人間たるもの、ミスは何かしらあると思います。私は最近仕事上では特にありませんが、それも支えてくれるメンバーのお陰。先日、無事故/無違反運用という点で、とあるパートナー様にお褒め頂きました。皆で頑張っている甲斐があるなぁ・・・と、とても嬉しかったです。
今回は、無事故無違反運用に向けて、細かいながら知ってると嬉しい情報をお送りします。特に、スポンサードサーチで広告カスタマイザを利用する方、必見だと思います!
どんな機能?
それは、主に広告カスタマイザを利用する際に起き得るミスである「全角/半角ミス」を、エディタ側が自動で判別してくれるという機能です。例えば、以下の文。パッと見て、どこが半角・どこが全角かわかりますか?
{=Y_AdCustom_A.説明文}
コレ、意外と分からないもので・・・間違えてそのまま入稿してしまう→結果、数式そのものがテキストとして認識され、審査も通過→気づかないまま、数式を広告で配信(または寸前で気づいて止める)
なんてパターン、ご経験ないでしょうか。
※あってはいけませんが、過去危険だった事例は弊社でも存在します
Yahoo!キャンペーンエディターには、これの対策が施されていることをご存知でしたでしょうか。
判別してくれている!
入稿時に気づければよいのですが、上述のとおり違いに気づきにくい全角/半角ミス。
以下の画像をご覧下さい。
- 上の数式:半角
- 下の数式:全角
という状況です。
如何でしょうか。見事に判別してくれていますね!下の広告文がエラーとなり、全角になっている箇所を指摘してくれています!これなら、広告カスタマイザで数式のエラーが激減しますので安心ですね!!
そして、なんと!今回の記事はコレだけなのですが・・・凡ミスが1個減ることがどれだけ有用な話なのかは、日々多数のアカウントに携わる運用者の方なら、共感頂けると信じています。
Adwordsはどうなの?
ちなみに、GoogleAdwordsのエディタでは、この判別機能がありません。
画像のとおり、半角・全角どちらの広告でもエラーはなく、区別されていませんでした。
Adwordsはカスタムルールを作ればいける!
カスタムルールで設定して、区別出来るかも試してみました。すると、うまくいきました!以下参考画像となります。
これなら安心。デフォルトではそういうエラーは存在しないため、カスタムルールを作成して対応しましょう。インポート用カスタムルールはXMLファイル形式でエクスポート→インポートできます。余談ですが、社内運用部ではこのルールを作って共有しました。
方法は過去記事もご参考下さい。
インポートの簡単な方法とは
カスタムルール作成からのインポートで、1アカウントづつ作業するのはとても大変です。そのため、一括インポートを使いましょう。
「アカウントマネージャー」上で、インポートしたいアカウントを全選択しましょう。そのうえで、カスタムルールを選択して、インポートするだけ。非常に簡単ですよ。ただし、新しく追加したアカウントは、ダウンロードしてから新たにインポートする必要があるためご注意を。
判別機能を組み入れた背景の推測
そもそも、Yahoo!とGoogleの大きな違いとして「国産」か「海外」か、でルーツが異なります。Googleでこの判別が機能しないのは、海外では全角という概念が存在しておらず、それが無い前提で作っているからではと思います。その視点を持ってリスクヘッジを考えていくと、結構機能するんではと感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。些細なことですが、プロとしての配信品質を担保するため、凡ミスを減らす事も運用者の努め。
パフォーマンス改善以前の問題が起きないよう、テクノロジーを活用して、出来る限りヒューマンエラーの削減を意識したいところです。これからも、困難ながらやりがいのある目標「無事故/無違反運用」の継続的な実現に向けて精進します。