【Salesforce】リストメール機能の基本と活用法

目次

はじめに

今回の記事では、AccountEngagementを契約していないSalesforce環境でも使用することができるリストメール機能についてご紹介します。

主に営業活動や顧客フォローアップを行う際に活用することができ、複数のターゲットに対して迅速かつ個別化されたコミュニケーションを実現できます。

機能の概要と制限事項をわかりやすくまとめているので、活用を検討しているかたはぜひ参考にしてみてくださいね。

リストメール機能とは?

リストメールは標準オブジェクトに紐づいたデータを利用して、複数の宛先に一括でメールを送信できる機能です。
送信対象をリストビューで絞り込むことで、必要な宛先にのみ配信できる点が特徴です。

この機能を活用することで、営業やマーケティング活動を効率化するためことに役立ちます。

リストメールの活用例

リストメールを具体的に活用できる場面をご紹介します。例えば以下のようなシナリオで役立ちます。

💡地域別のフォローアップ
地域ごとにリストを絞り込み、営業担当者が迅速に連絡する。

💡未対応リードへのリマインド
未対応のリードをリストビューで抽出し、フォローアップメールを一斉送信する。

💡商談後のアンケート配信
成約済み取引先責任者にアンケートメールを送信して、顧客満足度を調査する。

リストメール機能の制限事項

便利なリストメール機能ですが、いくつか心に留めておくべき注意点があります。
ここからは注意点を確認していきましょう。

1日に送信可能な上限に制限がある
1日の送信上限: 5,000通
1回の操作で送信可能な上限: 200通

機能が使用できるオブジェクトに制限がある
リストメールはリード・取引先責任者・キャンペーンメンバーの「メール」項目にメールアドレスが入っているデータのみ利用できる。
カスタムオブジェクトのメールアドレスは対象外である点に注意が必要となる。

添付ファイルの使用不可
メール本文にリンクを挿入できますが、直接ファイルを添付することはできない。

制限事項を踏まえて効果的に機能を活用するには?

リストメールの制限を理解した上で、以下の工夫を取り入れることで、効率的な運用が可能になります。

リストビューの条件を工夫
リストビューの条件を工夫して送信対象を正確に絞り込むことで、無駄な送信を防ぐ。

送信スケジュールの計画
1回あたり200通、1日あたり5,000通という上限を考慮し、複数日に分けて計画的にメールを送信する。

添付ファイルの代替としてリンクを活用
ファイルをクラウドストレージに保存し、メール内にリンクを挿入することで情報を共有する。

その他の方法として、リストメールの制限を超えた大規模なメールマーケティングを実現する場合には、PardotやMarketing Cloudの導入を検討してみるのも良いかもしれません。

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リストメールの詳しい作成方法が知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください!

まとめ

Salesforceのリストメール機能は、標準オブジェクトを活用したシンプルかつ効果的なメール送信ツールです。

制限事項を理解した上で、適切な用途に使用することが求められますが、この機能を活用することで、顧客との迅速なコミュニケーションを実現し、営業活動やカスタマーサポートの効率を大幅に向上させることができます。

リストメールを活用して、顧客との関係をさらに深めてみませんか?
次回もまた、お楽しみに!

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