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【事例紹介】インプレッションシェアを改善し、CVが4倍に増加

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更新日:

こんにちは。荻野です。

今年も花粉がじわじわと攻め入ってきましたね…
まだ症状は軽いですが、これから来たるスギ花粉の脅威に怯えて毎日花粉情報をチェックしています。
花粉症は腸内環境を整えれば少し楽になるそうなので、飲むヨーグルト生活を始めようかと考えている今日この頃です。

さて、今回はインプレッションシェアを改善し、CVが4倍に増加した案件のご紹介をいたします。ご参考になりますと幸いです。

アカウント概要

アカウント概要は以下の通りです。

  • 商材:古着ファッション通販サイト
  • 配信エリア:全国
  • CVポイント:購入完了、会員登録完了

過去の配信状況

他社で半年間リスティング広告運用をしたのち、弊社へ運用を乗り換えていただきました。乗り換え時にアカウントを分析してみると、インプレッションシェアが過去半年間で50%を下回っていました。

管理画面の数値結果から、インプレッションシェアが50%を下回っているのは予算によるインプレッションシェア損失が大きく出ていることが要因だということが分かります。

インプレッションシェアを改善しよう!

ざっと管理画面の数値を確認したところ、アカウントの改善にインパクトがありそうな指標はインプレッションシェアであると推測できます。そのためインプレッションシェアを改善することで、CV獲得に繋がるのかを検証してみることにしました。

①:予算によるインプレッションシェア損失率の改善

予算によるインプレッションシェア損失が大きく出ている理由としては、登録されているキーワードの適性入札価格は10~25円程度なのに、広告グループ単位で一律100円で入札価格を設定していたことが要因だと考えます。

そのため、適切なキーワードの入札価格を設定してあげるだけで、予算によるインプレッションシェア損失は大幅に改善されると推測できます。

②:広告ランクによるインプレッションシェア損失率の抑制

同じ広告費予算内で予算よるインプレッションシェア損失を改善しようとすれば、その分広告ランクよるインプレッションシェア損失が悪化してしまいます。

相対クリック率が広告の品質に影響するため、クリック率を高めることで広告ランクが改善する可能性が高まります。そのためクリック率を上げるための施策を行えば、広告ランクによるインプレッションシェアの損失率が抑制でき、インプレッションシェアの改善に繋がると推測できます。

相対クリック率については、弊社過去記事をご参照ください。

いざ施策!

今回実施する施策は、予算よるインプレッションシェア損失を改善するためキーワードの入札抑制広告ランクによるインプレッションシェア損失を改善するためキーワードの除外をメインに調整を行いました。

キーワード単位での入札抑制

広告グループ単位で一律100円に設定されていた入札調整を、キーワード単位での入札調整へ変更しました。それぞれのキーワードに適した入札価格を設定したことで、過去6ヶ月の配信に比べて今回の配信(2018年2月)では平均クリック単価を大幅に抑制することができました。

キーワード単位で入札抑制をする際はFirst Page Bidを指標に調整しました。
設定方法は下記のキャプチャのように、[キーワード]タブから変更を加えたいキーワードを全て1円に設定しておき、チェックを入れて、[編集]をクリックし、[上限クリック単価を変更]を選択します。

そして、下記の[First Page Bidの見積額まで引き上げる]を選択することで、検索結果の 1 ページ目に広告を掲載するための適切な入札価格を設定することができます。

First Page Bidを指標に入札価格を設定することで、本来の適切な入札価格よりも高い入札価格を設定してしまうなどのミスマッチを防ぐことができるのでおすすめです。

キーワードの除外設定

キーワードの除外設定がされていなかったので、キーワードの除外設定をして見込みの高いユーザーへ配信ができるようにアカウントを整えました。その結果が下記のとおりです。

キーワードの除外設定を行なうだけで、クリック率が大幅に向上しました。キーワードの除外で広告を見せるユーザーの質を変更し、見込みの高いユーザーへ配信の配信ができたことが、クリック率の向上に繋がったと推測できます。

結果

上記の施策により、インプレッションシェアが大幅に改善し、CVが4倍にも増加しました。その結果が下記のとおりです。

キーワードごとに適切な入札価格を設定し直したことで、予算によるインプレションシェア損失率が改善したことと、キーワードの除外でクリック率を向上させたことで広告ランクによるインプレションシェア損失率が抑制できたことが、インプレッションシェアの改善に繋がったと考えられます。

インプレッションシェアの改善により、今まで配信しきれなかったユーザーにも広告表示をさせる事ができたことと広告を見せるユーザーの質を変更したことが成果向上に繋がったと考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
基本的な調整をきちんと行うことで、CVが4倍になった案件のご紹介でした。

CV獲得のために小難しい施策を考えるより、今回の案件のようにまずはインプレッションシェアの改善などの基本的な部分を見直すだけで成果を向上させられるポイントがたくさんあると思います。

一つ一つ丁寧に見直して、CV獲得に繋げていくためのPDCAを回していきたいものですね。

以上、荻野でした。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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