【Salesforce】重複チェック 概要
Salesforceのリードや取引先、取引先責任者にいつの間にか同一人物のレコードが複数作成されていることって時々ありますよね?
同一のレコードが複数あると、関連するレコードを作成する際に情報が分散してしまうなどの弊害が起こってしまうかもしれません。
今回はそんな状態を避けることができる、重複ルールについてご説明します。
この機能を理解して活用し、データベースの中身を綺麗に保ちましょう。
重複ルールとは?
「レコードが重複していると判別した場合に自動で行われるアクション」を設定する機能のことです。この機能と、「レコードが重複しているかの判別条件」を設定する「一致ルール」を組み合わせることで、レコードの作成時や更新時に重複を防ぐことができます。
- 画面からレコードを作成する際に重複レコードが存在する場合、下記のようなエラーが表示されます。
- データローダを利用してレコードを作成する際に重複レコードが存在する場合、一行目が「ERROR」の列に「Duplicate value found」というエラーメッセージが表示されます。
標準重複ルール
もしデフォルト(標準)で設定されている重複ルールをそのまま利用することができたら、新しく設定する手間が省けますよね?
ここではデフォルト(標準)の重複ルールについて説明します。
デフォルト(標準)で重複チェックが用意されているのは、下記3つのオブジェクトです。
取引先
取引先責任者
リード
それぞれの一致条件は、
取引先(以下のいずれかに一致する場合)
会社名 + 市区郡 (請求先)
会社名 + 町名・番地 (請求先)
会社名 + 郵便番号
会社名 + 電話
Webサイト + 電話
Webサイト + 町名・番地 (請求先)
取引先責任者(以下のいずれかに一致する場合)
姓 + 名 + 役職 + 会社名
姓 + 名 + メール
姓 + 名 + 電話 + 会社名
姓 + 名 + 町名・番地(郵送先)+ 会社名、または郵便番号、または電話
姓 + 名 + 町名・番地(郵送先)+ 役職
姓 + 名 + 役職 + メール
姓 + 名 + 電話
リード(以下のいずれかに一致する場合)
姓 + 名 + 役職 + 会社名
姓 + 名 + メール
姓 + 名 + 電話 + 会社名
姓 + 名 + 町名・番地(郵送先)+ 会社名、または郵便番号、または電話
姓 + 名 + 町名・番地(郵送先)+ 役職
姓 + 名 + 役職 + メール
姓 + 名 + 電話
新規重複ルールを作成する
標準の重複ルールと自社の運用ルールが異なることってよくありますよね?
そんなときには新しく重複ルールを作成してみましょう。
新規重複ルールの作成方法は下のリンクから確認できます。