【Salesforce】カスタムボタン・リンクの作り方

はじめに

Salesforceで「この操作、もっと簡単にならないかな？」と感じたことはありませんか？
そんな時に役立つのが、カスタムボタンやカスタムリンクの活用です。例えば、外部サイトへのワンクリック遷移や、定型データ入力の簡略化など、工夫次第で日々の操作がグッと効率化されます。

本記事では、初心者の方でも安心して実装できるよう、目的の整理から作成・テスト・配置まで、カスタム要素の基本ステップを実例付きで丁寧に解説します。

手順はこちら

ステップ①：目的を明確にする

まずは「何を簡略化したいのか？」を整理しましょう。

例：
・よく使う外部サイトへの遷移
・定型レコードの作成
・外部ツールとの連携　など

ステップ②：対象オブジェクトと配置場所を選ぶ

作成するリンクやボタンをどのオブジェクトに追加するかを決め、ページレイアウトを編集します。

主な配置場所：
・リストビュー
・レコード詳細ページ
・関連リスト

ステップ③：リンク内容（URLや数式）を作成

主な配置場所：
・動的なリンクにはマージフィールドを使用
　例：{!Account.BillingStreet}
・条件分岐が必要な場合は数式で対応
・外部サイトとの連携はURLパラメータに情報を埋め込む

例：Googleマップリンクの作成

https://www.google.com/maps/search/?api=1&query={!Account.BillingStreet}+{!Account.BillingCity}

ステップ④：ページレイアウトに追加してテスト

作成後は、必ず以下の確認を行いましょう。

・テストユーザーで操作確認
・Lightning Experience／モバイルでの表示確認
・本番環境に反映

実例：Googleマップボタンの作り方

オブジェクト：Account（取引先）を選択

「カスタムボタンまたはリンク」を新規作成

タイプ：詳細ページボタン／URL指定

URLに以下を入力

https://www.google.com/maps/search/?api=1&query={!Account.BillingStreet}+{!Account.BillingCity}

対象ページレイアウトに配置して保存

まとめ

Salesforceのカスタムボタンやリンクは、導入こそシンプルながら、業務効率化のインパクトは非常に大きい機能です。とくに、よく使う外部サービスとの連携や、操作ミスの防止、定型アクションの時短には効果抜群です。

ポイントは、「どの業務を簡略化したいのか」を明確にし、段階的に実装すること。今回紹介したGoogleマップ連携のように、身近なところから始めてみましょう。
小さな改善の積み重ねが、Salesforceの使い勝手を確実にレベルアップさせてくれます。

今回の記事はここまでになります。また次回の記事でお会いしましょう。

関連記事