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メールトラブルdaemon,winmail.datなど

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普段メールを使っていて、よく分からないトラブルに遭遇したことはありませんか? 英文だらけのメールが返ってきてどう対処したらいいか分からない、そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。または何気なく送ったメールが相手先で思わぬ表示に変わっていたり、メールにはトラブルがつきものです。中にはサーバー管理者でないと解決できない深刻なトラブルもありますが、落ち着いて読んでみると解決できるものもよくあります。今回はそんな一例をご紹介します。

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その1:MAIL-DAEMONからのリターンメール

  Begin forwarded message:
 差出人: Mail Delivery Subsystem <mailer-daemon@googlemail.com 
 日時: 2013年10月29日 09:00:06 JST
 宛先: user@gmail.com 
 件名: Delivery Status Notification (Failure)

The error that the other server returned was: 550 5.1.1 < user@gmail.com>: 
Recipient address rejected: User unknown in local recipient table

メール本文をよく読んでみると「User unknown」という文字が見つかります。そして文の先頭には「550」という謎の3桁の数字が書いてあります。この数字は「応答コード」「リプライコード」などと呼ばれ、メールのトラブルとなる原因を示しているのです。
よく見る一般的なエラーを見てみましょう。

550 User unknown

直訳すると「相手先アドレスが見つからない」です。
単純なアドレス入力間違いや、相手先がメールアドレスを変えたりしています。
アドレスのうちドットだけを全角文字で入力していた、なんて事もあります。

550 invalid recipient

直訳すると「無効な受取人」です。
携帯電話でPCメールの受け取り拒否を設定しているとよく見かけます。
送信した覚えのないメールアドレスからこのエラーが返ってきた場合は、相手先がPCメールを携帯電話に自動転送していてそこで受取拒否になっていた、というケースもよく見られます。

551 Mailbox full or quota exceeded

「メールボックスが満杯」と書いてあります。相手先にメールボックスを整理してもらうしかなさそうです。

552 Message size exceeds fixed maximum message size

添付ファイルが大きすぎて受け付けられません。
分割して送るかオンラインストレージなどを利用しましょう。

501 Syntax error in parameters or arguments

ちょっとメッセージが難しくなってきました。プログラマーにはなじみの(?)、Syntax errorですが「文法間違い」ですね。メールに書いた日本語がおかしいという事ではありません。私が今まで見た中でこのエラーを引き起こしていたのは、送信先アドレスの構文エラーでした。
・送信先にスペースが入っている
本来メールアドレスにスペースは使ってはいけません。今はほとんど見かけませんが、昔はスペースを入れたアドレスを良しとしている企業もあり、今でもまれにスペースの入ったアドレスを見かけます。別アドレスに送信できないか相手先に確認してみましょう。

・アドレス帳をインポートした時に送信先が書き換わった
最近のメールソフトは送信先を「鈴木 太郎」のように日本語で表示してくれますが、メールソフトの裏側では「Taro Suzuki<suzuki-taro@xxxx.co.jp>」のように正式なメールアドレスでやり取りしています。メールソフトを変えた時にアドレス帳をインポートすると、この正式アドレスが壊れてしまう事があります。アドレス帳を消して宛先欄にメールアドレスを直で入力すると送信できた、というケースを見たことがあります。

※返ってくるメールの内容はメールソフトとメールサーバーによります。英文でなく日本語で書いてあるものもあります。また同様のトラブルであっても解決方法は環境によって異なりますので、トラブルの一例として記述している事をご了承ください。

上記はほんの一例です。先述したとおり、メールの内容は送信元・送信先のメールソフトとメールサーバーによって変わりますので、一概に「この原因はこのエラーが返ってくる」とは言えません。けれど英文だらけのメールをじっくり眺めてみると何となくそこに原因が書いてあることがお分かりいただけるのではないでしょうか。 3桁の数字、またはそれに続く英文をインターネットで検索してみると意外にあっさりと解決できることがあるかもしれません。

その2:ハムスターさんと、はなたれさん

知っている人は多いと思いますが、メールには「テキスト形式」「HTML形式」「リッチテキスト形式」などいろいろな形式があります。テキスト形式はただの文字だけしか送れませんが、HTML形式は文字のサイズや色を変えたり画像を埋め込んだり表現力の豊かなメールを送る事ができます。では何の形式で送ればよいのでしょうか?答えはメールの用途によって変わってくると思いますが、個人的には「相手先がテキスト形式で受信してもきちんと見られるような内容にするべき」なのではないかなと思っています。

かなり昔のことですが毎回「ハムスター○○さんへ」とメールを書いてくる人がいました。あまり気に留めてなかったのですが、ある時ふとメールソフトの受信設定をHTML形式に変えたところ、メールの背景にハムスターが出てきました。背景画像は添付ファイルとしてくっついてくる場合もありますが、使っていたメールソフトは本文の先頭にファイル名を入れる仕様だったようです。画像がハムスターでなくゴリラだったら…。ちょっと気を悪くしてたかもしれないですね。

はなたれさんは携帯電話のメールです。メールの最後に署名をつけている方をよく見かけますが、この方は残念な事に携帯電話のキャリアに依存する顔文字アイコンを入れていました。他のキャリアにメール送信した時にアイコンが表示できず毎回「はなたれ○子」という署名をつけてメールを送っていたようです。

その3:winmail.dat

受信したメールに「winmail.dat」という見慣れない添付ファイルが付いていたことはありませんか? 通常「.dat」という拡張子は、データ入っているという事を意味しています。中の書き方は自由で特定のシステムだけで読み取れる形式であったり、ただのカンマ区切りのCSVデータが入っていたり様々です。どのソフトで開くかは制作者の意図によるので、一般的に単体でメールに添付して送りつけるものではありません。

winmail.datとは何なのでしょうか。これはMicrosoft Outlookを使ってリッチテキスト形式でメールを送信した際に起こる不具合のようです。Outlookの情報だけが書かれていることもあればWordなどの本来の添付ファイルと合体してしまう事もあるようです。
<解決その1>
送信者がリッチテキスト形式をテキスト形式に変えてメールを送信すれば解決します。
http://support.microsoft.com/kb/278061/ja
<解決その2>
「Winmail Opener」というソフトが無料で配布されています。ドラッグ&ドロップの簡単操作でwinmail.datを開くことができます。
http://www.eolsoft.com/

おわりに

今やメールは日常生活に欠かせないコミュニケーションツールとなりつつあります。メールソフトも数年前に比べて格段に使いやすく進歩を遂げています。その反面トラブルも複雑化していますが、パニックにならずにじっくりと宛先や本文を眺めたり、インターネット検索してみると解決できる事が多くあります。次に英文のリターンメールに出くわしたら、まずは3桁の数字を調べてみませんか?解決できたら自分のことを「かっこいい!」と思えるはずです。

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