皆様こんにちは。
今回は「ビュースルーコンバージョン」に関するあるあるネタです。
ビュースルーコンバージョンとは?
ブログや情報サイトといったWebページにイメージ広告(ディスプレイ広告)が表示される。
↓
ユーザーがWebページに表示されたイメージ広告をみるがクリックしない。
この時にパラメータ的な何かがユーザーに付与されます。
※サイトの下の方にあって見てない場合もページに表示されているので付与されます。
↓
30日以内に別のルート(検索や他経由の無料広告)でイメージ広告をクリックして遷移するはずだったサイトに訪れる。
↓
コンバージョンする(ビュースルーコンバージョンとして計測される)
※ちなみにビュースルーコンバージョンはディスプレイ広告でしか計測されません。
ビュースルーコンバージョンで起こった事件
案件情報 ※分かりやすい例え方に変更しておりますのでご注意ください。
アカウント内には、キャンペーン毎にターゲットが異なる商材があります。
さらに商材が違うのでコンバージョン地点もそれぞれ違ってきます。
キャンペーン毎に異なったイメージ広告が作成されています。
(例)
- Aキャンペーンはリンゴの通販
- Bキャンペーンはリンゴに関するメルマガ登録
- Cキャンペーンはリンゴジュースのレシピダウンロード
- Dキャンペーンはリンコに関してのお悩み電話
この時、コンバージョン地点は、
A:リンゴ購入
B:メルマガ登録
C:ダウンロード
D:電話
となります。
上記を踏まえた上で下記のような事が事件が発生しました。
<管理画面上で見た数値>
A:リンゴ購入 → ビュースルーコンバージョン5件
B:メルマガ登録 → ビュースルーコンバージョン0件
C:ダウンロード → ビュースルーコンバージョン3件
D:電話 →ビュースルーコンバージョン1件
<実お問合せ数>
A:リンゴ購入 → 0件
B:メルマガ登録 → 2件
C:ダウンロード → 3件
D:電話 →3件
あれ?数値にズレがありますね。
どうしてこの様な事が起こったのでしょうか?
歴戦のツワモノならこれくらいすぐに分かると思います。
答えは、ビュースルーコンバージョンにあります。
※あたりまえですが。
解答
簡単に言えば、Aキャンペーンのイメージ広告を見たユーザーがBキャンペーンの内容でコンバージョンしただけにすぎません。
上記の管理画面上で見た数値と実お問合せ数でご説明すると、Aキャンペーンの広告がWebページに出ていて5人の人がその広告を見たけど、クリックせずに別のルートでサイトに訪れたがメルマガ登録、ダウンロード、電話のいずれかを行ったのです。
この事より、Aキャンペーンの広告を見たからAのリンゴ購入をせず別でコンバージョンを行ってもAキャンペーンにビュースルーコンバージョンが付き管理画面上で見た数値と実お問合せ数の数が合わないという事態が発生しました。
ちなみにGoogleの管理画面上だと
[キャンペーン] → [分割] → [コンバージョン] → [コンバージョン名]
っと表示設定を行うと何のキャンペーンで何のコンバージョンを行われたかが分かります。
補足
・もしユーザーが複数のサイトを跨いでA→B→C→Dと立て続けに広告を見た場合、ビュースルーコンバージョンとして測定されるのは最後に表示されたDになります。
・Googleだけではなく、Yahooなどの媒体別で検索(別ルートとして)してサイトに訪れコンバージョンした場合もビュースルーコンバージョンが付きます。
まとめ
ビュースルーコンバージョンは、ディスプレイ広告を行っていく上で大事な指標の一つです。
極端な話ですが、有料広告として表示させているのにクリックされない=費用が発生しない。
そのイメージ画像次第で検索されサイトに訪れてコンバージョンする。
無料で集客ができコンバージョンまで取得できている可能性がある指標です。
ディスプレイ広告を行っていない方は、こういった使い方もありますので是非行ってみてはいかがでしょうか?