リスティング広告を配信するまでには様々な工程があります。
私はこれまで100アカウント以上配信をしてきたこともあって、どんな工程があって何をしないといけないかわかりますが、はじめての方であれば見当もつかないのではないかと思います。
おそらくあなたもリスティング広告を配信したいけど、やり方がわからず悩んでいるのではないでしょうか?
結論、リスティング広告は下記7つ工程を踏むことで始められます。
配信するだけであれば省ける工程もありますが、問い合わせや商品購入などの成果のことを考えるとこれら工程が必要だと考えています。
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【2023年最新版】リスティング広告とは?特徴や利用すべき状況などを解説
1.リスティング広告のやり方手順の全体像と配信に必要なもの
繰り返しになりますが、リスティング広告は上記の手順で配信できます。
はじめに重要なことをお伝えすると、リスティング広告で成果に繋げるためには思考に手を抜かないことです。配信までの工程は作業と思考に分かれますが、成果獲得に大きく起因するのは思考です。早く配信したい方もいるかと思いますが、思考する工程を飛ばさず進めてください。
なお配信するにはパソコン、広告をクリックした後に移動するWebページ、広告費が必要です。予め用意しておきましょう。それでは次から1つずつ工程を説明していきます。
1-1. アカウントを開設する
はじめにリスティング広告のアカウントを開設します。Yahoo!広告とGoogle広告の2種類がありますので、希望のアカウントを開設しましょう。かなりざっくりですが、女性を狙う場合はYahoo!広告、男性を狙う場合はGoogle広告がおすすめです。
両方開設してもOKですが、やる作業が多くなりますので初心者の方は、まずはどちらか1つだけにしたほうがよいでしょう!下記ページをクリックして画面説明に沿って進めてください。

1-2. アカウント構成を考える
次にリスティング広告のアカウント構成を考えます。簡単に説明すると、リスティング広告の設計図を作る作業です。
この工程はとても重要です!なぜならここで的を外れの設計をしてしまうと、配信した後どれだけ細かく調整しても成果に繋がらない恐れがあるからです。時間を確保してしっかり考えて行いましょう!
飛ばしてすぐに入稿作業に移ることもできますが、設定すべきキーワードや構造に不備が発生する可能性が高くなるため、初心者にはおすすめできません。下記2つの順番で進めてください。
①リスティング広告のターゲットユーザーと自社の強みを把握する
リスティング広告で狙うユーザーと自社の強みを文章に起こしましょう。次の工程で設定すべきキーワードや広告文で訴求すべき内容を明確にするため、文章化することをおすすめします。
合わせてリスティング広告での問い合わせや商品購入などの目標を数値で決められるようであれば決めておきましょう。配信開始した後の調整時に役立ちます。
②キャンペーン構成~広告文・キーワードをエクセルに書き起こす
リスティング広告のアカウントはキャンペーン~広告・キーワードを管理する構造になっています。これらをどう設計すればターゲットユーザーに効率よく配信でき、問い合わせや商品購入に繋げられるか考えてエクセルで設計図を作成していきます。
重要なポイントは、①の工程で定義したターゲットが検索するキーワード設定と、自社の強みを盛り込んだ広告文を作成をすることです。ちなみに弊社ではお客様に配信内容を確認していただく目的もあり、設計図を共有して説明しています。
1-3. 入稿する
エクセルに書き起こしたアカウント構成をアカウントに入稿します。まずは管理画面から入稿してみましょう。作業に慣れてきたら手間を省くためにエディターというツールを使うことをおすすめします。下記からエディターをダウンロードしてご利用ください。
1-4. 広告審査が通ったか確認する
入稿したら広告審査が通ったか確認しましょう。設定した広告のリンク先ページや広告文の表現が媒体が定めているルールに反していると、審査落ちして広告配信不可となります。審査が通ったか確認する方法は次の通りです。
Yahoo!広告の審査状況が確認できる箇所
広告タブの審査状況が承認済みになっていれば審査通過しています。落ちている場合は、吹き出しをクリックして審査落ち理由を確認の上、修正しましょう。
Google広告の審査状況が確認できる箇所
Google広告も同じく広告タブのステータス列を確認しましょう。承認済みになっていれば審査通過しています。
1-5. 成果計測タグを設置して計測設定をする
次に問い合わせや商品購入など、リスティング広告経由で発生した成果を確認するために、成果計測タグをWebサイトに設置して計測設定をします。設置方法や計測設定の説明は割愛しますが以下のタグ設置が必要です。
Yahoo!広告の成果計測タグ
- サイトジェネラルタグ
- コンバージョン測定タグ
Google広告の成果計測タグ
- グローバルサイトタグ
- イベントスニペットタグ
1-6. アカウントに広告費を入金をする
成果計測用のタグを設置と計測設定が完了したらアカウントに広告費を入金します。Yahoo!広告は銀行振り込みかクレジットカード。Google広告はクレジットカードまたは請求書支払いが可能です。支払い方法の詳細は下記をご覧ください。
なお必要な予算の求め方はリスティング広告の費用相場と目標達成に必要な適性予算の決め方の記事で解説しています。合わせて見てみてください。
1-7. 配信設定をオンにする
最後にキャンペーン、広告グループ、広告、キーワードの配信設定オンにすれば配信が開始されます!
2.リスティング広告が掲載される場所
まずはじめに、リスティング広告が掲載される場所を紹介します。リスティング広告は下記赤枠のように検索エンジン(Yahoo!、Google)の検索結果に表示されます。「広告」のマークが目印です。
3. リスティング広告の月額予算と費用の仕組み
ここからはリスティング広告の費用について深堀りして解説していきます。
リスティング広告が成果獲得に有効的なことがわかったけど、かかる費用が心配..という方は多いかと思いますので、参考にして頂ければ幸いです。
費用の相場は月額約20万円
運用中の弊社の案件データからお伝えすると、リスティング広告の費用相場は月額20万円です。
いくら予算を用意しようか迷われているのであれば、まず月額20万円からはじめて頂くことをおすすめします!
弊社が「少額案件に強い代理店」と謳っていることも関係はしていますが、月額予算が20万円以下の案件が60%近くを占めている状況です。クライアント総数は数千件に及びますので、絶対値として相当数の運用実績がございます。
ちなみに月額広告費1万円で運用をおまかせ頂いている案件もあるため、必ずしも20万円が必要というわけではありません。あくまでもリスティング広告にかかる費用のアタリをつけるための参考にしてくださいませ。
リスティング広告にかかる費用の詳細は下記記事で解説しています。合わせて確認してみてください。リスティング広告の費用相場と目標達成に必要な適性予算の決め方
4.リスティング広告を配信した後は運用を行いましょう!
これでリスティング広告の配信はスタートしますが、問い合わせや商品購入を獲得するためには配信した後の「運用」が大切です。配信開始しても運用を怠ると成果の獲得には繋がりにくいです。
リスティング広告の運用を細分化すると管理と改善の下記2つのカテゴリに分けられます。運用ですべきことを知りたい方は下記の記事をご覧ください。
5.オーガニック検索(自然検索)とリスティング広告の違い
リスティング広告と似ている上図青枠部分の「オーガニック検索(自然検索)」というものがあります。(「広告」の文字がない場合、オーガニック検索で表示されています)
オーガニック検索はリスティング広告と同じく検索結果に表示されますが、大きな違いはクリックされても課金されないことです。リスティング広告はクリックされる度に課金されますが、オーガニック検索はどれだけクリックされても課金はされません。
ただし、オーガニック検索はリスティング広告と異なり意図的に表示させることは難しく、上位掲載するのに時間もかかります。(SEOという対策が必要です)すぐにWebサイトへアクセスを集めたいのであればリスティング広告の配信をおすすめします。
さいごに. リスティング広告の配信と運用は代理店に任せるのも手
リスティング広告をどうやってはじめたらいいかわからない。運用のやり方がわからないなどのお悩みをお持ちでしたらぜひ弊社までご連絡ください。初期費用完全無料、月額3万円からリスティング広告の運用代行を承ります!