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【Google広告】目標コンバージョン単価(入札戦略)設定後の成功事例と考察

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10月中旬になってググっと寒くなってきました。
風邪やらなんやらと病気しがちな季節ではありますが、体調管理はしっかりしていきましょうね。
娘や息子が風邪ひくため、体調管理がゲキムズの竹内です。こんにちは。

さて、今回は入札戦略の話となります。

入札戦略の設定がそろそろ浸透してきた頃だと思いますが、まだまだ「コンバージョン数の最大化?目標コンバージョン単価?良くわからないから設定が怖い…。」なんていう方も多いと思います。

ちょっと設定してみようかなっと思えるような成功事例がありましたので紹介していきます。

自動入札戦略とは(Google編)

事例の前に…。
まず、自動入札戦略ってそもそもなんだっけ?という方向けに簡単に説明していきます。
※必要ない方は、マウスのホイールを3回転くらいさせて飛ばしてください。

自動入札戦略とは、下記のような7種類の入札戦略を選んで設定ができ、選んだ入札戦略の特性に沿って入札単価の調整を自動で行ってくれる機能です。

  • クリック数の最大化
  • 目標コンバージョン単価
  • 目標広告費用対効果
  • コンバージョン数の最大化
  • コンバージョン値の最大化
  • 目標インプレッションシェア
  • 拡張クリック単価

各入札戦略の詳しい説明に関しては、コチラをご参照くださいませ。

ここでは「なるほど?入札単価を広告グループまたはキーワード毎で設定しなくていいんだ」ぐらいの認識で問題ないです。※拡張クリック単価だけ自動入札設定ではありません。

過去記事一覧

ちなみに、弊社では過去にも入札戦略に関して記事がございますため、こちらもご参照ください。

  1. 【Google広告】「季節性の調整」の入札戦略が登場
  2. 【Google広告】入札戦略を駆使して自動入札を改善してみた
  3. 【Google広告】「キャンペーンの下書きとテスト」でスマート自動入札を検証してみた
  4. 【Google広告】スマート自動入札導入でコンバージョン2倍に?!少額アカウントのスマート自動入札ポイント
  5. 「自動化?正直よくわからん。」自動化機能をイメージ解説!:スマート自動入札編

CV増加・CPA抑制のための入札戦略のおすすめ

Gogole広告がCV増加・CPA抑制で推奨している入札戦略は、「コンバージョン数の最大化」と「目標コンバージョン単価」の2つとなります。

基本的には、コンバージョン数の最大化で設定し十分な情報(CV)が集まったら「目標コンバージョン単価」or「目標広告費用対効果」に切り替えて設定を行うことを推奨しています。

今回の事例は、拡張クリック単価コンバージョン数の最大化 → 目標コンバージョン単価
に切り替えた時の事例となるため入札戦略の上記3点の解説だけさせて頂きます。

※黄色枠で囲まれているのはGoogle広告公式ヘルプページに記載されている内容となります

拡張クリック単価とは

コンバージョンを最大化できるようクリック単価(CPC)が調整される入札戦略です。拡張クリック単価は、目標コンバージョン単価や目標広告費用対効果などのように、個別単価設定とスマート自動入札戦略を組み合わせたものです。ウェブサイトで購入などのコンバージョンにつながる可能性が高い場合は個別に設定した入札単価を引き上げ、可能性が低い場合は入札単価を引き下げます。

広告グループまたはキーワード毎で単価設定ができる唯一の入札戦略です。
Google曰くそのうち消える設定らしいです。

コンバージョン数の最大化とは

「コンバージョン数の最大化」では、キャンペーンの過去の情報や、オークション時の状況を基に、広告が表示されるたびに最適な入札単価が自動的に算出されます。予算を消化しながら最大限のコンバージョン数が得られるよう、これらの入札単価が設定されます。

目標コンバージョン単価とは

目標コンバージョン単価は 指定した目標コンバージョン単価以下でコンバージョンを最大限に獲得できるように入札単価が自動調整されます。高度な機械学習とオークションごとの自動入札機能により、オークションのたびに入札単価が自動的に最適化されます。

という感じで説明があっても「???????????????」な人も多いハズ。

つまりは、コンバージョン数の最大化は過去情報から成果(CV)が取得できそうな検索語句に対して広告を積極的に表示させようとする戦略だけどCPAは度外視するため「あのキーワードは成果とれそう!入札バク上げして順位上げてクリックさせよう!」みたいな感じに動くイメージです。

目標コンバージョン単価は、コンバージョン数の最大化にCPAという制限をつけたイメージです。
※ただ成果(CV)がある程度ないとほぼコンバージョン数の最大化と同じような動きをします。

事例

前置き長くなりましたが、下記が目標コンバージョン単価を設定した結果となります。

  • 黄色枠:2月以前(配信開始が2018年10月頃)が拡張クリック単価
  • 青色枠:コンバージョン数の最大化を実施
  • 赤色枠:目標コンバージョン単価を実施(5月半ば以降ずっと)

4月前とそれ以降のコンバージョン数を比べてみるとCV・CVRの伸び率やCPAの抑制状況がとんでもなく良くなっています。※目標コンバージョン単価は5月途中で設定をしています。

CVポイントはそのまま、配信設定もそのまま(除外は毎月している状況)で「目標コンバージョン単価」を設定した直後にこのような結果になりました。

考察

結論からいうと、配信される検索語句の内容がガラっと変わったです。
※下記内容は、あくまで可能性の一つとなります。

実際のデータだと非常に分かりづらいと思い、下記のような画像を用意しました。
こちらは、検索語句の内容が変化した様子を表す画像となりますが検索語句の内容は(例)として商材とは別の内容を入れております。

目標コンバージョン単価実施前後の1ヶ月データとなります。※実施前1ヶ月、実施後1ヶ月

実施前は「フルーツ通販」の方が配信ボリュームが多い状態でしたが、実施後は逆転しており「りんご通販」の方が配信ボリュームが増え単価が「フルーツ通販」より安いことでクリック数も伸びてCVも増加した様子が見られます。

目標コンバージョン単価は3,000円で設定を行ったため、Googleのシステムが3,000円以内で収めようと最適化した結果、「フルーツ通販」より「りんご通販」の方が可能性が高いとして注力度を変化させたと考えています。

ただ今回は検索語句の変化に注目しましたが、自動入札戦略はユーザー属性・デバイス・地域など様々な過去データ情報も絡んでくるため、上記以外の要因も考えなければなりません。
※こちらも含めた分析をすると量が膨大になるため今回は割愛させて頂きます。

まとめ

入札戦略は、「過去データ」を基準に配信を行うため個人的には最初から設定はせずにマイクロCVなどで成果になりそうなデータを集めつつ本当の成果CVを増やしていってデータを集めてから設定が最善だと考えています。

構築したばかりでも「コンバージョン数の最大化」を設定することがGoogleのおすすめではありますが、状況に応じてその部分は判断しながら最適解を求めていけるよう日々努力していきましょう。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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