今回はGoogle広告においても特に先進的な配信方式であるSDC(スマートディスプレイキャンペーン:以降SDC)について、簡単な配信事例をご紹介します。
SDCの概要
SDCは最先端の「自動化」を搭載した配信手法となります。主な特徴は以下の通りです。
- ターゲット設定が自動
- 入札設定も自動
- 広告も最適な広告パターンを自動的に表示(※レスポンシブディスプレイ広告の配信)
- 目標コンバージョン単価制を利用可能
最初にちょっと準備すれば、あとはターゲットも入札も勝手に調整して、CV(コンバージョン)を運んできてくれます。特に目標コンバージョン単価制は、「CVを獲得した際に課金が発生する配信手法」であり、費用対効果が見合っていれば、これほど良い配信もないですよね。入札による煩わしさがないのも素敵です。
一方で、配信する上で少し不便に感じる点もあります。
- 利用するためにアカウントで必要なCV数をクリアする必要有
- 広告単位の成果の内訳が不明(※レスポンシブディスプレイ広告全般に言えますね)
同アカウント内で、過去30日以内にディスプレイにて50件、もしくは検索にて100件のCV計測が前提条件となります。ある程度のボリュームがある案件でなければ導入は難しいですね。また、レスポンシブ広告全般に言えることですが、広告単位でのクリック数やCV数などの成果がわからないのは歯がゆいところです。
ちなみにキャンペーン単位でのプレースメント除外はできませんが、アカウント単位でのプレースメント除外は効果が及びますので、プレースメントを確認する中で「これは省きたい」と思った場合は除外も可能です。
その他、具体的な入稿内容などは以下の過去記事をご参照ください。
SDCの配信事例
ここから、タイトルに関連する「月を追うごとに」についての事例紹介となります。たまたま増えていったという可能性もありますが、配信を継続することで最適化が進んだ結果、改善されることもあるかも?という程度でみていただければと思います。
ということで早速配信実績です。(SDCのみの配信実績となります)
4ヶ月目にかけて、様々な数値が伸びています。よりわかりやすく整えると・・・CV数が9倍、クリック数が38倍、表示回数47倍。ちょっとインパクトが強すぎる数値ですね。
まとめ
SDCを実施し始めてから2ヶ月目まではこんなもんかなーと思っていましたが、3ヶ月目からの目覚ましい伸び方には、正直驚きです。開始し始めてからあまりつかなくても化ける可能性もあるので、気長に待つと良いのかもしれませんね。また、コンバージョン単価制は特にリスクなく開始できるため、CV数が規定数を満たしている場合にはぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?