【2024年最新版】Salesforce(セールスフォース)の価格や機能について解説

Salesforceの価格と機能
  • Salesforceを導入したいけど詳しい費用がわからない
  • Salesforceの機能と合わせて価格が知りたい
  • どのランクが必要なのかわからない

という方にはぴったりの内容になっています!

今回はSalesforceでメインの製品を中心に価格を紹介します。

結論、Salesforceの製品は、一番安くて3,000円~利用できます。
サービスを使うに当たり初期費用はかかりませんが、多くの企業では自社の業務内容に合わせてカスタマイズします。


社内にカスタマイズができる担当者がいれば、外部費用はかかりませんが、外部に依頼する場合は、別途構築費用がかかります。構築費用については各社によって大きく変わるため、本記事では説明を省きます。

目次

Salesforce(セールスフォース)の価格と機能

今回はメインの製品である、以下の価格と機能を紹介します。

①Sales Cloud
②Service Cloud
③Marketing Cloud
④Account Engagement
(旧:Pardot)
⑤Lightning Platform

大切なのは「高い値段の機能を購入すればいい」というものではありません。
Salesforceの製品は機能が充実しているので、自社に合った機能を検討して導入しましょう。

①Sales Cloud

Sales Cloudとは、一言で言えば「営業支援に特化した機能」を搭載したサービスです。

顧客管理(CRM)と営業支援(SFA)がセットになった製品で、売上予測や見込み客管理など、営業活動を効率化することが目的となっています。

「エディション」と呼ばれるランクが存在し、「Starter 」「Professional」「Enterprise」「Unlimited」があり、利用できる機能と料金はエディションによって異なります。
1ユーザーの月額利用料(全て税別)は「Starter 3,000円」「Professional 9,600円」「Enterprise 19,800円」「Unlimited 39,600円」です。

以下に、月額の料金を表にまとめています。

StarterProfessionalEnterpriseUnlimitedEinstein 1 Service
3,000円/月9,600円/月19,800円/月39,600円/月60,000円/月 New
※価格は全て税別となります

おすすめのエディションとしては「Enterprise」で、殆どの必要な機能が詰まっています。
初めて導入する場合は、Enterpriseのエディションで試すのが最もいいです。

②Service Cloud

Service Cloudとは、一言で言えば「カスタマーサービスに特化した機能」を搭載したサービスです。

「CS」と呼ばれる、顧客満足度向上のために部署で活用することが多く、お問い合わせ管理などを効率化することが主目的です。
メール機能だけでなく、モバイルメッセージやWebチャット、SNSなどの窓口に寄せられた問い合わせを管理できるなど、非常に高機能です。

こちらもエディションで料金が変わっており、「Starter」「Professional」「Enterprise」「Unlimited」「Unlimited+」があります。
1ユーザーの月額利用料は「Starter 3,000円」「Professional 9,600円」「Enterprise 19,800円」「Unlimited 39,600円」「Unlimited+60,000円」です。(すべて税別)

StarterProfessionalEnterpriseUnlimitedEinstein 1 Service
3,000円/月9,600円/月19,800円/月39,600円/月60,000円/月 New
※価格は全て税別となります

おすすめなエディションとしては、同じく「Enterprise 19,800円」で、このエディションに主な機能が詰まっています。
もしそれ以上の機能が必要であれば「Unlimited」がおすすめですが、しばらくは「Enterprise」で運用して、どうしても必要な機能があればエディションを上げるのをおすすめします。

Account Engagementは、一言で言えば「BtoB向けの、マーケティングを自動化するためのツール」です。
先程紹介した「Marketing Cloud」と比較されることが多く、主にBtoBの企業で使われるツールです。

③Account Engagement(旧Pardot)

機能としては、見込み顧客がサイトでどういう動きをしているかの分析や、顧客ごとにどういう検討段階にあるかをAIでスコアリングする機能、シナリオに沿ったマーケティング施策の自動化などの機能があります。

BtoB企業、つまり営業マンが直接ナーチャリングをかける「商談型ビジネス」に向いており、冒頭で紹介した「Sales Cloud」とセットで利用する企業が多いです。

こちらはエディションごとに明確に機能が決まっているので、以下の表を参考にしてください。

GrowthPlusAdvancedPremium
料金(税抜)150,000円/月330,000円/月528,000円/月1,800,000円/月
プロスペクト数10,000件/年10,000件/年10,000件/年75,000件/年
メール送付数無制限無制限無制限無制限
競合企業のモニタリング10社25社100社100社
ランディングページ50無制限無制限無制限
フォーム50無制限無制限無制限
SEOキーワードのモニタリング100個250個1,000個1,000個
自動化のルール数50100150150
独自ドメイン表(サブドメイン含む)3101010
Einstein無し無し有り有り
マーケティングデータ共有無し無し有り有り
B2B Marketing Analytics無し5ライセンス5ライセンス5ライセンス
※価格は全て税別となります

ポイントとしては「Einstein」や「マーケティングデータ共有」の部分で、リードを獲得したあとに、どの優先順位で商談化するかや、リードの選定に欠かせない機能です。
Account Engagementを最大限活用するのであれば、「Advanced」以上の料金プランをおすすめします。

ここまで機能と価格についてまとめました。何度も言いますが、大切なのは「高い値段の機能を購入すればいい」というものではありません!
おすすめのエディションをそれぞれ紹介していますが、中小企業様にとっては、紹介したエディションの機能以下でも問題ない場合も多々ありますので、自社がすでに持っているリード数や、改善したいこと。運用の目的や必要な機能を考え、整理してから選びましょう。

④Lightning Platform

Lightning Platformとは、一言で言えば「アプリケーション開発を加速させるためのプラットフォーム」です。

このプラットフォームを使用することで、コーディングをすることなくアプリケーション開発や、複雑なカスタムアプリケーションの構築が可能になります。
特に、Salesforceとシームレスに統合できる点が大きな特徴であり、企業のニーズに合わせた柔軟なアプリケーションを迅速に展開することができます。

Lightning Platformの料金プランは、「Platform Starter」と「Platform Plus」の2つがあり、利用する機能に応じて選択することができます。
月額利用料(すべて税別)は、「Platform Starter 4,000円」、「Platform Plus 12,000円」です。

1ユーザーの月額利用料は以下の通りです。(すべて税別)

Platform PlusPlatform Plus
3,000円/月12,000円/月
※価格は全て税別となります

「Platform Plus」では、「Platform Starter」で提供される基本機能に加え、より高度なアプリケーション管理や開発者向けのツールが含まれています。
全体としては「Platform Plus」を利用されている企業が多いですが、初めて導入する場合には、まず「Platform Starter」で試し、必要に応じて「Platform Plus」にアップグレードすることをおすすめします。

⑤Marketing Cloud

Marketing Cloudを一言で言えば「BtoC向けの、マーケティングを自動化するためのツール」です。
もちろん、BtoBでも利用できるツールですが、BtoBで利用するなら次に紹介する「Account Engagement」がおすすめです。

主な機能としては、E-コマースとの連携や顧客の活動に応じたコンテンツを表示、モバイルやソーシャル対応機能などがあるので、比較的安価な商品を扱い、顧客数が数万~数百万という膨大な数を対象にする場合に力を発揮する企業。もっと言えば、直接営業マンがナーチャリングをかけない「集客型ビジネス」に向いています。

こちらの料金については、個別見積もりとなっており、企業によってバラバラです。
詳しい価格に関しては一度問い合わせる必要があります。

Salesforceの利用がおすすめな企業とは

これは明確なものが一つあって、「旧態依然とした営業活動をしている企業」といえます。

営業活動をしていても「エース級」の営業マンに頼り切ってしまっている。
・マーケティングと営業部でやることが明確化されていない。
・リード獲得やナーチャリングを感覚で行っている。
・名刺を営業マンごとにアナログ管理している。

などなど、旧態依然とした営業活動を行っている企業様にとっては最適なツールです。

特に中小企業様では、リード獲得やナーチャリングのためのリソースも足りないと思うので、MAツールを活用して、効率的な営業活動を進めましょう。

ただし、何度も言いますが、Salesforceの製品は非常に機能が充実しています。
それ故、そもそものリード数が少ない企業や、ツールを使う部署や人材がいない。など、リソースがない場合はまさに「宝の持ち腐れ」になるので、導入はしないことをおすすめします!

自社の状況をよく鑑みた上で、導入を検討しましょう!

まとめ

今回の内容を簡単にまとめると以下のようになります。

①Salesforceのプランごとの料金と機能:大きく5種類ありそれぞれ自社に合わせたプラン選定が必要
②Salesforceの利用がおすすめな企業:旧態依然とした営業活動をしている企業

以上になります。

様々な機能がありますが、高いプランを導入すればいいというわけではありません。企業によっては、高いプランを入れることで逆にコストパフォーマンスが悪くなる場合があります。

必ず自社の状態をよく分析し、他のMAツールの機能と比較しながら、自社にあったツールを導入しましょう。

最後に、手前味噌になりますが、弊社ではこれまでに中小企業様をメインに、1,000業種以上の集客実績がございます!

今回ご紹介したMAツールはもちろん、企業ごとに合ったツールの導入や、集客の支援などを一気通貫で、専門のマーケターが行っております。

「導入したけど自社のリソースがさけない」「導入にあたって失敗したくない」
という企業様はぜひ、弊社までご連絡ください!
貴社のお力になれば幸いです。

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