こんにちは。先日、十数年ぶりにネットオークションを利用し、ほぼ即決価格の入札で勝ち誇っていたところ、オークション終了間際の怒涛の入札バトルで惨敗してしまった多々良です。
さて今回は、運用者の方なら聞いたことがあるであろう「カウントダウン広告」について、配信を行う機会がございましたのでご紹介したいと思います。
カウントダウン広告とは
広告テキスト内に「セール終了まであと○日」といったタイトルや説明文を表示し、日数などを自動でカウントダウンさせることで期間限定セールや特別なイベントを告知できる機能です。広告を見たユーザーが思わず「急がなきゃ!」と思ってしまうようなアピールが可能になります。
Google広告では「カウントダウン カスタマイザ」、Yahoo!スポンサードサーチでは「カウントダウン関数」と呼びますが、本記事では呼称を統一するため本記事ではGoogle、Yahoo!共に「カウントダウン広告」と呼びたいと思います。
機能の詳細や設定方法については弊社記事でもご紹介しておりますので、そちらをご覧くださいませ。
【Google AdWords】広告カスタマイザを使わず「カウントダウン広告」が作成可能に!
【Yahoo!】アドカスタマイザーの設定方法
案件概要
- 商材: 学習塾
- 配信媒体: Google・Yahoo!
- 配信期間: 20日間
- 配信目的: 期間限定の無料体験授業の予約獲得
普段は入塾の問い合わせや説明会予約を目的として配信していますが、この夏急遽、無料体験授業の開催が決定したため、専用の広告文を作成することに。
特定の日時に向けた短期間の配信ということもあり、カウントダウン広告が有効だと考え今回実施しました。
広告テキストについて
配信した広告の内容は下記のような3パターンです。
使用した記号などに違いはありますが、Google・Yahoo!ともに同じような文面で作成しました。
ちなみに今回広告のローテーションは「最適化」で配信しております。
結果
配信期間が短くデータ量も少ないですが、今回は以下のような結果となりました。Google・Yahoo!ともにカウントダウン広告のクリック率が高く、クリック単価も他のパターンと比べ僅かですが低く抑えられています。
表示回数も、カウントダウン広告が最も多く表示されました。
考察
予想通り、今回の期間限定イベントにはカウントダウン広告での配信が有効だったと言えるでしょう。広告を見たユーザーが思わずクリックしてしまうような訴求力があったと思われます。表示回数の偏りについては、広告ローテーションの最適化やその他内部のシステム的な力が働いて、カウントダウン広告が優先的に表示されたと考えられます。
逆に、焦燥感に駆られて広告をクリックしたものの、リンク先のコンテンツが思っていたものと異なり離脱してしまうユーザーが発生する可能性も考えられます。実施の際にはカウントダウン広告の文面だけでなく受け皿となる広告リンク先の準備も大切になってくるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
その性質上、長期配信による効果検証の機会がほとんど無いカウントダウン広告ですが、短期間でもある程度の効果は見込めそうですね。
期間限定セールなどであれば、こちらの記事のようなプロモーション表示オプションと組み合わせて使用することで、下図のように大きくアピールが出来るかもしれません。
商材は限られますが、限定セールや応募締め切り、お店のオープン告知などの配信を行う際はカウントダウン広告を積極的に使っていきたいですね!