皆さんこんにちは。めっきり寒くなってきましたね。動的に諸々移り変わるこの季節、体調管理が大変ですね。今回は動的な検索広告、ダイナミックサーチアドについてご紹介します。
動的検索広告とは?
動的検索広告の弊社記事は1年くらいなかったので、おさらいから。
システムが自動的に対象のウェブサイトコンテンツに基づいて、広告を表示してくれる機能です。前回は広告の作り方に触れていたので、本記事では前回記事になかったところをご紹介します。
動的検索広告のターゲット?
動的検索広告では、広告主様のウェブサイトのコンテンツに基づいて自動的に広告が表示されます。広告掲載のタイミングを決めるのは、キーワードではなく「動的広告ターゲット」です。動的広告ターゲットを使うことで、ウェブサイトのドメイン全体を広告掲載の対象とするか、または一部のページのみを対象とするかを指定できます。動的検索広告が表示されるウェブサイトのページは、Google の検索クローラまたは広告クローラによって検出されます。
出典:Adwords公式ヘルプ
動的検索広告の広告表示ロジックは、通常の検索広告とは異なり、動的検索広告のターゲットで決まります。
選択可能なターゲットのカテゴライズ
広告表示の条件を絞り込むために使用できる動的広告ターゲットは、次の 5 種類あります。
- すべてのウェブページ
ウェブサイトのドメイン内のすべてのページをターゲットにします。 - カテゴリ
サイトのコンテンツに基づいてカテゴリが作成され、広告主様のランディング ページがテーマ別に分類されます。ターゲットにするカテゴリやサブカテゴリは、自由に選択いただけます。
- URL
URL に特定の文字列を含むページ(文字列は、リマケリスト作成の要領で指定可能)
- ページのタイトル
タイトルに特定の語句を含むページをターゲットに設定します。ページのタイトルとは、たとえば「google.co.jp」をクリックした場合に、ブラウザ ウィンドウの最上部に表示される「Google」のことです。
- ページのコンテンツ
指定した語句を含むページをターゲットに設定します。
となっております。3~5が使いやすそうですよね。更に、上記の条件づけに加えて、除外設定も可能です。除外の設定内容については、上記の2~5のカテゴリを選択+指定条件となっております。
ページの内容を自動で判断して・・・とあるので「システムに自動で判断任せていいの?」というお声もあるでしょうが、しっかり設定を理解しておけばある程度判断基準を設けられるので便利です。
※余談ですが、当初は無かった気もしますので、アップデートされたようですね!流石。
実際のお客様で見てみると・・・
下の図は、実際に使用しているお客様の実例です。とあるタクシー会社様。この会社固有のところはモザイクかけていますが、ページにまつわる色々な語句が、選択可能なターゲットとして出てきております。
数値のほうは・・・
一般キーワードを、特に設定なく通常の検索広告として配信した場合、RLSA配信(来訪のみ絞込)の場合、DSAの場合、と平行配信した結果の参考値が以下です。
配信結果としてはクリック率が非常に高く、CPCも安い事がみてとれます。DSAのクエリとしては「タクシー 配車」等があり、関連性も比較的高かったのですが、求人など関連外クエリもみられました。これを除外していけば、パフォーマンスも向上すると考えられます。
・・というわけで、除外設定例は以下。コチラの場合、タクシー集客が目的という事で、求人ページを除外します。
これで、求職者のユーザーを拾いにくくなり、より動的検索広告の精度がUPしますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。運用者としてはシステムが自動判断、ということで怖い面もありますが・・・それを使いこなしてこそ、というところもあります。テクノロジーをうまく使って、より良い成果を出していきたいものですね!