【Salesforce】認定証の種類と認定証選びのヒントを解説!

はじめに
Salesforceは世界中の企業で活用されているCRMプラットフォームです。
そんな便利なSalesforceを利用するにあたり、Salesforce認定証を得ることで、知識やスキルを証明するための重要な機会を得ることができます。
詳しい方ならご存知かもしれませんが、Salesforceに関連する知識やスキルを証明する認定証は複数あります。
どの認定証を選べば良いのか迷う人も多いでしょう。
本記事では、Salesforce認定証の種類と特徴を満足度高く解説し、認定証選びの参考になる情報をお送りします。
なお、本記事の内容は2025年2月時点の情報を元にしています。
Salesforce認定証の種類
認定証の種類
Salesforceの認定証は大きく分けて以下のカテゴリに分類されます。
- 管理者向け:経営者やシステムアドミニストレーター
- 開発者向け:デベロッパーやアプリケーションビルダー
- コンサルタント向け:Salesforceの専門知識を駆使してクライアント支援を行う職種
- アーキテクト向け:大規模システムのデザインやアーキテクト設計
- マーケティング関連:Marketing CloudやPardotに関連する認定証
主要なSalesforce認定証と内容
ここではいくつかの認定証についてご紹介します!
ご自身の業務内容に近いものを探してみてくださいね。
管理者向け認定証
Salesforce 認定アドミニストレーター
・Salesforceの基本設定や管理を行うシステム管理者向けの資格
・権限管理、データ管理、オブジェクト設定などの知識が求められる
Salesforce 認定上級アドミニストレーター
・アドミニストレーター資格の上位版で、より高度な設定や運用のスキルを証明
・レポート・ダッシュボードの高度な活用、ワークフローの最適化、データ管理戦略などが範囲
開発者向け認定証
Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー
・コーディング不要のローコード開発を中心に、Salesforce上でアプリを作成するスキルを証明
・オブジェクトモデル設計、プロセスビルダー、フロー、レポート作成などが試験範囲
Salesforce 認定 Platform デベロッパー
・Salesforceプラットフォーム上での開発スキルを証明する資格
・Apex、Visualforce、Lightningコンポーネントの基礎から応用までを習得
・テストやデプロイ手法を含む高度なプログラミング知識が求められる
コンサルタント向け認定証
Salesforce 認定Sales Cloudコンサルタント
・Sales Cloudを活用した営業支援の専門知識を証明する資格
・商談管理、リード管理、レポート分析、プロセス自動化などが範囲
Salesforce 認定Service Cloudコンサルタント
・Service Cloudを活用したカスタマーサポートの最適化に関する知識を問う
・ケース管理、ナレッジ活用、サービスコンソール、オムニチャネル機能が試験範囲
アーキテクト向け認定証
Salesforce 認定アプリケーションアーキテクト
・アプリ設計の専門知識を持つ技術者向け
・データモデリング、セキュリティ設計、パフォーマンス最適化が試験範囲
Salesforce 認定システムアーキテクト
・システム全体の設計を行うエキスパート向け
・インテグレーション、アイデンティティ管理、ガバナンス設計が試験範囲
マーケティング関連認定証
Salesforce 認定Marketing Cloudメールスペシャリスト
・Marketing Cloudを活用したメールマーケティングの専門知識を問う
・メールキャンペーンの設計、A/Bテスト、コンテンツ管理、パフォーマンス分析が試験範囲
Salesforce 認定Pardotスペシャリスト
・Pardotを活用したB2Bマーケティングオートメーションの知識を証明
・リード管理、エンゲージメントプログラム、スコアリングモデルが試験範囲
今回ご紹介した認定証は一部になります。他の認定資格も知りたい方は公式サイトの情報をご確認ください。
認定証ごとの試験費用と再受験ポリシー
2025年2月1日より、日本におけるSalesforce認定資格の受験料が一部変更されました。
今回紹介した認定資格の新しい受験料をまとめました。
認定証カテゴリ | 認定証名 | 2025年1月31日までの受験料 | 2025年2月1日以降の受験料 |
---|---|---|---|
管理 | Salesforce 認定アドミニストレーター | 20,000円 | 30,000円 |
管理 | Salesforce 認定上級アドミニストレーター | 20,000円 | 30,000円 |
開発 | Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー | 20,000円 | 30,000円 |
開発 | Salesforce 認定 Platform デベロッパー | 20,000円 | 30,000円 |
コンサルタント | Salesforce 認定Service Cloudコンサルタント | 20,000円 | 30,000円 |
コンサルタント | Salesforce 認定Sales Cloudコンサルタント | 20,000円 | 30,000円 |
アーキテクト | Salesforce 認定システムアーキテクト | 40,000円 | 60,000円 |
アーキテクト | Salesforce 認定アプリケーションアーキテクト | 40,000円 | 60,000円 |
マーケティング | Salesforce 認定Pardotスペシャリスト | 20,000円 | 30,000円 |
マーケティング | Salesforce 認定Marketing Cloudメールスペシャリスト | 20,000円 | 30,000円 |
なお、2025年3月3日から「Salesforce認定Agentforceスペシャリスト試験」が導入される予定です。
こちらのSalesforce認定AIスペシャリスト試験(新しいAgentforceスペシャリスト試験)については2025年12月31日まで無料で受験できます。詳細については公式サイトの記載をご確認ください。
再受験ポリシー
- 不合格の場合、最初の再受験は24時間後に可能になる。
- 2回目以降の再受験は14日間の待機期間が必要。
- バージョンアップごとに3回まで再受験が可能である。
Salesforce認定証 学習おすすめ情報
- Trailheadを活用した学習方法:Salesforceの公式学習プラットフォーム。活用することでSalesforceに関する知識を基礎から深いところまで網羅することができる。
- サクセスナビの活用:Salesforce公式の学習ガイドであり、認定試験合格のためのロードマップやリソースが整理されている。試験範囲やおすすめの学習順序が明確になっており、効率的に学習を進めることができる。
🌟その他の方法として、ネット検索で見つけられる過去問や実践問題の活用も有効な手段となります。最適な方法を模索してみましょう。
Salesforce認定証の活用法
Salesforce認定証は単なる資格ではなく、業務の中で直接役立つスキルを証明するものです。以下のように活用できます。
管理者向け資格の活用
・システム設定の最適化を通じて、業務プロセスを改善し、ユーザーの利便性を向上に繋げられる
・権限設定やデータ管理を適切に行い、セキュリティリスクを低減できる
・レポート・ダッシュボードを活用して、経営判断に必要なデータを可視化
開発者向け資格の活用
・ApexやLightningコンポーネントを活用し、業務に合わせたカスタム機能の開発が可能
・フローやプロセスビルダーを活用し、反復作業の自動化を推進
・API連携やデータ統合を行い、他システムとのシームレスな接続を実現できる
コンサルタント向け資格の活用
・顧客の業務課題を分析し、Salesforceを活用した最適なソリューションを提案する
・ユーザートレーニングを実施し、定着化をサポートできる
・ベストプラクティスに基づいた導入・運用戦略を策定
マーケティング関連資格の活用
・Marketing CloudやPardotを活用し、ターゲットに合わせたマーケティング施策を実施
・分析データを基にキャンペーンの改善を行い、ROIの改善が期待できる。
まとめ
Salesforce認定証は、Salesforceの知識やスキルを証明し、キャリアアップや業務効率化に役立つ重要な資格です。
本記事では、認定証の種類や特徴、試験費用、学習方法などをご紹介しました。
管理者・開発者・コンサルタント・アーキテクト・マーケティングといった各分野に応じた認定証が用意されており、ご自身の業務や目標に合わせて選ぶことが大切です。また、Trailheadを活用した学習やサクセスナビの利用により、効率的に試験対策を進めることができます。
Salesforce認定証を取得することで、専門知識を深めるだけでなく、業務の質を向上させ、キャリアの可能性を広げることができます。
ぜひ本記事を参考に、自分に最適な認定証を選び、チャレンジしてみてください。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
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