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Googleタグマネージャーでサイトジェネラルタグを正しく設定しよう

公開日:
更新日:

ITP2.3がリリースされて2~3ヶ月が経ちました。
色々なところでITP2.3の対策のための動きが見え隠れしてますね…。

直近でYahoo!広告でもサイトジェネラルタグの追加やコンバージョンタグのリニューアルなど様々なアップデートがありました。

弊社記事もご参照下さい。
?【Yahoo!プロモーション広告】タグに新フォーマットが登場!ITPの影響を受けにくい仕様へ?

ただ!

皆様は、しっかり仕様を理解した上で設置していますでしょうか?
「あれ?リニューアル版CVタグに変えたらCVつかなくなったぞ???」
「あれぇ?リマーケティングリストが激減しとる!?」

なんてことになっていませんでしょうか?
もし心当たりがあれば是非下記の内容を試してみて下さい。

タグの設置方法

タグの設置方法は大きく分けて3つになります。

  • Googleタグマネージャー(GTM)
  • Yahoo!タグマネージャー(YTM)
  • 直張り

Yahoo!タグマネージャー及び直張りの場合は、Yahoo!が動作保証をしているためYahoo!の推奨した方法になぞって設定を行って頂ければ問題なく稼働します。

<Yahoo!タグマネージャーについて>
参考:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/tool/articledetail?lan=ja&aid=4720

問題は、動作保証がされていないGTMで設定しているパターンが「CVがつかない」、「リストがたまらない」という事象が確認されていることです。
※完全に測定できないではなく、非常に測定しづらくなっているが正しい認識です。

では、どうしてこのような事が起きているのか解説していきます。

正しい設定の仕方

結論から言えば、タグの実行順序を正しい順で設定しよう!です。

実は、下記のような順番でタグが『実行』されないとタグが正しく動作しません。

  1. サイトジェネラルタグ
  2. コンバージョン測定補完機能タグ
  3. コンバージョンタグ or サイトリターゲティングタグ

サイトジェネラルタグとコンバージョン測定補完機能タグは、一緒になっているので基本的に1→2の順で実行されます。

上記サイトジェネラル&コンバージョン測定補完機能タグの終了直後にコンバージョンタグ、サイトリターゲティングタグはウェブサイト内の全ページの終了タグ</body>の直前ですが、GTM上だとbodyのどこに設置するなどは指定できないため、コンバージョンタグと同じようにサイトジェネラルタグ&コンバージョン測定補完機能タグの後に実行されるようにする認識で良いです。

<注意>
コンバージョン測定補完機能タグの下にytag({“type”:”ycl_cookie_extended”});があります。これは、自動タグ拡張機能タグになります。

管理画面上で確認できる下記のタグには、ytag({“type”:”ycl_cookie_extended”});が無いため、これが無いとターゲットリストやサイトリターゲティングリストを貯めることができません。リニューアル版のタグを使用する場合はかならず追加してください。

ytag({“type”:”ycl_cookie_extended”});はリターゲティングリストを計測するために必須な補完機能タグになります。ただ、この情報は基本ネットにはないため真実の有無はYahoo!広告のヘルプセンターへお問合せくださいませ。

サイトジェネラルタグ+コンバージョン測定補完機能タグ+自動タグ拡張機能タグは基本1つのタグになっているため、3つ別々に設定する必要はございません。

優先度がない場合とある場合の違い

優先度がない場合


サイト側の読み込みにより差が出ると思いますが、基本的に優先度は一緒なので上記のようにサイトジェネラルタグを読み込んでいる最中にCVタグやリターゲティングリストタグが読み込まれ始めます。

サイトジェネラルタグの『動作完了後』にCVタグ、リターゲティングリストタグが『動作開始』しなければ計測ができないです。優先度つけずにCVが取得できている人は、CVタグの動作開始タイミングがたまたまサイトジェネラルタグの動作完了後だった可能性が高いため注意が必要です。

優先度がある場合

これが本来あるべき姿となります。
上記画像とは若干違いますが、下記のヘルプページにも似たような解説があります。

<Yahoo!広告ヘルプページ>
参考:https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ydn/articledetail?lan=ja&aid=3895

<補足>
上記の優先度とニュアンスは変わりますが、詳細設定には下記の「タグ配信の優先度」というものがありますが、これは設定しているタグを他より早く発効させることができます。ただ非同期になるため早く発効させても後で発効したタグのほうが動作完了する可能性があります。

このような配信ができるように、この後GTMでの設定方法を説明します。

GTMで設定してみよう

優先順位をつけるためには、下記画像のような設定が必要になります。

設定が必要になるのは、Yahoo!広告のCVタグとターゲットリスト・サイトリターゲティングリストタグすべてになります。※サイトジェネラルタグに優先度設定をする必要はありません。

カスタムHTMLタグの設定画面で、設定が必要なのは下記となります。

  1. document.writeをサポートするにチェックを入れる
  2. 詳細設定をクリックする
  3. タグの順序付けをクリックする
  4. ◯◯が発効する前・後にタグを配信の選択肢があるため、『前』にチェックを入れる
  5. 設定タグで「自分が設定し命名したサイトジェネラルタグのタグ設定を選ぶ」
  6. 保存

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ちょっとしたことで計測ができるできないが変わってしまう広告業界ですが、「できない」まま放置してしまうと成果が管理画面で見えなくなってお客様に何がよくて何が悪かったのかなどが伝えられないし改善もできなくなって最終的に不利益に繋がってしまいます。

成果が数字で見えるのがリスティング広告の良いところ。お客様のためにも『成果計測』の部分はいち早く対策ができるようにしていきましょう!

★コピペ用タグ★

======================================================

<script async src=”https://s.yimg.jp/images/listing/tool/cv/ytag.js”></script>
<script>
window.yjDataLayer = window.yjDataLayer || [];
function ytag() { yjDataLayer.push(arguments); }
ytag({“type”:”ycl_cookie”});
ytag({“type”:”ycl_cookie_extended”});
</script>

======================================================
※動作を保証するものではないため、ご利用の場合はご注意くださいませ。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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