リスティング広告とは?特徴や利用すべき状況などを解説

2.GDNの配信先

GDNは、Googleと提携する200 万以上のウェブサイトに配信でき、範囲はインターネットユーザーの 90%以上にのぼります。対象は個人ブログが中心ですが、ライブドアブログ・教えてgoo・食べログ・ピクシブ ・YouTubeなどの大きなメディアにも掲載されます。掲載の一例を紹介します。

GDN

GDN

少し専門的なことをお伝えすると、GDNはGoogleアドセンスで発行された広告枠に掲載されます。Googleアドセンスとは自分のWebサイトに広告を掲載して収益を得られる、Googleが提供するサイト運営者向けの広告配信サービスです。

そのためGoogleで検索して見ているサイトだけではなく、Yahoo!で検索しても表示されます。

3.GDNで可能なターゲティング

次はGDNでできるターゲティングを説明します。
ユーザーに対するターゲティングと掲載場所のターゲとその他で分けて解説していきます。
弊社しか配布していない、ターゲティングの一覧資料も配布中なので、そちらの記事もぜひご覧ください!

ユーザーに対するターゲティング

ユーザー属性

性別や年齢など基本的なユーザー属性のターゲティングが可能です。詳細は以下の通りです。

①年齢

18歳~65歳以上のユーザーを指定して配信できます。年齢の特定ができない不明のユーザーにも配信可能です。

②性別

男性、女性、不明のいずかを指定して配信できます。

③世帯年収

上位10%から下位50%、不明のユーザーを指定して配信できます。

④子供の有無

子供なし、子供あり、不明のいずれを指定して配信できます。

⑤言語

ユーザーが用いる言語を指定して配信できます。

オーディエンスターゲティング

オーディエンスターゲティングではユーザーの属性、興味や習慣、積極的に調べている情報、などの情報に基づいて広告を表示できます。可能なターゲティングは数多くあります。種類の詳細は以下の通りです。

①アフィニティ カテゴリ

ユーザーのライフスタイル、趣味、習慣などを指定できます。自社の商品と関連のあるトピックを指定することで見込み顧客にアピール可能です。

②ライフイベント

大学卒業や引っ越し、結婚など、人生の大きなイベントを指定して、その節目を迎えているユーザーに配信できます。

③購買意向の強いオーディエンス

自社商品やサービスに似たものを調べているユーザーや、購入を前向きに検討しているユーザーを指定できます。購入に近いユーザーに広告を表示できるため、問い合わせや商品購入が目標の場合におすすめのターゲティングです。

④カスタム オーディエンス

入力したキーワード、URLやアプリ名に関連するユーザーを指定できます。商品やサービスに関連のあるものを選択することで、関連性の高いユーザーに広告を出せます。

⑤詳しいユーザー属性

大学生、住宅所有者、最近子供が生まれたユーザーなどの特徴を持つユーザーを指定できます。

⑥リマーケティング

自社サイトにアクセスしたことのあるユーザーを指定して配信できます。関心の高いユーザーに配信しやすい、問い合わせや商品購入に繋がる見込みのある鉄板のターゲティングです。

⑦カスタマー マッチ

自社顧客のメールアドレスや電話番号などのデータを用いるターゲティングです。既存顧客や使用した顧客データの類似ユーザーに配信ができます。

⑧類似ユーザー

自社サイトを訪問したユーザーと似たユーザーを指定できます。自社に興味のあるユーザーと似たユーザーを狙えるため、問い合わせや商品購入に繋がる見込み顧客へのアプローチが可能です。

掲載場所のターゲティング

掲載場所のターゲティングは次の通りです。

プレースメントターゲティング

特定のサイトや動画、アプリを指定して広告配信できます。見込み客が閲覧すると考えられる箇所を指定できれば問い合わせ獲得に繋がりやすいターゲティングです。ただしディスプレイネットワークに含まれていない(アドセンスの枠がない)箇所は指定ができませんのでご注意ください。

トピックターゲティング

指定したトピックに関連するコンテンツが掲載されているサイトに広告表示できるターゲティングです。人気のあるトピックは数千や数万ものページに広告掲載されるため、認知で利用がおすすめです。

その他のターゲティング

地域

都道府県単位、市町村単位で配信する地域を指定できます。半径5km圏内など距離の指定も可能です。なお日本だけでなく海外にも配信可能です。

デバイス

パソコン、スマートフォン、タブレット、テレビ画面のいずれかを指定して配信できます。テレビ画面とはスマートTV、AppleTV、chromecast、AmazonFireTVなどのブラウジングができるテレビのことです。

時間・曜日

配信する時間と曜日の指定が可能です。時間は15分刻みで選択できます。

GDNのターゲティングの詳細はこちらの記事をご覧ください!
今ならなんと、弊社でしか配布していない「ターゲティング一覧資料」も配布中です!
【Googleディスプレイ広告】GDNターゲティング方法一覧

4.GDNとYDAの2つの違い

ここからはGDNとYahoo!広告ディスプレイ広告(YDA)の違いを解説していきます。

YDAについて完全解説した記事はこちら!⇩
【2023年最新版】YDA(旧YDN)とは?GDNとの違いや特徴、YDNから変更点を徹底解説!

配信面の違い

GDN YDA
配信面 ライブドアブログ・教えてgoo・食べログ・ピクシブ ・YouTubeなど Yahoo!ニュース、Yahoo!オークションなどYahoo! JAPANのコンテンツ

GDNは個人ブログから上記のようなメディアに配信されます。対してはYDAはYahoo!JAPANのコンテンツに配信されます。

配信面の詳細が知りたい方はGDN・YDNの掲載面の違いや特徴とは?の記事をご覧ください。

ターゲティングの違い

YDAとGDNのターゲティングは一致しておらず、微妙に異なります!
同じターゲティングもありますが、YDAではなかったり、GDNではなかったりということがあります。

例えばYDAではサーチターゲティングと呼ばれる「特定のキーワードを検索したユーザーに広告配信する」ターゲティングがありますが、GDNではこのターゲティングが使えません。

「同じターゲティングでGoogleとYahoo!に両方広告を出そう!」と思っても、実は各媒体独自のターゲティング方法だったりすることもありますのでご注意ください。

ターゲティングについては、細かく書いた記事があるので、ぜひ御覧ください!
今だけ限定で、「ターゲティング一覧資料」も配布中なので、ぜひ手に入れてくださいね!

【最新版】YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)広告のターゲティング方法について解説!
https://quartet-communications.com/info/listing/technique/61194

【最新版】GDN(Googleディスプレイ広告)広告のターゲティング方法について解説!
https://quartet-communications.com/info/listing/technique/59390

5.GDNの弊社の費用相場は15万円

中小企業や個人事業主の顧客が多い弊社の相場ですが、GDNの弊社の費用相場は15万円です。
大々的に認知で利用するとなると、数百万単位で予算が必要なケースも多いですが、リマーケティングだけを活用するなど、配信手法を絞れば安価で実施することも可能です。

その他Google広告の費用を詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
Google広告(リスティング広告)の料金相場をご紹介!弊社の平均広告費は30万円

6.GDNで配信できるバナーサイズ

GDNで配信できるバナーサイズは下記表の通りです。YDAと比べるとGDNのほうが対応サイズが多いです。通常バナーを配信する場合はできるだけ多くのサイズを用意しておきましょう。多ければ多いほど広告表示機会が増加します。

レスポンシブ広告バナー

レスポンシブ広告 GDN YDA(旧YDN)
横長画像 1200×628
スクエア画像 300×300
ロゴ画像 180×180
注意点 画像内の文字割合は、20%程度に留めるか、なしが推奨
※文字で訴求するバナーの場合は仕方ないので、審査トライしましょう

通常バナー

バナー一覧 GDN YDA(旧YDN)
サイズ(横×縦)px PC・タブレット スマホ PC・タブレット スマホ
120×600
160×600
200×200
240×400
250×250
250×360
300×1050
300×250
(600×500)
300×50
300×600
320×100
(640×200)
320×50
(640×100)
336×280
468×60
580×400
728×90
930×180
970×250
970×90
980×120
ファイルサイズ 150 KB 3 MB
ファイル形式 GIF、JPG、PNG

詳細は下記をご覧ください。
【リスティング広告】2020年度版!バナーサイズまとめ

7.弊社のGDN広告の配信事例

弊社で運用した実際の成功事例をご紹介します!

今回ご紹介するのは、とある「注文住宅」の企業様の事例です。

まずはディスプレイ広告で注文住宅に関心のあるユーザーをターゲティングして、モデルハウスの⾒学イベント来場を促進。次に検索広告で顕在キーワード「住宅 エリア」をメインで配信しつつ、新築⼀戸建てを求めていない語句(中古、マンションなど)を除外した結果、多くの資料請求と問い合わせを獲得しました。

今回の事例のように、検索連動型広告と組み合わせることで非常に大きな効果を生む事例が多いです!
ぜひ運用する際は、ディスプレイ広告と検索連動型広告のあわせ技で、多くのコンバージョンを獲得しましょう!

GDN広告の運用事例

これ以外にも、弊社には成功事例がたくさんあります!
もし興味がある方は、以下のリンクより無料でダウンロードしてください!⇩
https://lp.quartet-communications.com/white-paper/listing_case_study

8.知っ得ポイント!:ディスプレイ広告でも、ユーザーの心理や行動をイメージして配信すべし!

今回は、ディスプレイ広告で成果に繋がった事例をご紹介します。
※細かいデータによる本気の分析・考察記事というよりは、イメージが大事というお話です

案件概要

まずは、どんな案件かをご紹介します。

業種:派遣従業員の求人
配信手法:Google検索/Googleディスプレイ(リマーケティング・コンテンツターゲット)
CVポイント:求人への応募

この条件だけみると、検索が最強。ついでリマーケティング、コンテンツターゲットの順で期待出来るだろうな・・・というのが普通の感想かと思います。

今回一般的なイメージと異なるのは「検索ではなくディスプレイで結果が出ている」という点。そこのキーポイントは「ユーザーはどんな時にどうアクションするか」だったと思います。ターゲットと噛み合うと、ここまで成果に繋がるのか、というのを改めて実感しました。

配信結果

以下が配信結果です。

GDN
検索比較で、CV獲得数&CPA面で見事にディスプレイが勝利!これはすごい。
検索クエリは「指名×地域」などで、ほぼ無駄はない状況です。検索のCPAが高いのは、求人業界では周知の事実であるCPCが高い事が要因。

CPC差はだいたい約5~10倍程度、そのため検索も悪いわけではありません。CVR自体は、指名中心であることもあり、やはり検索が勝りますね。

ディスプレイの中ではどうか

前述のとおり、リマーケティングとコンテンツターゲットで考えたとき、一般的に期待値が高いイメージがあるのは、リマーケティングのほうかと思います。今回の結果はこちら。

GDN
リマーケティングよりも、全てのパフォーマンスでコンテンツターゲットが上回る結果に!
CVRに至っては、検索クラスでした!成功した要因はなぜなのか・・・。
ユーザー心理を踏まえて簡単に考えてみました。

なぜ成功したのか・・?

今回の事例で、最も輝いたのはコンテンツターゲット。以下の流れで調査しました。

  1. コンテンツターゲットのCVプレースメントを調査
  2. プレースメントによるユーザーの閲覧状況を想定
  3. ターゲットのアクションまでの流れを想定

まず1の結果、実はCVプレースメントでYoutubeが全体の7割強と非常に多い結果でした。

※あくまでCVポイントが応募であるため、誤送信等は起きにくいという前提です

2にて、どう動画と繋がるのか?という疑問が湧いたためYoutubeで派遣関連の動画を調査。
すると、あるユーザー(所謂Youtuber)が、実際に派遣従業員で体験した出来事を語る動画を発見。

チャンネル登録者数もなかなか多く、第三者目線で実体験ベースのお話しをしていたのが印象でした。
派遣の良し悪し両面に笑い・シリアス交えて触れていたため、納得感が高いと思います。これなら自分がユーザーの場合、ファンになるだろうと。

今回のお話しの本筋ではないですが、動画の内容もやはりポイントでしょう!!

GDN

※特定を避けるべく、画像がモザイクだらけですがあくまでイメージとして御覧ください。

他にも「子を持つ親御さん、かつ女性」が見るであろう動画でCVがそこそこあったことも特徴。
確かに、働くお母さんの場合でも、派遣は時間の自由が効きやすくライフスタイルに合う可能性も高いと思われ、ここも連動しているなぁと感じた次第でした。

※検索のクエリにも女性が派遣を探しているであろうクエリも存在

どんなときに、どんなアクションをしたのか

まず事前のイメージとしては、生活を想定するとデバイスとしてはスマホが大半かつ、派遣従業員に関連性が高いコンテンツを見ているときにはアクションが起きやすいだろう、というものでした。結果として最有効が動画だったことは驚きでしたが・・・

上記流れの3にあたるところですが、主要CVと想定される上述のYoutuber動画パターンで推測。恐らく、以下のようなイメージなのでしょう。

GDN
派遣に興味はあるが、まだ体験したことが無いユーザーや、現職は派遣だが、何らかの理由で別の派遣先を考えているケースなど、求人誌のデータ的な情報だけでは不安になる場合も多そう。=ナマの声がある動画をみたくなるタイミングもそれなりに生まれそうです。

転職なので検討期間もあるでしょうし、目的に早く到達したいときには邪魔にも感じる可能性があるディスプレイ広告ですが、こういうシーンであれば活きるのも納得です。
就職・転職に向け色々な不安をもっているユーザーだからこそ、リアルな声を求めている、と。

これならYoutubeでの接触をキッカケに求人応募のCVに繋がっても、何ら不自然ではないですね。
料理レシピサイトにお料理関連グッズの広告を出すと当たるイメージが湧くのと変わりませんね。

過去この発想はなかったですが、今やYoutuberをも参考に出来る時代。
ユーザーの実行動をイメージしてみて、それに絡むコンテンツを設定、配信するのは有効ですね。

9.まとめ

GDNとはGoogle広告で配信できるディスプレイ広告のことです
。ディスプレイ広告はYahoo!広告ディスプレイ広告(YDA)でも配信できますが、GDNのほうが可能なターゲティングが多く配信面が広い特徴があります。

YDAかGDNどちらで配信すべきか迷っている方は、基本的にGDNがおすすめです。
GDNは多機能で細かい調整が可能なので、ターゲティングで困ることはYDAと比較して少ないです。

ぜひGDN(Googleディスプレイ広告)を使いこなして、自社の製品やサービスのアピールをしましょう!

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

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