電話番号表示オプションでCV(広告経由の通話数)の計測ができるのをご存知でしょうか?
AdWordsの新機能にもAdWords公式ブログにもなぜか記載されておらず、管理画面を操作している際に機能追加されていることに気付きました。
サポートセンターに確認したところ、2018年1月下旬に実装された新しい機能なので、今回ご紹介します。
設定方法
設定は簡単で電話番号表示オプションの設定項目内で設定した後に、コンバージョンアクションの設定をして完了です。
電話番号表示オプションでの設定
設定項目内の「call reporting」を有効にすることで、広告経由の通話数をトラッキングするコンバージョンアクションが自動作成されます。
※2018年1月下旬以前に設定された電話番号表示オプションに関してはデフォルトで「オフ」に設定されています。
また「通話コンバージョンのレポート」で「通話を通話コンバージョンとしてカウントする」にチェックをいれることで「コンバージョン」の項目に計測がされます。
コンバージョンアクションでの設定
コンバージョンアクションの設定画面にいくと「広告経由の通話数」という項目が自動作成されています。
設定項目は通常のコンバージョンの項目と同じですが「通話時間」という項目が追加されています。
これは電話が繋がってから何秒以上をコンバージョンとして計測するかの設定になります。
電話広告表示オプションのCV計測のメリット・デメリット
メリット
メリットは電話番号表示オプションのトラッキングができるようになり、更にタップではなく通話時間でコンバージョンを計測できるので信憑性が高くなります。
デメリット
広告に表示される電話番号は設定した電話番号ですが、番号をタップすると
AdWords専用転送電話番号が表示され架電となり、着信側でも転送電話番号が表示されるためユーザーの電話番号が確認できません。そのため、番号を聞き忘れた場合は折り返しができなくなります。
ユーザー側もリダイヤル時に転送番号にかけることになるため転送番号の割当が変わると、繋がらなくなったり違う会社に繋がったりする可能性があります。
※どの程度の頻度で変更・再割り当てされるかについては公開されていないとのことなので、実施の際は電話番号の口頭確認を行うのが良いと思います。
まとめ
サイト内の電話発信ボタンをCV計測しているアカウントでしたら、同じ電話発信の計測となるのでスムーズに導入ができると考えます。
広告上の電話番号から発信するユーザーも多く、これまで計測できていなかった信憑性の高い電話からのコンバージョンとなるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。