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【中小企業のためのWebサイト改善術その5】成果を出しみんなが幸せになるためのテキストや写真の考え方

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本シリーズを始めるにあたっての経緯は下記の記事をご覧ください。

【中小企業のためのWebサイト改善術その1】反響を出すために改善すべき3つのページとその具体的な改善策

※本シリーズは主観による部分が大いにありますので、コラムとして読んでいただければ幸いです

過去記事はこちら → Webサイト改善術の過去記事を見る

テキストとか写真とかそれのみでユーザーを説得するんですよ?

過去記事では問い合わせに相当フォーカスしたお話をしてきましたが、今回はテキストや写真の考え方についてのお話です。

ですが、テキストや写真ってものすごく大事です。なぜかって?Webサイトで物を買ってもらうということはあなたの見ず知らずの人をテキストと写真だけで説得する作業なんですよ?大事に決まってますよね。

有名な商品ならテキストも写真も適当で良いかもしれません。ユーザーとしてはとりあえず買えればどこでもいいんですから。ただ本コラムのテーマは中小企業。中小企業はほとんどのケースでそういった商品やサービスを持っていません。なので、テキストと写真で説得する必要がある=つまりテキストと写真って超大事ということです。

それではテキストと写真でのポイントを別々で解説していきます。

テキストの考え方のポイント

例えば中小企業がWebサイト制作会社にWebサイトの制作を発注したとします。そうすると大体の流れとして1-2回のヒアリング取材があり、「あーなるほど、こういう仕組みだったんですね!良い訴求が思いつきました!」「あーそれ知らなかったです!聞いてよかったです!」なんて言ってくれながら知らない知識を補完していきます。熱がありそうな担当者でいい感じですね!

そして「これを元にライターに依頼してSEOに強いテキストを書きますね!あがってきたテキスト見て赤入れしてください!そしたらお手間極力かけずに済むので!」というような話になります。安心ですね!・・・本当にそうでしょうか?

大体がヒアリングした人間とテキストを書く人間は別です。ヒアリング後に外注業者にテキスト作成の仕事を投げるとかいう感じで仕事をするケースが多いです。熱は伝わりません。

さらに、よく考えてみてください。1-2回ヒアリング(実際は1時間の打ち合わせ×2=2時間)しただけでド素人が業界を理解して、業界の状況、この商品の優位性、値段相場、競合にどうやったら勝てるのか、そもそも競合はどこなのか、などすべてを把握し、その商品やサービスを売るためのテキストを作れると思いますか?マーケティング能力や経験値が多い人は別ですが、ほぼ普通の人には無理です。

現実はその会社の紙のパンフレットを「これもらっていいですか?」と言って持って帰り、そのパンフレットの文章をリライトしてWebサイト用のあたりさわりのないテキストを用意する、といったケースが非常に多いのではないでしょうか。(全てのWebサイト制作会社がそうだとは言いませんが・・・)

 じゃあどうすればよいのか?

ベストなのはWebサイトの発注者の社長ご自身でテキストを書くこと、これに限ります。

社長はなぜこのサービスを始めたのか、なぜうちはこのサービスで食っていけているのか、他社と比べてどう違うのか、他社がどのようにPRしているかなどを必ず知っています。それもそのはず、同業の社長から直接聞く機会も多いだろうし、そもそも創業者の場合は独立するにあたってこういったことは自然と調べて、勝てると思ったから独立したのです。分かって当然ですよね。

こういう人が文章を書いたら無敵なんです。自社でずっと運営していて成果が出ているWebサイトの場合、結構な確率で社長が書いていたりします。

もちろんライティングのプロではないので、誤字脱字などもありますし、文章的に素人くさいところも多々あります。しかし、それ以上にテキストの中身自体が的を射ていて、非常に説得力の高い文章になっていることが多いです。

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社長が忙しかったら?

社長がベストですが、社長なので忙しくて無理ということも考えられます。そういった場合でも社長以外の社員さんが書くべきでしょう。

整理すると、テキストを書くべきは、社長>社長以外の社員>>>>Webサイト制作会社ですね。

この順番で、製品や業界への知識や熱が薄れていきます。なので少なくとも社長以外の社員さんには書いて欲しいところですね。

Webサイト制作会社の方に向けて

何も言わずに「テキストは発注側でやってください」と言うと「え?なに面倒だからって客に仕事押し付けるの?」と思われてしまう可能性があります。なので、例えば上記をそのままお伝えして「だからお手間ですけど雛形は用意するのでテキストをご用意いただけませんか?」とお願いしちゃうのはありです。

成果を出すためにはそちらの方が100%良いですし、「ぶっちゃけ1-2回のヒアリングでは僕らがプロ以上の知識を得ることは不可能ですし、ヒアリングしたところでライティングするのは外部業者だったします。なのでできれば社長か従業員さんに書いていただくことが御社のためだと思いますので、お願いできませんか?」とお願いすれば、高確率で協力はいただけると思います。(「協力してくれる」と「書いてくれる」は違うのでまた後述します)

写真の考え方のポイント

いろんなWebサイトを見ていると、「あれ?この写真の人いろんなサイトで見るな」とか思うことありませんか?他にも、お気軽にお電話ください!って言っているバナーの中の電話してい女性がきれいすぎて「絶対この会社の受付じゃないやろ笑」って思ってしまうこともありますよね。いわゆるフリー素材(有料含む、以下有料含むという意味で使用します)です。Webサイト制作会社に依頼するとほとんどのケースでフリー素材が利用されています。

写真の考え方のポイントはフリー素材を使うのを極力やめて、実際の写真を使いましょうということです。

ユーザーもかなりインターネットに慣れてきました。きれいすぎる女性とか、洗練されすぎている写真などは、感覚的にどうせこれフリー素材だろうと思われて、無印象かもしくは少し悪印象になる可能性はあります。少なくともフリー素材を使うという行為だけでプラスに働くことはありません。

であれば、プラスに働くような写真を使おうということです。

プラスに働く写真って?

難しく考えずに、プラスにはたらく写真=実際に撮った写真と思ってください。

電話している女性の画像が使いたいのなら、社内の女性にお願いして撮りましょう。作業中の風景が取りたいのなら作業者の方に協力してもらって実際の写真を撮りましょう。

実際の写真を撮ることで写真のリアリティが増します。写真のリアリティが増すとWebサイトのリアリティが増します。リアリティのない写真なんて情報量ゼロなので、あっても何の意味もありません。実際の写真を使ってリアリティの演出をしましょう。

カメラはスマホのものでOK

今どきスマホのカメラの画質も相当良くなっています。大きなポスターに使う写真ならまだしも、Webサイトの素材に使うレベルの画像ならスマホのカメラで撮ったもので全く問題ありません。

一昔前は良いカメラで撮影しなければいけないので、Webサイト制作会社がデジタル一眼レフカメラを持って撮影をしに行くという事情もあったかと思いますが、今となってはWebサイト発注者自身に撮ってもらうという方が良いかもしれませんよね。

Webサイト発注者自身で撮った方が踏み込んだ撮影ができると思いますし、自身で撮影するので時間を気にせずやり直しなども気にせず何度もやれるというメリットがあります。

Webサイト制作会社の方が撮影を発注者にお願いする場合には、テキストと同じく面倒だから依頼していると思われないようにちゃんと理由を説明して、納得いただくようにしましょう。

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オマケ:動画ってどうだろう?

中小企業にとって動画は業者に依頼するとコスト的に結構きついものがあります。ピンキリですが業者さんを通してそれなりのものを作ろうと思うと少なくとも30万円以上はかかります。(モノによってそれ以下もそれ以上もあることも分かっていますがよくあるケースで的な話です)

そもそもですが、中小企業のWebサイトの動画なんてまともにじっと見てくれるケースはまれです。なぜならあなたのことを知らないし、特に興味もないからです。実際あなたも1ユーザーとして中小企業のWebサイトで動画を見ることってほぼないですよね。30万円かけて1本動画作ってそれが見られないとか結構ショックですが、往々にしてあり得る話です。

とはいえ動画の方が伝わる商品やサービスも多くあると思います。おすすめは写真と同じく、動画もできるだけ自分で作ることです。写真と同じく撮影自体はスマホで構いませんし、編集もスマホアプリで充分だったりします。

そうすればコストを気にせずに何本も動画撮影できますし、Webサイトへの埋め込みもYouTube経由で埋め込むようにすればかなりの方が自分でできますよね。

なぜWebサイト制作会社は、代わりにテキストを書いたり、フリーの写真を使うのか

ここまで読むとWebサイト制作会社は山ほどサイトを作っているのに、なぜテキストや写真などを軽視したような仕事をするのだろうと思われた方もいらっしゃるかもしれません。Webサイト制作会社のみなさま、すみません。ですが、実はこの原因はWebサイトの発注側にあるという側面があります。

Webサイト制作の仕事をしてみると分かりますが、Webサイト制作の仕事は予定通りなかなか進みません、むしろ予定通り進むことなんてレアケースです。なぜでしょうか?

発注者にとってWebサイト制作は本業と比べるとどうしても後回しになるからです。そんな状況で、発注側にテキストや写真を任せっきりにしていると、本業の忙しさのせいで一向にテキストや写真が用意されません。ここが「協力してくれる」と「書いてくれる」の違いです。「おーなるほど!協力します!」と言っていても一向に書いてくれないことは多々あります。Webサイト制作会社もビジネスですので一度発注を受けた仕事は納期通りに進めていこうと思うと、テキストを代わりに書いたり、フリー素材を使ったりして自分たちのコントロールできる部分を増やして納期を守るといった方法に辿り着いたのだと思います。

個人的にこれはWebサイト制作会社としては真っ当な工夫だと思います。なので、このやり方自体を咎める必要はないと思っています。しかし、前述したように中小企業がWebサイトで成果を上げるということを考えると最高のやり方ではないので、Webサイト制作会社も発注側も両者がお互いに寄り添って今までのやり方と変えていくことが重要ではないかと思います。

今回の内容はここまでです。次回は成果を出すために最も必要なコンテンツである値段の出し方について書こうと思います。

【中小企業のためのWebサイト改善術その6】Webサイトで●●を出さないと基本的に売れない、●●とは?

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このシリーズがどこまで続くか分かりませんが、中小企業向けのあまりお金がかからずに即効性のあるWebサイト改善術は、実はまだまだ大量にあります

通常セミナーや講演については費用をいただいて行っておりますが、中小企業のためのWebサイト改善術についてのセミナーであれば、僕が全国どこでも無料で行います。※往復の交通費と宿泊費(適当なビジネスホテルで構いません)だけご負担いただきたいです。

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