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心理学を生かしたリスティング広告配信におけるテクニックPart2

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みなさんこんにちは!

大学時代は心理学を専攻していた高木です。最近は新型コロナウイルス感染症の影響で、家にいる時間が増え、部屋の家具をかわいくしたいなと思い立ち、全ての家具を買い替えました。このように次々に買い揃えたくなることを心理学では「ディドロ効果」と言います。

さて今回はこのような心理学を活用して、リスティング広告配信時に活かせそうなテクニックを3つご紹介いたします。Part1はこちらから読んでください!

1.命令の二重構造

1つの命令形だとほとんどの人は抵抗を示すのですが、2つの命令には人は混乱してしまい、どちらに抵抗していいのか分からず、両方の命令に従ってしまうことを指します。さらに、相手より立場が高い人が使うとその効果が一層強くなります。

具体例を出すと、上司が部下に「16時に会議室予約して、それまでに資料2部用意して」と言われたとします。この会話を命令の二重構造に置き換えると下記のような構成になっています。

  • 命令1:16時に会議室予約して
  • 命令2:それまでに資料2部用意して

リスティング広告配信においての活用方法

例:広告文で使えるフレーズ

命令の二重構造を使って広告文を作成する場合、以下のような使い方が出来ます。

  • 命令1:リンク先をクリックして
  • 命令2:詳しい内容をチェック

「ご予約はこちらから」「詳しくはこちらをクリック」という文言をよく見かけますが、1つの命令より、上記のような2つの命令を用いた広告文にすることで、クリック率が向上するかもしれません。

2.シャルパンティエ効果

同じ重量の物体を比較した際に、重さの感覚が視覚的に見える大きさの影響を受け、物理的な重さの等しい物でも、体積が大きい方が軽く、体積が小さい方が重く感じられる現象のことです。

例えば、1kgの米と、1kgの綿あめはどちらが重いでしょうか。または、1kgの鉄アレイと、1kgの発泡スチロールはどちらが重いでしょうか。どちらも1kgなので、重さは変わりませんが、なんとなく1kgの米や鉄アレイの方が重そうだと感じませんか?

このように自分が持っている身近なイメージに引っ張られ、錯覚してしまう現象のことを指しています。

リスティング広告配信においての活用方法

例:広告文で使えるフレーズ

  1. レモン100個分のビタミンC配合
  2. 東京ドーム〇〇個分の広さ
  3. ヨーグルト〇〇個分の乳酸菌が入った青汁

上記であげた3パターンのフレーズを見て、パっと、どれぐらいの量なのか、どれくらいの大きさなのかのイメージがしやすくないでしょうか?

1の場合「ビタミンがたくさん入った」と記載したり、2の場合は「実際の面積」を記載したりしても良いのですが、正直わかりづらいですよね?

せっかくのアピールポイントがあるならば、多くの人が持っているイメージを分析し、具体的な比喩や数値を使って表現することにより、その商品の印象付けはより鮮明に浸透すると思います。

ユーザーがイメージしやすい文言を使うことで、クリック率が向上するなどの効果が見込めるかもしれません。

3.ザイアンス効果

ザイアンス効果は別名で「単純接触効果」とも呼ばれています。文字通り、はじめのうちは興味がないものでも、何度も繰り返して接触することにより、好感度や評価等が高まっていくという効果です。

対人関係以外にも音楽や匂いや味、図形など様々はものに対して同様の効果があることが分かっています。また短期間に集中した方が効果的であり、1回あたりの時間の長さは影響を与えません。

リスティング広告配信においての活用方法

例:ユーザーへのアプローチ方法

  • リスティング広告でリマーケティング広告を配信して接触回数を増やす

上記の通り、何度も繰り返し1人のユーザーに接触することで、自社の好感度や評価が高まっていくという効果が見込めるかもしれませんね。しかし、接触回数を増やしすぎるとユーザーから嫌悪感を抱かれてしまうかもしれないので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

人間の感情や錯覚を上手く使ってリスティング広告などと掛け合わせることで、興味のない新規ユーザーからの興味を惹くことが出来るかもしれませんね。この記事が運用者さんの参考になりますと幸いです。

以上、心理学部を卒業した高木がお届けしました。

 

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