楽しかったGWもあっという間に終わりましたね。
連休明け初日をみなさまいかがお過ごしでしょうか?
普段パートナーさまとやり取りをしていると、「検索連動型広告を提案するときは、Yahoo!、Googleのどちらを選択すべきか」というご相談をよく受けます。
「理想としては両方出したいけれど、予算の都合上どちらかに寄せたい...」
賢明な判断だと思います。今回は私なりの判断方法をご紹介します。
前提:Yahoo!かGoogleどちらかに寄せる必要がある場合
顕在層をターゲットとした検索連動型広告を出稿する場合、ホームページ上で何らかのアクションを獲得する事が目的である場合がほとんどだと思います。(商品の購入、資料請求etc…)
という事は、より成果に繋がるよう運用の最適化を行っていく必要があります。
つまり、効果検証のために効果に繋がりにくいキーワードは抑制し、成果に繋がりそうなクエリをキーワード登録するなど、その根拠となるまとまったサンプル数(クリック数)を獲得しなければいけません。
色々な考え方はあると思いますが、弊社では少なくとも月間500~800クリック程度は獲得すべきだと考えています。(配信メニュー、業種によって異なります)
予算÷想定クリック単価で獲得できそうなクリック数を算出した際、両媒体に配信すると、月間500~800クリックを割ってしまう可能性がある場合は、どちらかに寄せて配信する事をおすすめします。
でも始めから片方の媒体を捨てるなんてもったない…
お気持ちはわかります。しかし、先ほどお伝えしたとおり、まとまったクリック数が集まらない状態で配信し続けても運用の最適化が進まず、集めたデータの信頼性すら担保出来ない状態に陥ってしまいます。先人たちは言いました。二兎追うものは一兎も得ずと…
そう、つまり一兎仕留めてからもう一兎を仕留めればいい
そうです、まずはYahoo!かGoogleのどちらかでテストマーケティングを行い、キーワードの最適化など、2,3ヶ月運用を行った後にもう片方の媒体でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まずどちらの媒体でテストマーケティングするか
私が媒体選定の際、下記のように判断しています。
アクセス解析の利用
Google Analyticsなどのツールを活用し、サイトへの流入元、デバイスの偏りがないかを確認します。流入元についてはYahoo!とGoogleどちらからの流入が多いのかを確認します。デバイスについてはスマートフォンからのアクセスが多い場合はGoogleからの出稿をおすすめする場合があります。
同業事例の確認
弊社がご提案した同業種の実績を元に媒体選択します。
BtoB商材の場合
特に専門性の高いBtoB商材などの場合、Googleからの出稿をおすすめする場合があります。
ユーザーの年代の確認
若年層を対象にしたサービスの場合、スマートフォン流入が多いことが想定されるので、スマートフォンの標準検索エンジンであるGoogleからの出稿をおすすめする場合があります。
ユーザーの性別の確認
女性が多く利用するサービスの場合、媒体元のコンテンツが充実しているYahoo!からの出稿をおすすめする場合があります。
上記内容はあくまで一例ですが、アクセス解析や過去の運用実績を元に媒体選択しています。
まとめ
いかがでしょうか?テレビの世論調査などを見た時にサンプル数(n数)が少ないと「なんか偏った情報だなぁ」とついつい疑ってしまいますよね。せっかく有用な情報を得てもそれを信頼できない状態ってすごくもったいないなぁと思います。
せっかくコストを使ってキーワード流入を獲得するのであればその情報を有効活用し、サイト改善やサービス向上に努めていきたいですよね。
以上、営業部山方でした。