朝夕は肌寒い日が続いてますね…〇〇の秋といいますが私にとって今年はスポーツの秋、
弊社メンバーとリレーマラソン出場に向けランニングを始めました。走る営業マン山方です。
スポーツイベントに限らず、ハロウィンやパーティーなど何かとイベントが多い秋ですが、イベント認知拡大を目的にディスプレイ広告配信を検討されている広告主様に向け、今回はブロードリーチ配信をご紹介したいと思います。
ブロードリーチ配信とは
ディスプレイ広告を配信する際に通常は年代、性別、ユーザーの興味関心などをターゲティングした上で広告配信する事がほとんどかと思います。これをターゲットリーチ配信といいます。
このターゲットリーチ配信の対義語に値するのが、ブロードリーチ配信です。
つまり何もターゲティングせずに広告配信する手法をブロードリーチ配信といいます。
今回はブロードリーチ配信本来の意味とは若干異なりますが、エリアは最低限設定し、それ以外は何も設定しない場合を想定した記事を書き進めます。(本来の意味でいうエリアターゲティング配信ですね…これは)
ブロードリーチ配信の特長
ブロードリーチ配信の特長は下記のとおりです。
ターゲットリーチ配信より安価にクリック獲得できる
例えば
- 名古屋市内のユーザーへブロードリーチ配信を行う場合
- 名古屋市内の20代にセグメントして広告配信する場合
後者のほうが対象となるユーザー数は少ないですよね!
一般的には対象となるユーザーが少なければ少ないほど他の広告主さんと広告出稿が競合する恐れがありますので1クリックあたりの単価を決める入札額を高く設定しないと広告表示機会を勝ち取れません。結果として後者のほうが1クリックあたりの単価が高くなってしまう事が想定されます。
ゆえに、ブロードリーチ配信の方が安価にクリック獲得できるケースが多いと言えます。
クリックしたユーザー = 興味を持ったユーザー
原則としてバナーまたはテキストの文言を見て興味を持ったユーザーがクリックするので、闇雲にサイト誘導を増やしている訳ではありません。しかも広告表示自体にはコストがかかりません(クリック課金式広告なので…)。クリックされなければタダでイベント認知を獲得できるというリスティング広告そのもののメリットも忘れてはいけません。
リマケリストを収集すればデモグラフィックや興味関心がわかる
Google Analyticsなどのアクセス解析を導入している場合はもちろんですが、リマーケティングリストを収集すればリスト内ユーザーがどれくらいの年齢・性別の方でどんな事に興味関心を持っているか確認する事ができます。これを応用し、用意したバナーに反応(クリック)しサイト流入したユーザーの特徴を掴むことができます。ブロードリーチ配信は何も絞り込みしていないため、変なバイアスのかかっていないデーターが収集できそうですね。
配信のポイント・注意点(営業マン目線)
私は運用者ではありませんので、営業マンとして下記2点がしっかりされていると広告主さまに胸張って結果報告ができるなーと感じているポイントをご紹介します。
広告グループは性別・年代などで分けて構成する
獲得が見込めるクリック数や広告品質の関係で若干方針は異なるかとは思いますが、
広告グループを年代・性別など分けて構成する事でイベントに興味を持ってもらえたユーザーにどんな傾向があるのか管理画面上で一目でわかれば素晴らしいですよね。またイベント運営者側は女性向けのイベントだと思っていても募集を始めると男性からの応募も多数あったなんてことも考えられます。そんなイレギュラー時もバナーや広告文を性別・年代で分けるという選択も取りやすくなり、後々再構築する手間が省けるなど苦労せずに済みそうですよね。
誤クリックが疑われる掲載面は除外する
プレイスメントレポートを確認し、まとまってクリックが発生している広告掲載サイトを確認します。
その中で誤クリックを誘発する可能性が高い広告掲載サイトは除外してきます。そもそもクリックしたユーザー=興味を持ったユーザーという原則を担保するためにも広告掲載サイトの除外設定をオススメします。(一方リマーケティング広告の場合はユーザーの興味が担保されているため、接触機会を増やすためあえて残したりしますよね)
除外すべき掲載面の選定については弊社過去記事をご参照ください。
《YDN・GDN》ディスプレイ広告の配信先レポートで見て欲しいところ
https://quartet-communications.com/info/listing/technique/26276
まとめ
いかがでしょうか?ブロードリーチ配信をクライアント様におすすめすると「えっ、ばら撒き配信でしょ?」と否定的なコメントをいただく場合も多々あります。しかしチラシと違いばら撒く(広告表示する)のにコストはかからないというリスティング広告独自のメリットがあるからこそ、前述した注意すべき点を抑えた配信を行えばイベント認知に十分役立つ配信メニューであると私は思います。
今回はイベント認知拡大にいかがでしょうか?という切り口でしたが、リスティング広告の運用最適化を一通り終えて獲得数の伸びに頭打ちを感じる場合など、新たな打ち手を発掘するためにブロードリーチ配信を活用しテストマーケティングするっていうのもいいかもしれませんね。
というような事を自宅ソファーでビールを飲みながら秋の夜長、独り考えていました。
おっと、秋の夜長はランニングすると決めたのに…
リレーマラソン完走の暁には勝利の美酒に酔いしれたい営業部山方でした。