【AccountEngagement】メールテンプレートを作成する

目次

はじめに

今回ご紹介する、Account Engagement(旧Pardot)のメールテンプレート機能を効果的に活用すると
ブランドの統一感を保ちながら、顧客との関係を深めるメール配信が可能になります。
また、テンプレートをうまく設計することで、作業効率の向上やメールの開封率・クリック率の改善が期待できます

この記事では、Account Engagementのメールテンプレートの基本的な作成手順から、効果的な活用のポイントまでを詳しく解説します。
この機能を活用して、より魅力的なメールマーケティングを実現してみてはいかがでしょうか?

メールテンプレート作成の基本手順

ダッシュボードからメールテンプレートの作成を開始

Account Engagementのダッシュボードにログインし、ナビゲーションバーから「AccountEngagementメール」を選択します。

左端のタブから「テンプレート」を選択します。

「メールテンプレートを追加」をクリックし、新しくメールテンプレートの作成を始めます。

基本情報の入力

次に表示された画面にて、テンプレートの基本情報を入力します。

1. 名前
任意のテンプレート名(プロジェクトで使用する場合は、統一した命名規則を設けると検索しやすくなる)

2. キャンペーン
任意のキャンペーンを紐づける

3. メールタイプ
テキストメールのみを選択した場合には、画像やボタンなどのない、テキストのみのメールが作成される

4. 次で使用可能
このメールテンプレートが使用できる箇所を選択することができる

「次へ」をクリックするとレイアウトの選択画面が表示されますが、レイアウトの選択は任意です。スキップすることもできます。

テンプレートの作成と編集

メールテンプレートの実際の編集については、場合によって方法が少し異なります。

テンプレートを使用しない場合:

※テンプレートを利用しない場合はhtmlを記述する必要がありますが、こちらはかなり難易度が高いため、
外部のツールなどを利用して、メールテンプレートを作成し、csvなどで反映することをおすすめします。

解説に戻りますが、「スキップ」を選択すると下の画像のような画面が開きます。

</>HTMLと記載のタブをクリックして、htmlのソースを反映する画面を開きます。

開いた画面に反映したいテンプレートのhtmlソースを貼り付けます。
※このときに必ず登録解除(Unsubscribe)ボタンを含めることを忘れないようにしましょう。登録解除のリンクまたはボタンは、必ずメールのどこかに含める必要があります。

プレビュータブをクリックして、反映したhtmlソースが期待どおりに表示されているか確認してします。
表示が確認できたら一度「ドラフトを保存」をクリックしてテンプレートを保存しておきましょう。

テンプレートを使用する場合:

前のページで任意のテンプレートを選択すると、以下のような画面が表示されます。

テンプレートのそれぞれのセクションを編集していきます。今回は例として画像を挿入する方法をお伝えします。
今回はヘッダー画像の箇所を編集するため、画像が入る箇所をクリックして選択します。

画面右端に表示された編集用のツールバーに画像のマークがあるので、そちらをクリックします。

次に表示された画面で、反映する画像を選びます。
すでに画像をSalesforceに取り込み済みの場合は、こちらの左下の画像情報の画面にて必要な情報を入力と選択します。
逆にまだ画像をSalesforceに取り込んでいない場合には、こちらの右下の画像の画面から「ファイルをアップロード」をクリックして画像を取り込みます。

うまく画像がアップロードできると、下のようにimageの下のドロップボックスで画像を選択できるようになります。
画像を選択できたら、表示したいサイズを指定して保存していきましょう。
また、代替テキストは画像がうまく読み込まれなかったときに変わりに、表示する文章となります。

保存ボタンをクリックすると、テンプレートに画像の反映完了です。

画像以外の部分を編集する場合にも同様に、編集したいセクションをクリックし、画面の右側に表示されたツールバーから編集を行うことができます。

細かい編集が完了したらプレビュータブをクリックして、編集内容が期待どおりに表示されているか確認してしみます。
表示が確認できたら一度「ドラフトを保存」をクリックしてテンプレートを保存しておきましょう。

テキスト版のメールを作成

テキスト版のメールは、HTML版のメールが何らかのトラブルで届かない場合に必要になります。

まずは、「テキスト」タブをクリックしましょう。
開いたページでHTMLから同期をクリックしてHTML版のテキストをコピーします。

必要に応じてコピーした文章を編集します。
このときも必ず{{Unsubscribe}}を文章に含めなくてはならないので、注意が必要です。

編集が完了したらドラフトを保存ボタンをクリックして、編集を保存します。

送信設定

次に送信タブをクリックして送信設定を行っていきます。

送信者:直接入力もしくは、Salesforceのユーザーを指定します。

カスタム返信先アドレス:直接入力もしくは、Salesforceのユーザーを指定します。
こちらの機能は以下のようなときに利用できます。
例)送信者は営業担当者ですが、返信はサポートチームに集約させたいときなど。

件名:こちらはそのままメールの件名となります。

こちらも一旦ドラフトを保存します。

テストの実行

送信を行う前には、必ずテストで実際に送信されるメールを確認しましょう。

上の画像のようにテスト用のリストを選択すると、リストに含まれている複数のユーザーに一度にメールを配信することができます。
個々のメールを選択すると入力したアドレスにメールが送られます。

メール送信ボタンをクリックすると、すぐにテストメールが送信されます。

届いたテストメールの確認をして、修正点があれば編集画面に戻ってメールに反映していきます。
テストメールが問題なければ、テンプレートに公開ボタンをクリックしてテンプレートを確定しましょう。

テンプレートの選択確認

最後に出来上がったテンプレートが選択できる状態か、確認してみましょう。

新規メール作成画面で、先ほど作成したテンプレートが選択できることが確認できました!

ここまででテンプレートの作成に関する説明は以上となります。
機会があれば活用してみてくださいね。

テンプレート活用のポイント

ABテストの実施
二つの異なるテンプレートを作成し、どちらがより高いエンゲージメントを5られるかを測ることができます。

テキストバージョンとHTMLバージョン
HTML版のメールは視覚的な要素を強化できますが、一部の受信者にはテキスト版が有効な場合もあります。両方を用意しておくことで、属性に対応可能な配信が行えます。

メールテンプレート管理のコツ

バージョン管理の重要性
テンプレートの変更前後を管理することで、過去の配信履歴を確認できます。

不要なテンプレートの消去
使用しなくなったテンプレートを削除することで、ダッシュボードの視込みをスッキリさせると共に、アクセスミスの減少を実現できます。

テンプレート名前のルール設定
同じプロジェクトで複数のテンプレートを使用する場合は、統一した名前の設定を行うことでプロジェクトごとに見分けやすくなります。

まとめ

Account Engagementのメールテンプレートは、使いやすさと柔軟性を兼ね備えた便利なツールです。
基本的な操作を覚えることで、短時間で効果的なメールを作成できるようになります。
また、テンプレートの活用方法や管理の工夫次第で、マーケティング活動全体の成果を向上させることも期待できます。

この記事で紹介した手順やポイントを参考に、自社の目的に合ったテンプレートを作成し、実際のキャンペーンに役立ててもらえたら嬉しいです。
ぜひ、今日から実践してみてください!

ではまた次の記事でお会いしましょう。

関連記事

目次