こんにちは。
先日のブログで、後輩が台風・豪雨女だと知って、すごく仲間意識を覚えた住田です。
過去の旅行を思い返してみても、天気が崩れた回数の方が多いんですよね…。
今年の社員旅行、本領発揮しないように寝不足の状態で行く予定です。
さて今回は、最近追加されたYahoo!の新機能「動的検索連動型広告」を配信してみたので、配信の状況や、確認出来る数値項目などお伝え出来ればと思います。まだ長く配信してるわけではなく、大きな調整もしておりませんが、参考になりましたら幸いです。
動的検索連動型広告について、その他の記事もご覧ください。
【Yahoo!プロモーション広告】動的検索連動型広告の提供を開始
【Yahoo!プロモーション広告】動的検索連動型広告の設定方法・注意点まとめ
はじめに
導入背景
今回は、とある通販サイトを運営しているお客様です。GoogleではすでにDSA(動的検索広告)を行っていて、なかなか良い成果を出すことが出来ております。Yahoo!でも同様の機能がリリースされたとのことで、コンバージョン拡大につながるかを検証するため、お試しで導入することになりました。
設定内容
動的検索連動型広告の設定方法の記事でもあるように、ページフィードには配信の対象にしたいページをすべて登録する必要があります。今回は人気ランキング上位の商品をピックアップしてお試し配信を行いました。
配信結果
1週間の配信結果
1週間配信した結果が、以下の通りです。動的検索連動型広告ではコンバージョンは獲得出来ていませんが、一般のキャンペーンと同程度にしっかり表示されているようで、クリック率も2%超えと良い感じです。
動的検索連動型広告の良い点の一つ、クリック単価の抑制もその通りの結果に現れています。具体的な内容は後ほど記載しますが、競合他社が登録していないような検索キーワードに配信出来ているからですね。
調整を続けていけば、コンバージョン獲得も期待出来そうです。
ちなみに
メカニズムが同じかどこに違いがあるのか分からないため、参考程度ですが、GoogleのDSAとの比較が以下の通りです。Yahoo!の動的検索連動型広告の方が、クリック単価が高いですね。ページフィードを数点に絞って配信しているからかもしれません。
次に、実際にどんなキーワードで検索されたのか、確認してみました。
検索キーワードの確認
クリック単価以外に動的検索連動型広告の良い点としてよく挙げられるものの中に、「新たなキーワードの発見」があります。今回はどんなキーワードで検索されたのか、確認してみました。 ちょこちょこ新しいキーワードを集めることが出来ました。新しいキーワードの中には、
- 検索広告では登録していない商品の細かいジャンル系のキーワード
- 商品名の中にある検索ヒット用のキーワードや、具体的なブランドキーワード
例)商品名「商品名A ブランド名B C用 Dで使える 」の中のB・C・D
というようなキーワードが含まれていました。これはグッジョブですね!
また、こちらでは予想していなかった掛け合わせの仕方がされているキーワードや、打ち間違いだと思われるキーワードもしっかり拾っていました。
動的検索連動型広告の配信中に新しく発見したキーワードは、一般キャンペーンに登録し、動的検索連動型広告からは除外。さらに配信を続け、また新しく発見したキーワードがあれば上記の手順を繰り返し、成果の良いキーワードを探していく、というのがお決まりの運用方法だと思うので、もう少し配信期間をとって調整をしていきたいと思います。
配信結果の確認方法
Yahoo!の動的検索連動型広告では、検索キーワードを確認するのにも、ひと手間必要でした。キャンペーン管理のタブ内では検索キーワードは確認が出来ないため、レポートを作成する必要があるようです。
動的検索連動型広告に関するレポートは下記の2種類あります。
- 検索クエリーレポート(動的検索連動型広告)
…動的検索連動型広告が引き当てられた検索クエリー(検索キーワード)別のレポート - ページフィードターゲティングレポート
…動的検索連動型広告が引き当てられたターゲット設定別のレポート
さらに、検索クエリーレポートに追加出来る表示項目は、以下のものがあります。
(表示回数やクリック数などの基本的な項目ももちろんありますが、省略しております。)
- 自動的に生成されたタイトル
- ドメイン
- URL
実際にレポートを生成してみると、以下のような内容でした。
検索キーワードにあわせて、適切な商品名の記載されたタイトルが生成されていて、リンク先もしっかりキーワードに対応した商品のページになっていました。ページフィード数が多くなるとどうなるかはわかりませんが、数が少ない状態ですと精度はしっかりしています。
さらに表示回数などの項目も表示させれば、レポート1つで様々な結果が確認出来ますね。
※自動的に生成されたタイトルの中に、<b></b>のタグが記載されていると思いますが、実際のタイトルに記載されているわけではないのでご安心ください。媒体の仕様上、ユーザーが検索したキーワードに対してヒットしたキーワードは、太字になって広告が表示されるようになっております。レポート生成時に、その情報を読み取っているためタグが記載されております。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まだ配信期間が短く、調整後の動きなども確認が出来ておりませんが、参考になりましたら幸いです。
定番のキーワードを除外したらどうなるのか、ページフィード数を増やしたらどうなるのか、クリック単価は下がるのか、などまだまだ気になるところがいっぱいです。また調整を進めていって、気づいたことがあったら記事にしたいと思います。
Googleより手間がかかる部分はありますが、お客様の配信の新しい可能性を見つける一つの手段にもなるかと思いますので、機会があれば試してみてください!
以上、住田でした。