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【AdWords】指名キーワードのコンバージョンは指名キーワードだけで獲得しているわけではない

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社名や商品名といった指名キーワードからのクリックは、確度の高いユーザーからのクリックを集めるのでコンバージョンを獲得しやすいですよね。ただ、そのコンバージョンは指名キーワードのみで獲得したものでしょうか?気になったので調べてみました!

指名キーワードのCV経路を調査

このアカウントの場合、指名キーワードでは3件のコンバージョンを獲得しています。
『アトリビューション』内の「コンバージョン経路」でコンバージョンの経路を調べてみると、

指名キーワードのみでコンバージョンを獲得しているのは1件のみで、他の2件は一般キーワードがアシストをしてコンバージョン獲得をしています。

コンバージョンのアトリビューションモデルはデフォルト設定が「ラストクリック」なので、最後にクリックされたキーワードにコンバージョンが計測されます。コンバージョンがついた指名キーワードは刈り取りをしただけなので、そこに辿りつくためにアシストした他のキーワードを見つけ、表示回数・クリック数を増やせればコンバージョンが増加するかもしれないですね。

アシストしたキーワードを見つけるには?

①アトリビューションで調べる

『アトリビューション』の「コンバージョン経路」内の項目を「キーワードパス(クリック数)」に変更することで、キーワード単位でコンバージョン経路を確認することができます。

②アトリビューション モデリングで調べる

『アトリビューション』の「アトリビューション モデリング」ではラストクリック以外で計測した場合の確認ができます。アトリビューション モデリングの種類につきましては弊社過去記事を御参照下さい。
【Google AdWords】アトリビューションモデリングのモデルとは

③アトリビューションモデルを変更する

コンバージョンのアトリビューションモデルをファーストクリック・ラストクリック以外に設定することで、経路に関わる全てのキーワードにコンバージョンが計測されます。ただし、1件のコンバージョンを複数のキーワードで計測する為、下図のようにコンバージョンが小数点を含む数値となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。デフォルト設定がラストクリックなので、そのままの設定で運用し指名キーワードのように刈り取りが得意なキーワードに注目をしてしまいがちですが、アシストしているキーワードにも注目することで新たな改善や発見があるかもしれませんね。

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また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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