【AccountEngagement】マーケティングメールの効果をレポートで分析

目次

はじめに

マーケティングメールは、見込み客や顧客とのコミュニケーションを強化する重要な手段です。
しかし、その効果を正確に把握し、次回以降の施策に活かすためには、送信結果を定量的に評価する必要があります。

SalesforceのAccount Engagementレポート機能を活用すれば、メールキャンペーンのパフォーマンスを詳細に分析し、改善案を導き出すことが可能です。

本記事では、Account Engagementレポートを使用してマーケティングメールの結果を確認し、施策の最適化に役立つ情報を得る方法を紹介します。

Account Engagementレポートの概要

Account Engagementのレポート機能は、メールやランディングページなど、さまざまなマーケティングアセットのパフォーマンスを可視化するツールです。
特に「リストメール」に関するレポートでは、以下のような重要な指標を確認できます。

開封率メールがどれだけ多くの人に読まれたかを示す。
クリック率メール内のリンクがどれだけクリックされたかを評価。
バウンス率配信エラーとなったメールの割合を示す。
オプトアウト率メール受信者が配信停止を選択した割合を示す。

これらのデータは、メールキャンペーン全体の効果を測定するうえで欠かせない要素です。

レポートを開くまでのステップ

それでは早速実際にレポートを開いてみましょう。
Account Engagementのレポートでメールの結果を確認するには、以下の手順を行います。


Account Engagementにアクセスし、Account Engagementレポートを開く

Salesforceにログイン後、「Account Engagement」へ移動します。アプリケーションランチャーでAccount Engagementのアプリを検索します。

上部のタブからAccount Engagementレポートを選択します。


マーケティングアセットを選択し、リストメールを開く

Account Engagementレポートの開いた画面、左端から「マーケティングアセット」をクリックします。順にリストメールまで開きます。


該当するメルマガ名をクリック
分析したいメルマガを選択し、その詳細を開きます。

Step 5: 結果を確認

結果を確認
メールごとの詳細なパフォーマンス指標(開封率、クリック率、バウンス率など)が表示されます。

分析結果の見方と活用法

レポートの見方がわかったところですが、レポートから得られるデータを適切に理解し、改善に活かすこともとても重要です。
ここでは主な指標とその活用例を示していきます。

主要指標の確認ポイント

開封率

  • メール件名や配信タイミングの効果を測定。
  • 開封率が低い場合、件名をより魅力的なものに変更する。

クリック率

  • メール内のコンテンツやCTA(Call To Action)の効果を評価。
  • クリック率が低い場合、リンクの配置や文言を見直す。

バウンス率

  • 配信リストの品質を確認。
  • バウンス率が高い場合、リストの更新やクリーニングを検討。

オプトアウト率

  • 配信内容の見直しや、ターゲティング精度の向上を検討。
  •  配信頻度を減らすことで受信者の負担を軽減。

レポート分析の注意点

💡データの正確性
トラッキング設定が正確であることを確認する。たとえば、トラッキングリンクが正しく機能しているかをチェック。

💡結果の文脈を考慮
数値だけに頼らず、他の施策や市場動向も踏まえて総合的に評価する。

💡継続的な改善の重要性
レポートを定期的に確認し、メール施策を繰り返し改善する。

まとめ

Account Engagementのレポート機能を活用することで、マーケティングメールの効果を定量的に評価し、施策の改善に役立てることが可能です。

開封率やクリック率といった主要指標を分析することで、メールの内容や配信タイミングを見直す具体的なヒントが得られます。
また、定期的なレポート確認を行い、トラッキングの精度やリストの更新を維持することが、継続的な成果向上につながります。
この機能を活用して、さらに効果的なメール施策を実現してみてはいかがでしょうか?

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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