多くの情報が溢れている現代にあって、自社の商品やサービスをユーザーに知ってもらうこと自体も課題になっています。
競合他社の商品やサービスの中から、ユーザーに認知され購入に至るまでの導線を含めた戦略がコンテンツマーケティングです。
今回は、コンテンツマーケティングの基本的な内容と手順を3段階でご紹介していきます。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、受け手にとって価値のある一貫したコンテンツの制作・発信することに着目した戦略的マーケティングの取り組みのことをいいます。
見込客として明確に定めた読者を引き寄せ、購買を経て、最終的にファンとして定着させることを目指します。
例えば、SNSやオウンドメディアなどで自社商品やサービスについての情報発信を行い、購買や利用を促すことが挙げられます。
コンテンツマーケティングにおける「コンテンツ」とは・・・
世の中に対して発信された、自社の商品やサービスに関連する情報全般のこと |
コンテンツマーケティングの重要性
数多くの情報が溢れている現代において、ユーザーは常日頃から正しい情報を見極めるのに苦労し、情報に対して以前よりも疑い深くなっています。
そのため、企業の一方的な商品やサービスの宣伝も、ユーザーが購買にいたることが難しくなってきています。このような問題を解決できるのがコンテンツマーケティングなのです。
価値あるコンテンツを継続的に発信することで、ユーザーからの信頼を得て関係を構築することが可能になります。
企業がコンテンツマーケティングをうまく活用できれば、これまで以上にユーザーとの関係性を強くでき、コンバージョンアップにもつながるでしょう。
コンテンツマーケティングの手順
コンテンツマーケティングを実施する上で、どんな準備をしていけばよいか、実施手順を以下の3段階で解説していきます。
1.ペルソナの設定
2.カスタマージャーニ-を作成する 3.コンテンツ内容と発信するチャネルの決定 |
ペルソナの設定
戦略を決めるためには、まず、見込客を「特定の個人」で捉えたペルソナ設定していきます。
ペルソナ設定では、実在しているかのように具体的に人物像を絞り込みます。これによりコンテンツマーケティングの戦略がより具体的になってきます。
※ペルソナについては、以下の記事で詳しくご紹介していますのでご参考にしてみてください。
カスタマージャーニ-マップを作成する
ペルソナ設定ができたら、「誰にどのようなコンテンツを届けるか」という導線を設計していきます。そのために有効な手法が「カスタマージャーニーマップ」です。
カスタマージャーニーマップとは、ターゲットとするペルソナがコンバージョン至るまでのプロセスを可視化したものです。
カスタマージャーニーマップで、認知から購入までユーザーがどんな情報を必要としているかが把握しやすくなります。
※カスタマージャーニーについては、以下の記事で詳しくご紹介していますのでご参考にしてみてください。
カスタマージャーニーマップとは?基本的な特徴と作り方について解説
コンテンツ内容と発信するチャネルの決定
カスタマージャーニーマップの作成までできたら、発信するコンテンツの内容を決定していきましょう。
設定したペルソナに対してコンバージョンまで誘導しやすいコンテンツは何かを具体的に決めていきます。
コンテンツが決まったら、どのチャネルで発信すると効果的かを考えます。ここでも設定したペルソナの情報を基準にします。
ブログやSNSなど様々なチャネルの中から、コンテンツの効果を最大化できるものを選択しましょう。
まとめ
今回はコンテンツマーケティングについて解説しました。コンテンツマーケティングはユーザーにとって価値ある情報を発信するのが基本ですが、コンバージョンに結びつく行動を促すことが目的である、ということを根幹において取り組みましょう。