【Salesforce】Sandbox 作成と更新の手順
はじめに
SalesforceのSandboxは、開発やテストを安全に行うために欠かせない環境です。
本番環境に影響を与えず、システム変更を試すことができます。
この記事では、Sandboxの作成手順をわかりやすく解説します!
Sandboxの作成手順
① Salesforce Setupメニューにアクセス:
管理者権限でSalesforceにログインし、設定メニューから「Sandbox」を選択します。
② 新しいSandboxの作成:
「新しいSandboxを作成」をクリックし、目的に応じたSandboxの種類(Developer、Developer Pro、Partial Copy、Full)を選びます。
③ Sandboxの設定:
名前や説明を入力し、Sandboxにコピーする設定やデータの範囲を選択します。
※通常作成をクリックしてからコピーが完了するまで、このプロセスにかかる時間は数分から数日まで変動します。
組織のサイズと種別によって時間は上下します。
Sandboxの画面にて作成したSandboxが確認できたら作成完了です!
Sandboxの更新手順
① Salesforce Setupメニューにアクセス:
管理者権限でSalesforceにログインし、設定メニューから「Sandbox」を選択します。
② 更新したいSandboxの選択:
一覧から更新したいSandboxを選びます。Sandbox名をクリックすると、詳細画面が表示されます。
③ Sandboxの更新(リフレッシュ):
詳細画面(上の画面キャプチャ)の「更新」ボタンをクリックします。更新は、Sandboxのデータを本番環境と同期させ、最新の状態に保つために使用します。
④ 設定の確認:
リフレッシュに使用するデータや設定を確認し、必要に応じて変更します。Sandboxの種類によっては、コピーするデータの範囲を選択することが可能です。
⑤ 更新の開始:
設定が完了したら、「作成」をクリックし、Sandboxの更新が完了するまで待ちます。完了までの時間はSandboxの種類やデータ量によって異なります。
Sandboxへのアクセス権について
Salesforceでは、Sandboxのアクセス権を設定する際に、Sandboxの更新時や作成時に特定のユーザーのみがアクセスできるように制限する機能が導入されています。
本番環境の全ての有効ユーザーにアクセス権が与えることも可能ですが、この「選択的アクセス」機能を使うことで、Sandbox環境にアクセスできるユーザーを必要最低限に抑え、より安全かつ管理しやすい開発環境を保つことができます。
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あとがき
Sandboxの作成手順を理解することで、効率的かつ安全にSalesforceのカスタマイズや開発が進められます。
状況に応じて適切なSandbox環境を選択し、効果的に活用できれば、更に便利にSalesforceの活用が進むと思います!
機会があれば是非活用してみてくださいね。