こんにちは大村です。あっという間に年末ですね。
本日は一年の振り返りという意味でGoogle広告の新機能をまとめさせていただきました。
※全てを網羅すると膨大な量になってしまいますので、一部主な機能を抜粋しております。
2018年のアップデート内容
電話番号表示オプションでCV計測が可能に
電話番号表示オプション経由のトラッキングができるようになりました。タップ数ではなく入電数(通話時間)でコンバージョンを計測できるようになり、より信憑性の高いコンバージョンデータを収集できます。
コンバージョンとしてカウントする場合は、設定した番号ではなく、Google広告側が発行する番号からの架電となり、着信側でも転送電話番号が表示されるためユーザーの電話番号が確認できませんので注意が必要です。
参考過去記事
【Google AdWords】電話CV計測アカウントに朗報!電話番号表示オプションでCV計測ができるようになりました。
リニューアル版管理画面への完全移行
UIが大きく変更され、移行直後は操作や設定にあたふたしていたのを覚えています。
主な変更、導入機能は下記の通りです。
概要ページ
予算の進捗状況、新しいクエリ、キャンペーン毎のパフォーマンス、デバイス毎のパフォーマンスなどを概要ページからひと目で確認できるようになりました。
最適化案ページ
最適化スコアが導入され、アカウントの設定がどの程度最適化されているかを示す推定値も確認できるようになりました。提案に役立つ情報等はこのページから選出できます。
メモ機能
これまでは外部ドキュメントや外部ツールなどで管理していたものがメモ機能の実装により1箇所(管理画面上)で簡単に確認できるようになりました。何があったかを後から簡単に確認できるので、イベントが発生した経緯を把握しやすくなりました。
コンバージョンタグの変更
グローバルサイトタグ、イベントスニペットタグが導入されました。新コンバージョンタグはITP対策にもなりますので未実装の方は再度確認しておきまししょう。
参考過去記事
【Google AdWords】リニューアル版のコンバージョンタグを使いこなそう!
皆さんは使っていますか?Google 広告【メモ機能】
【Google AdWords】リニューアル版管理画面、ここが気になる
【Google AdWords】リニューアル版管理画面の変更点
【Google AdWords】AdWords UI リニューアル版を試してみた
新課金方式コンバージョンに対するお支払い
スマートディスプレイキャンペーン限定でコンバージョンが発生する度に費用が発生する「コンバージョンに対するお支払い」の設定が可能になりました。コンバージョン発生時のみ課金されるため、保守的な予算投下が可能になります。課金される金額は目標コンバージョン単価の設定金額に基づきます。
スマートディスプレイキャンペーンは、過去30日間で検索ネットワークで100件以上、または、ディスプレイネットワークで50件以上のコンバージョンが発生している必要があるため、使用ハードルはかなり高いですが、導入してみる価値はありそうです。
レスポンシブディスプレイ広告/レスポンシブ検索広告
レスポンシブディスプレイ広告
複数のアセットをアップロードすることでGoogleの機械学習モデルにより、配信結果に基づいた最適なアセットの組み合わせを決めて配信されます。配信先の広告枠に合わせてサイズ・表示形式・フォーマットが自動的に調整されます。様々な枠に幅広く配信することが可能でディスプレイ広告のリーチを最大化することができます。
レスポンシブ検索広告
レスポンシブディスプレイ広告と同様に、複数の広告見出しと説明文(アセット)を入力すると、動的に様々な組み合わせがテストされ、どの組み合わせが最も高い成果が得られるかを学習し、一人一人のユーザーに合わせて自動的に広告文の量やメッセージが調整される広告です。
こちらはまだベータ版となっておりますので、各広告グループに最低でも1つの拡張テキスト広告を残す必要があるので注意が必要です。
参考過去記事
【Google広告】レスポンシブディスプレイ広告とは?
【Google広告】レスポンシブ検索広告(ベータ版)が日本でも利用可能に
最後に
振り返ってみると、多くの機能改善やローンチがありました。
未導入の新機能ございましたら、早速実装してみてはいかがでしょうか。
2019年も新情報の取りこぼしがないよう気を引きしめていきます。