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【Google広告】ブランドを守る。コンテンツの除外機能まとめ

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こんにちは、運用者の多々良(たたら)です。

先日、NHKのクローズアップ現代で「追跡!“フェイク”ネット広告の闇」という特集が放送され、NHK大好きな私はゲームの手を止め画面にかじりついて観ていました。この「ネット広告の闇」はシリーズで放送されており、過去にも注目されました。我々リスティング運用者が普段取り扱っているディスプレイ広告も取り上げられ、アドフラウド問題が多くの人々に認知されたことでしょう。

追跡!“フェイク”ネット広告の闇(2019年1月22日(火)放送)
追跡!ネット広告の“闇”(2018年9月4日(火)放送)

今回は、広告主様のブランドを守るために今すぐ出来ることの1つとして、Google広告の「コンテンツの除外」を詳しくご紹介したいと思います。
以前は「サイトカテゴリオプション」という名前で、弊社過去記事でも紹介しております。ここ1年でアップデートされているため、改めておさらいしましょう。

「コンテンツの除外」機能とは

「コンテンツの除外」機能とは、広告主のブランドに適さない可能性、または広告の配信目的にそぐわない可能性があるカテゴリのウェブサイト、動画、アプリに広告が掲載されないようにする機能です。
ディスプレイネットワークキャンペーンと動画キャンペーンで設定可能な項目などが一部異なります。

大きな注意点として、コンテンツによる除外は可能な限り正確に行われますが、関連するコンテンツがすべて除外されるとは限りません。日々山のように増加する様々なサイトの中から、すべての意図しないコンテンツへの掲載を防げる魔法のような機能ではないのでご注意ください。

ディスプレイネットワークキャンペーン

ディスプレイネットワークキャンペーンで設定可能な項目は以下の通りです。

デリケートなコンテンツ

ブランドに適さない特定のカテゴリのデリケートなコンテンツが含まれるウェブサイト、ページ、動画、アプリを除外できます。

  • 惨事、紛争
    死亡告示、死別関連サービス、暴力、戦争、テロ、デリケートな国際関係などに関するニュース、行方不明者、犯罪記録、火災に関するニュース記事、救急サービスに関するコンテンツ。
  • デリケートな社会問題
    差別とアイデンティティ関連、スキャンダルや調査、生殖に関する権利、銃火器、武器および兵器などに関連するコンテンツ。
  • 冒とく、乱暴な表現
    不敬な言葉などが相当数または多数使用されているコンテンツ。
  • 性的内容の示唆
    挑発的な画像やテキストなどを含むコンテンツ。
  • 刺激的、衝撃的
    煽情的で、嫌悪感を伴い、残酷な内容を含み、衝撃をもたらすコンテンツ。

デジタル コンテンツのラベル

年齢層に基づいて、コンテンツのカテゴリに広告を表示しないよう設定できます。このラベルの仕組みは、PG、PG-13、R などの映画のレーティングに似ています。

ディスプレイ ネットワークや YouTube 上のウェブサイト、ページ、動画、アプリは、Google の分類テクノロジーによって分析され、デジタル コンテンツのラベルが付けられます。ブランド保護のニーズを満たし、関連性の高いコンテンツをターゲットに設定するため、特定のデジタル コンテンツのラベルを除外することができます。

  • DL-G: 一般向けコンテンツ
    家族向けコンテンツ(「DL‑G」を除外すると、「家族向けコンテンツ」も除外されます。)
  • DL-PG: 保護者の判断を要するコンテンツ
  • DL-T: 13 歳以上向けコンテンツ
  • DL-MA: 成人向けコンテンツ
  • ラベルが未設定のコンテンツ

コンテンツタイプ

ゲームやライブ動画ストリームなど、特定のカテゴリのコンテンツに広告を表示しないようにできます。これにより、お客様のニーズに合わないコンテンツやターゲット ユーザーがアクセスすることがないカテゴリのコンテンツを除外できます。

  • ゲーム
    ゲーム内に広告が表示されるオンライン ゲームとモバイル アプリゲーム
  • ライブ配信 YouTube動画
    インターネットを通じてストリーム配信されるライブイベントの動画。
  • 埋め込み動画
    サイト運営者がディスプレイ ネットワーク上で見つけて自分のサイトで公開している動画。
  • スクロールしなければ見えない位置
    ページの中で、ユーザーが下にスクロールしなければ表示されないセクション。
  • ドメインパーキング
    登録済みではあっても未作成のウェブサイトのドメイン。
  • InVideo
    広告が動画プレーヤー内に表示される動画。

動画キャンペーン

動画キャンペーンで利用可能なコンテンツの除外は以下の通りです。
ディスプレイネットワークキャンペーンと内容が重複するコンテンツの詳細は割愛します。

広告枠のタイプ

ブランドやキャンペーンのメッセージに合わないデリケートなコンテンツをまとめて除外することができます。広告枠タイプは次の 3 つから選択可能です。

  • 拡張広告枠
    広告掲載の基準を満たす YouTube や Google の動画パートナーの全動画に広告を表示できます。コメディやドキュメンタリーなどの文脈の下での冒とく的な表現を含む動画や、ビデオゲームの過度の暴力を含む動画も含まれます。
  • 標準広告枠(推奨)
    冒とく的な表現の強度や頻度、慎重に扱うべき事柄などの妥当性が考慮されます。著しく冒とく的な表現、強烈な性描写、露骨な暴力が繰り返されるコンテンツには、広告は表示されません。
    キャンペーン作成時にデフォルトでこのタイプが設定されます。
  • 制限付き広告枠
    不適切な表現や性的表現に関する厳しい要件を満たすコンテンツに限られます。YouTube や Google の動画パートナーで、YouTube の人気のミュージック ビデオやポップなコンテンツに広告が表示されなくなることがあります。

各広告枠タイプで適用されるコンテンツの詳細はこちらのヘルプページをご覧ください。

デジタルコンテンツのラベル

  • DL-G: 一般向けコンテンツ
    家族向けコンテンツ
  • DL-PG: 保護者の判断を要するコンテンツ
  • DL-T: 13 歳以上向けコンテンツ
  • DL-MA: 成人向けコンテンツ
  • ラベルが未設定のコンテンツ

コンテンツタイプ

  • 埋め込み動画
  • ライブストリーミング動画
  • ゲーム

設定方法

ディスプレイネットワークキャンペーン

  1. キャンペーンの設定画面から「コンテンツの除外」を選択
  2. 除外したいコンテンツをチェック。保存するだけで完了です。

動画キャンペーン

「デジタルコンテンツのラベル」と「コンテンツタイプ」はディスプレイネットワークキャンペーンと同じです。

広告枠のタイプ

  1. キャンペーンの設定から「広告枠のタイプ」を選択
  2. 広告主様のブランドに適したタイプを選択。保存すれば完了です。

※上記各キャンペーンの設定は、アカウント単位でも設定可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
また、コンテンツの除外はここ1年でアップデートが行われており、以前設定されていた方も今一度見直してみましょう。ヘルプページも追いついていない部分が多いので、心配な方はデリケートなコンテンツなどはすべてチェックを入れておくと無難です。

弊社過去記事でもアドフラウド問題などを取り上げており、今回の「コンテンツの除外」以外の対策方法も紹介しています。

広告主様も関心が高まってる?ネット広告の闇とは
「アドフラウド問題」について、押さえておきたい基本情報

ただ利益を追求するだけでなく、ブランドセーフティの重要性にもきちんと気を配れるクリーンな運用を心がけましょう。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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