【Salesforce】メールテンプレートの作成手順
はじめに
メールテンプレートは、Salesforceでのメール送信を効率化するための便利な機能です。
営業活動や顧客サポートなど、さまざまな場面で他の機能と組み合わせて利用されることが多く、業務の効率化に貢献します。
本記事では、新しいメールテンプレートを作成し、Salesforceに登録する手順をわかりやすく解説します。
初心者の方でもすぐに取り組める内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
それでは早速手順を確認してみましょう!
メールテンプレートの作成手順
① Salesforceのメールテンプレート機能にアクセス
画面上部のタブからメールテンプレートを開きます。
上部にタブが存在しない場合には、アプリケーションランチャーで「メールテンプレート」を検索し、選択します。
② 新しいテンプレートを作成
画面右上の「新規メールテンプレート」ボタンをクリックして、新規メールテンプレートを作成画面を開きます。
③ テンプレート情報を入力
- テンプレート名:管理しやすい名前を入力します。
- フォルダー:適切なフォルダーに保存先を設定します。
- 件名と本文:メールのタイトルや内容を入力します。
※本文には差し込み項目の活用しましょう。詳しくはこのあとの見出し「差し込み項目について」を参考にしてみましょう。
差し込み項目を使うことで、テンプレートに個別のデータを自動的に反映させることができますよ。
ここまでで基本的なメールテンプレートの作成は完了となります。
保存ボタンを押して編集を完了しましょう。
Lightningメールテンプレート機能でデザイン性に優れたテンプレートを作成
Lightningメールテンプレートを有効にするための設定
メールテンプレート機能では、下の画像のようにデザイン性のあるテンプレートを作成することもできます。
このようなテンプレートを作成するには、ビルダー機能を有効にする必要があります。
そちらの設定方法については別記事にまとめてあるので、ご興味がある方は確認してみてくださいね。
Lightningメールテンプレートのデザイン調整
Lightningメールテンプレートの機能を有効にした状態で、メールテンプレートの編集画面を開くと、画面右上に【ビルダーで編集】ボタンが表示されるようになります。
ビルダーでの編集画面が開くと、ドラッグ&ドロップで簡単にデザインをカスタマイズできます。
ビルダー機能の利用についても、別記事で触れています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
こちらも編集が完了したら保存バタンをクリックして、テンプレートを保存しましょう。
差し込み項目について
本文の作成時に「差し込み項目」の機能利用について触れました。
ここからはその差し込み項目について説明していきます!
差し込み項目とは?
差し込み項目は、テンプレート内で「動的に変わる内容」を埋め込む機能です。
顧客名や会社名、担当者の情報など、Salesforceのオブジェクトに保存されているデータを自動的に表示できます。
差し込み項目の使用方法
① メール本文を作成する際に、テンプレートエディターの「差し込み項目」ボタンをクリックします。
② 使用したい項目(例:取引先責任者の名前)を選択します。
③ テンプレート内に、{{Recipient.FirstName}}
のようなタグが挿入されます。
④ メール送信時、このタグが実際のデータに置き換わります。
お礼メールの一例ですが、このような形になります。
{{Recipient.FirstName}}様
このたびは弊社サービスをご利用いただき、ありがとうございます。 次回のご利用を心よりお待ちしております。株式会社○○
営業部 {{Sender.Name}}
送信時に、差し込み項目が以下のように自動変換されます:
山田様
このたびは弊社サービスをご利用いただき、ありがとうございます。
次回のご利用を心よりお待ちしております。株式会社○○
営業部 鈴木
差し込み項目についてさらに気になる方は別記事にまとめてあるので、参考にしてみてくださいね。
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まとめ
Salesforceのメールテンプレート機能は、業務効率化に欠かせないツールです。
本記事では、基本的なテンプレートの作成手順やLightningメールテンプレートでのデザインカスタマイズ、さらに差し込み項目を活用する方法を紹介しました。
これらの機能を活用することで、顧客ごとにパーソナライズされたメールを簡単に作成し、効率的なメール配信が可能になります。
また、テンプレートの活用により一貫性のあるメッセージを届けることができ、業務の生産性向上にもつながります。
ぜひ、Salesforceのメールテンプレートを実際に作成し、日々の業務に役立ててみてください。
今回の記事ではメールテンプレートの具体的な作成方法を中心に書いてみました。活用方法が気になる方は別記事をご確認ください。
それではまた次回の記事をお楽しみに!