【Salesforce】組織のメールアドレスの設定方法
はじめに
営業チームやカスタマーサポートチームで顧客とメールをやり取りする際、
「担当者ごとに送信元アドレスが異なる」
「チーム全体で同じアドレスを使いたいが設定方法がわからない」
といった課題に直面することはありませんか?
今回は組織のメールアドレスについて解説していきます。
詳しく知りたい方はチェックしてみてくださいね!
組織のメールアドレスとは?
組織のメールアドレスとは、Salesforce内で利用される公式な送信元メールアドレスです。
設定することで、個人のメールアドレスではなく、チーム全体で利用可能な統一されたアドレスからメールを送信できます。
たとえば、「support@◯◯.com」や「sales@◯◯.com」のようなアドレスが設定されていれば、顧客は常に同じアドレスからの連絡を受け取ることができます。
組織のメールアドレスを設定するメリット
組織のメールアドレスを設定するメリットはどんなものでしょうか?
💡顧客対応の一貫性が保てる
どの担当者が対応しても、顧客は同じアドレスからのメールを受け取れるため、信頼感が高まります。
💡メールの信頼性が向上
認証済みのメールアドレスを利用することで、スパムメールと判断されるリスクが軽減します。
💡業務の引き継ぎがスムーズ
担当者が変更になっても、メールアドレスを変える必要がないため、業務が途切れません。
組織のメールアドレスの設定手順
組織のメールアドレスを追加する方法
① Salesforceにログインし、右上の「設定」をクリックします。
② 左側の検索バーで「組織のメールアドレス」を検索し、「組織のメールアドレス」を選択します。
③ 「追加」をクリックして、新規追加画面を開きます。
④ 設定画面にて、追加する組織用のアドレスの情報を入力します。今回は次の情報に設定します。
- メールアドレス(例: support@yourcompany.com)
- 送信者名(例: カスタマーサポート)
- 説明(任意)
入力が完了したら「保存」をクリックします。
⑤ 次は作成したアドレスの認証をしていきましょう。
保存後、指定したメールアドレスにSalesforceから認証メールが送信されています。
メール内のリンクをクリックして認証を完了してください。認証が完了しないとメールアドレスが有効にならないため注意が必要です。
メールのリンクをクリックして組織のアドレスが使用できる状態になると、Salesforce側の組織のメールアドレスの「状況」という箇所は下の画像のように変化します。
権限セットの設定
⑥ 権限セットの作成についてです。
アドレスの認証まで完了すると、メール送信時にすぐに使えそうな気がしてしまうんですが、あとひとつ、権限を作成して付与するというステップをクリアしていきましょう。
まずは権限セットを作成する必要があるのですが、権限セットの詳しい作成方法については別記事にまとめているため、そちらをご参照くださいね。(見出し:権限セットの新規作成)
今回付与する必要がある権限は”組織のメールアドレスのアクセス権”というものになります。作成する権限セットにこの権限を含める必要があります。
こちらの権限セットにメール配信時に使用したい組織のメールアドレスを追加していきます。
⑦ 次に作成した権限をユーザーが使えるようにする必要があります。権限の付与の流れについても別記事に記載があります。そちらで詳しい流れをご参照くださいね。(見出し:権限セットの割り当て)
⑧ ここまでできたら実際のメール作成画面に移動して、送信元アドレスに今回作成した組織のアドレスが、選択できるか確認してみましょう。
うまくいきましたね!とても便利なので、機会があればぜひ活用に挑戦してみてください。
設定後の確認と注意点
設定が完了したら、確認もしてみましょう。
🌟テスト送信
設定したメールアドレスを使ってテストメールを送信し、問題なく動作するか確認します。
🌟認証状況
認証が完了していない場合、エラーメッセージが表示されるため、認証プロセスを再度確認してください。
🌟スパム回避設定
メールがスパムフォルダに振り分けられないよう、SPFやDKIMなどの認証情報をDNS設定で追加することをおすすめします。
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まとめ
Salesforceで組織のメールアドレスを設定すると、顧客対応の一貫性が保たれ、信頼感のあるコミュニケーションが可能になります。
また、スパム回避の設定を行うことで、メールがより確実に顧客に届きやすくなり、業務効率化にもつながります。
初めて設定する方も安心してください。
このガイドを参考に、一つ一つ進めていけば必ず設定できます。
もし途中で迷うことがあれば、Salesforceのヘルプやサポートチームに相談してみてください。
一緒により便利な環境を目指しましょう!
それではまた次の記事でお会いしましょう。