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【GoogleAdWords】続★オークション分析やってみた~期間分割編~

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こんにちは。最近、急激に蒸し暑くなりましたね。
早くも夏バテ気味で食欲が減退している荻野です。
夏のイベントに向けて、早く復活しなければと思う今日この頃です。

さて、前回の記事に引き続き、オークション分析についての記事をご紹介いたします。
今回は競合他社の動きを期間分割して分析・考察してみましたので、よろしければご覧くださいませ。

アカウント概要

分析するアカウントの概要は以下の通りです。

  • 商材:整骨院チェーン店
  • 配信エリア:関西圏主要都市
  • 配信キーワード:症状×治療、症状×治療×エリア 等

現在の配信状況

キャンペーンは「指名」「見込み」「潜在」の3段階に分けていて、全体で見てもインプレッションシェアは60%以上、平均順位は1.5位多くのシェアと優位性を確保出来ています。さらに配信を拡大していくにあたり、競合の動きは気になるところです。

こういった競合の動向を探るため、期間別でオークション分析を行い、考察を行ってみました。

期間分割の分析結果と考察

今回、期間を4月~6月の3ヶ月間で分割し、分析していこうと思います。
Googleの管理画面からオークション分析に入り、月分割をしてCSVをダウンロードしました。そこからちょこちょこっと作業をして下記の様な表を作ってみました。この表では、インプレッションシェア上位掲載率から読み取れることを考察していきます。

インプレッションシェアについて

オークション分析のインプレッションシェアについては、過去記事をご参照下さい。同じオークションにかけられた競合他社と比べて、自分の広告がどれだけ広告表示機会を与えられたのかを確認できるデータです。

自社について

インプレッションシェアが4月の時点で約87%だったものの、6月では約69%まで落ちてしまいました。自社の広告費予算は変動していないので、外部の要因でインプレッションシェアが落ちていると推測できます。

他社について

ではどの競合がインプレッションシェアを上げてきたのでしょうか?
答えは、競合6から競合10がインプレッションシェアを伸ばしてきています。数値の変化を見てみると、4月では15%前後であったシェアを6月では20%~30%前後まで伸ばしています

おそらく4月の時点では、インプレッションシェアを獲得できていなかったものの、CVについてはある程度の手ごたえを得られたか、もしくはCV獲得に向けてもっと広告費を上げていこうという動きから、6月にかけて広告費予算を増額してきたものだと考えられます。
このように期間分割で分析してみると、競合の動きがはっきりと数値で現れてきますね!

ちなみにインプレッションシェアが伸びた要因として、広告ランクを劇的に改善したというのも考えられますが…今回の場合は競合6から競合10の平均掲載順位を確認してみても、多少は上がっているものの、3か月間であまり変化は見られなかったため、広告費予算の増額によるものだと考えられます。

次の一手

上記のように競合がインプレションシェアを伸ばしてきたことによって、自社のインプレッションシェアが落ちたとき、みなさんならどうしますか?
インプレッションシェアを改善するには、予算を増やすか広告ランクを上げるかの2つの方法が考えられます。運用者としては後者を選択していきたいですね。
広告ランクを上げるにあたって、インパクトが大きいのは品質スコアを上げることだと考えます。品質スコアはクリック率で決定するといっても過言ではないので、競合よりもクリックされやすい広告文を追加してインプレッションシェアの改善を図っていきたいと思います。

競合よりもクリックされやすい広告文を作成するためには、競合がどんな訴求軸で勝負しているかを知る必要があります。競合6から競合10の広告と自社の広告が比較されたとき、競合に劣る訴求をしないように意識して広告文を作成していきたいものです。

上位掲載率について

オークション分析の上位掲載率については、過去記事をご参照下さい。どの競合が自社の脅威になるかを測る事ができる重要なデータが見られます。上位掲載率に着目した表は下記の通りです。

他社について

脅威になっている競合はどこでしょうか?
私は競合6だと考えます。4月時点では50%前後だった上位掲載率が、6月時点では約61%まで向上しています。競合6は先述の通り、4月から6月にかけてインプレッションシェアも伸ばしてきているので、これまでの傾向から今後さらに広告費予算を増額する可能性もあります

またサイトのわかりやすさやスマホへのサイト対応などの点で、自社のサイトが競合6に比べて劣っていると感じました。自社よりも上位に広告掲載されていて、納得感のある広告文・わかりやすいサイトであれば、ユーザーは競合6の広告をクリックし、そのサイトでCVする可能性が高いでしょう。
そのため、競合6の動きは特に注意してみる必要があると感じました。

次の一手

上位掲載で目立っている競合6に対して打てる対策は、競合6よりも質の良い広告を掲載することです。
具体的には、新たな広告表示オプションの追加で広告の掲載面を広げたり既存の広告表示オプションの見直しをしたりと、広告全体で見たときのデザイン性や情報の質を高めることが得策だと考えました。最近では上位掲載でなくとも、設定した広告表示オプションがきちんと表示されます。そのため、広告表示オプションの質で勝負し、ユーザーの目を惹きつけていきたいと思います。

またサイトのわかりやすさはCVを獲得する上で非常に重要なので、競合を参考にしてどんどん改善点をご提案していきたいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はオークション分析の期間分割についてご紹介いたしました。競合の期間推移を見てみると、競合がどのタイミングで予算を上げてきたか、広告の入札を強めてきたか、はたまたリスティング広告から撤退したかなどの動向を探ることができます。
競合他社を分析することで得られる情報はたくさんあり、大変貴重だと感じました。
みなさんも一度試してみてはいかがでしょうか?
それではまた次の記事でお会いしましょう\(^o^)/

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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