本日はレスポンシブ検索広告についてです。ついに、レスポンシブ検索広告(ベータ版)が日本国内でも一部のアカウントを対象にローンチされました。今後は全アカウントに反映されていくようです。
早速配信する機会がありましたのでご紹介致します。
レスポンシブ検索広告とは
レスポンシブ検索広告とは一人一人のユーザーに合わせて自動的に広告文の量やメッセージが調整される広告です。複数の広告見出しと説明文(アセット)を入力すると、動的に様々な組み合わせがテストされ、どの組み合わせが最も高い成果が得られるかを学習します。
詳しい仕様については弊社過去記事にもご紹介させていただきましたので割愛させていただきます。
推奨設定のご紹介
Google社が推奨している設定は下記の通りです。(2018年11月現在)
最低でも5つの広告見出しを追加(最大15個)同じフレーズ・似たフレーズは控える
似通った見出しを入力すると、広告の組み合わせを生成するシステムの機能が制限されます。
最低でも2つの説明文を追加(最大4つ)同じフレーズ・似たフレーズは控える
上と同理由で似たフレーズは避けましょう。
1広告グループに付き、まずは1つのレスポンシブ検索広告を追加
1広告グループにつき、最大3つまで追加可能です。
各広告グループに最低でも1つの拡張テキスト広告を残す
ベータ版の段階ではレスポンシブ検索広告を表示できない広告枠があるためです
まずは表示回数が豊富な、指名系以外のキャンペーンで試す
まずはボリュームの多いキャンペーンで試し、パフォーマンスに応じてすべてのキャンペーンに適応 or 拡張テキストに戻すなどの措置をとりましょう。
特に、「広告見出し」「説明文」に関しては、似通ったフレーズを入力すると機能自体がうまく動作しなくなってしまうようなので、入稿規定を十分に確認しレスポンシブ検索広告の機能を最大限に発揮させたいところです。
実際にレスポンシブ検索広告(ベータ版)を配信してみた
数値結果
拡張テキスト広告とレスポンシブ検索広告の掲載結果を比較してみました。
同広告グループ内・同期間配信の拡張テキスト広告とのクリック率の比較です。
結果、レスポンシブ検索広告のほうが、ユーザーからの反応は良さそうです。
やはりユーザーに合わせて自動的に広告の文の長さ、内容を調整するGoogleのAutomationは強いですね。
パフォーマンスの確認方法
アセット毎のパフォーマンス
アセット毎のパフォーマンスは現段階では表示回数のみ確認できるようです。レスポンシブディスプレイ広告のような、アセット毎にの良し悪し表示してくれる機能は確認できませんでした。
広告の効力(Ad Strength)
また、レスポンシブ検索広告独自の指標「広告の効力(Ad Strength)」は広告単位で確認することができます。
「広告の効力」の項目にマウスオーバーすると、関連性などの観点からレスポンシブ検索広告の改善点を明記してくれます。現状、入稿したレスポンシブ検索広告の評価は「良」となっておりますが、広告見出しを追加することでさらなる改善が図れるとのことです。
場合によっては「クリエイティブ内容をもっとユニークにしましょう」といった提案もあるようです。
実際の組み合わせも確認可能
実際に配信されている組み合わせも下図のように確認ができます。組み合わせ毎のインプレッション数が表示されます。
まとめ
今回はレスポンシブ検索広告の推奨設定、配信結果を主にご紹介させていただきました。
Google広告は数年前と比べ、飛躍的に進化しています。今まで絶対正義だった、「拡張テキスト広告3パターン以上」は、いつの間にかにか古くなり、今後はレスポンシブ検索広告がスタンダードになる日も近いはずです。
いつまでも過去の概念に囚われず新機能はどんどん試してみたいですね。
Google広告 ヘルプページ
レスポンシブ検索広告(ベータ版)について
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