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「自動化?正直よくわからん。」自動化機能をイメージ解説!:スマート自動入札編

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こんにちは。先日音楽フェスに行った際、隣のVVIPデッキでセレブたちがぶちまけたシャンパンが霧状になって私の下まで風で煽られ、「シャンパンを鼻から吸入する」というレア体験をしました。多々良です。

今日は弊社記事でも多く取り上げられている自動化機能(スマート自動入札)について、その仕組をイメージを交えながら解説します。※今回は問い合わせや購入などコンバージョンを計測している前提でのお話となります。

自動化?なにそれ美味しいの?

運用初心者の方であれば「自動化」と聞くと「自動化?よくわかんないから触らないでおこう。。。」とか「広告費が潤沢にある人向けでしょ?」なんて思うかもしれません。私も以前はそうでした。

運用経験者の皆さんは、「自動化?仕組みはよくわからんけど工数削減できて成果伸びるならやるやる!」と思わず飛びついてしまいたくなると思います。しかし、「なんだよ自動化ぜんぜんダメじゃん!やめたやめた!」と手動の調整に戻してしまった経験はありませんか?

実のところ、まだまだ多くの方が自動化について「仕組みはわからないけど媒体がイチオシしてる機能」という認識のまま実装をためらったり、導入に踏み切っているのではないでしょうか。

自動化と言えば「スマート自動入札」

Google広告ヘルプでは、スマート自動入札について以下のように述べています。

スマート自動入札は自動入札戦略の一部で、機械学習を使用して個々のオークションのコンバージョン数やコンバージョン値の最適化を行います。この機能は、「オークションごとの自動入札機能」と呼ばれます。また、端末や地域、時間帯、言語、オペレーティング システムなど、オークション時のさまざまなシグナルが考慮され、すべての検索で状況に応じた処理が行われます。

よくわからないですね!超ざっくり言うと「コンバージョン獲得のために入札単価調整を自動で行う機能」ですが、多くの方がよくわからないのが「機械学習」という部分ではないでしょうか?

機械学習ってなんぞや?

機械学習については様々なウェブサイトで解説されていますが、その名の通り機械(コンピュータ)が学習することを指します。人間は機械に学習の元となるデータを与えることで徐々に学習させてゆきます。逆に言えば、データを与えたり学習出来る環境がなければ、機械は何も学習できません。つまり機械が学習出来る環境づくりが我々運用者の役目なのです。Google広告における”データ”は多岐に渡りますが、ざっくり言うと、コンバージョンに至ったユーザーの検索語句など、アカウント内に蓄積されてゆくパフォーマンスデータのことを指します。(それ以外にも様々な要素を読み取っているようですが、今回は割愛させていただきます。)思考停止で「自動化ボタンポチー」では駄目だということですね。

参考記事
機械学習と最新テクノロジーを用いて、ユーザーのニーズに応える
マーケティングに機械学習を用いる上で理解すべきユーザー行動の変化

スマート自動入札で例えると

Google広告の中でも機械学習は様々な場面で活躍しており、その中の一つとしてスマート自動入札があります。では実際のスマート自動入札における機械が学習出来る環境づくりとは何なのでしょう?例えば暖房器具を使って部屋を温める様子」をイメージしてみてください。仮に部屋の状況と広告アカウントの状況を以下のように当てはめてみます。

  • 目標室温:24℃ (目標CPA)
  • 現在の室温:10℃ (現在のCPA)
  • エアコン台数:1台 (ご予算)
  • エアコン風量設定:自動 (入札戦略)
  • 窓の数:3箇所 (HAGAKURE構成、マイクロコンバージョン、アトリビューション)

さて、この状況で早く目標室温に達するためにはどうすれば良いでしょうか?「エアコン台数(ご予算)を増やす」「窓を閉める(環境を整える)」などで暖房効率を最大化しますよね。どれだけエアコンを可動させても部屋の窓が全開だったら温まらないですし、むしろ寒くなることだってあります。また、エアコンを付けても部屋が温まるにはある程度時間が必要ですよね。同じように、スマート自動入札も学習効率を最大化させることで初めて真っ当に機能してくれます。

実際何をすればいいの?

例えば本記事冒頭の「スマート自動入札やってみたけど悪化したから手動に戻した」というケースについて、以下の項目をチェックしてみてはいかがでしょう?

→窓は閉めていましたか?
・HAGAKURE構成になっている
・マイクロコンバージョンを計測している
・ラストクリック以外のアトリビューションを使用している

→直ぐに暖かくならないからとスイッチを切っていませんか?
・導入直後2週間は学習期間のため、変更をなるべく行わない

ただ自動化に切り替えて終わりではなく、機械学習を理解した上で適した環境づくりをしてあげることで、最大パフォーマンスを発揮させることが重要です。

まとめ

スマート自動入札は楽をするための魔法ではありません。媒体社のたゆまぬ努力により、学習期間は以前より短くなりつつありますし、精度も日々向上しています。きちんと理解・準備をしてから導入し、自動化機能を最大限活用しましょう。

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