今年生まれた生後7ヶ月の息子に顔を近づけると両手でガードをされるようになりました、竹内です。
今回は、リニューアル版に半径◯kmで設定できる地域設定にピンモードが追加されましたのでご紹介します。
ピンモードとは
Google広告では、地域設定は下記のような3つの設定方法があります。
※2,3は設定のやり方が違うだけで同じ範囲設定
- 都道府県・市区町村で地域を設定する方法
- 地名や住所や座標を入力してその地点から半径◯km(orマイル)の範囲で設定する方法
- ピンモードを使用してその地点から半径◯km(orマイル)の範囲で設定する方法
地域指定
範囲指定
ピンモード指定
この範囲指定を「地名や住所や座標」を入力せず、半径の軸をワンクリックで設定できる機能、それが『ピンモード』です。※下記画像の赤枠の部分
従来版の地域設定には元々あった機能でしたが、リニューアル版移行時にはなくなった機能でした。しかしGoogleヘルプセンターの解答では、大体10月頃から徐々にアカウントに復活させているとのことでした。
■注意点
- 半径を設定する場合は、ピンモードでクリックする前に上記画像の「20」&「マイル」の部分を適切な数値及び単位に変更してください。
- ピンモードで設定を行うと、ターゲット地域レポートで見える名称は下記のように座標名になります。
座標名になると、範囲した円がどの部分なのかが非常に分かりにくいためGoogleAdWordsEditorを利用して座標名部分にコメントで地域名を記載し、掲載結果の取得を利用すると下記画像のように見やすくなります。
しかし地域レポートで見るとGoogleで設定できる地域名として「名古屋市」などの名称になりますのでご安心下さい。
ちなみに 1マイル=1.60934キロメートル です。
範囲指定の活用例
この『ピンモード』はどのような場面で役に立つのか?
活用例を下記に紹介してみたいと思います。
市区町村が指定できない地域の細分化
例えば、名古屋市内の市区町村「緑区」「中区」「南区」はGoogleの地域設定時に選択ができないため、どの辺りのエリアから成果が取得できているのか?という部分が不明確です。
下記画像は少し範囲指定が極端な例ではありますが、『ピンモード』を利用して名古屋市を細分化させた地域設定となります。(赤:名古屋市、薄く見える円:ピンモードでの範囲指定)
ピンモードのメリットは、範囲指定よりも容易に設定ができる事です。
そして範囲指定のメリットは円毎に成果状況がわかるため抑制・停止・注力などの施策が打ちやすい事です。
ただ円のため、間ができたりかぶってしまう部分はありますが、「名古屋市」で設定するよりは詳細なデータが見える状況となります。
線路沿いまたは駅周辺を範囲指定
図は範囲指定の例になりますが、駅近くに住んでいる人をターゲットにしたい場合などに活用ができます。
高額医療系で腕の良い医者を探している場合など、他県から訪れるユーザーもいるらしいので病院のある地域は普通に都道府県、市区町村で設定してその地域を通っている新幹線の周辺駅(地域外)を半径指定して配信することで成果を取得する方法としても活用できそうですね。
まとめ
どの機能も使い方次第で成果の良し悪しが決まってきます。
地域設定は、その中でも結構大事な設定なので『「市」1つでもその「市」を細分化して市の中でこの辺りは成果がよく付くから調整率を上げよう、下げよう』など細かい部分で調整ができると成果を上げる要因となりえると考えています。
使いこなすとは、ある意味今までにない発想を取り入れることだと思っているので、いろんな発想が持てるように頑張っていきます。
お読み頂きありがとうございました。