リスティング広告 運用代行サービス|株式会社カルテットコミュニケーションズ|Yahoo広告/Google広告正規代理店

【Google AdWords】初心者向け・CVについての疑問を調査してみた件

公開日:
更新日:

こんにちは!初心に帰りたい今日このごろ。それもあり・・・「大体わかるから」「多分こうだから大丈夫だろう」という理由で、詳細を突き詰めること無く曖昧にしていたところを、改めて見直してみよう!という記事です。

今回の着目点は上述のとおり初心者の方向けのところでみていますが、コンバージョンについてはお客様も特に注目する指標ですし、熟練者の方も突き詰めていなかった方はいい機会かと思います。見直しの手法としては「公式ヘルプページを見て勉強⇒?⇒問合せ」というフローです。

CV計測条件の基本的なおさらい

まず、CV計測に関する基本的な事項をおさらいします。

  • システムとしてCookie付与情報が仕込まれており、クリックで発動・トリガー毎に計測される
  • ユニークと総合という基本的なものに加え、ビュースルーや推定合計等のバリエーションが存在
  • 管理画面では、ラストクリックベースでの計測である
  • 追加機能でアトリビューションが導入されたが、これは検索広告だけの指標
  • 計測の精度はサイト環境や、ユーザーの閲覧環境に左右される部分もある=絶対はない

?ポイントとその答え

上記の条件下で、公式ヘルプページを読んでいった中で、私として疑問が出たのが以下のとおり。

※重箱の隅つつきをし出すとキリがなさそうなので、今回はここに絞ってます

  • Cookieは30日有効⇒なんで90日まで設定出来るの?Cookie消えてるのに計測?
  • 例で「記録し損なってしまう」という内容がどういう意味合いかで結構変わる⇒大丈夫?
  • クリックスルーコンバージョンが正式名称⇒表示由来のビュースルーってどうなってるの?
  • 計測出来ないケース事例が少ない⇒デバイスを跨いだ時の推定合計とかどうなの?

Cookie記述の謎

ヘルプページ「Cookie」内では「Cookieは30日間有効」と明記されていました。それならば・・・設定出来る最大の計測期間90日と矛盾が・・そもそも論的には、デフォの30日から長くするほうで設定する意味が無いことに・・・

Answer:(デフォルト設定では)30日という意味合い
そのあたりの明確な記載はないものの、設定に応じて期間は延長され、基本的にはクリック起因でCookie発行⇒そこから設定期間分有効、という流れであるとのこと。安心ですね。

「記録し損なってしまう」の意味の謎

ヘルプページ「計測期間を変更する」内の、とある例を抜粋すると、コンバージョンの 75% がクリックから 25~30 日目に発生している場合は、計測期間をこの期間以上に設定しないと、コンバージョンを記録し損なってしまう可能性があります。

これだけを読むと、意味がなんともよくわかりませんでした。コンテクストの受け取り手次第でもありますが、%に注目して読んだ場合「設定期間中、その期間後半に75%以上CVが偏っている時、設定日数によっては計測出来ない」ともとれなくなく、そうであれば、CVが前半・後半でされたのかまで詳しく見ないとマズイ・・・

Answer:75%に惑わされるな、単に30日以上に設定すればOKという意味合い
75%という記載に特に意味はなく、検討期間が長い商材等で30日設定・25-30日あたりでCVするケースが多いと31日目以上は計測不可になるので延長したほうがいい。という意味だそうです。

ビュースルーCVの謎

ヘルプページ「アトリビューションレポートとコンバージョンデータ」内では、ビュースルーコンバージョンについて触れられています。ビュースルーコンバージョンとは「広告が表示されたがその時はスルー⇒後にCV」を測る指標。そこで2つの疑問が生まれました。

  1. クリックスルーはクリック由来なのでCookieというのはわかるが、表示由来は何なのか
  2. ビュースルーは何故検索広告(厳密にはテキスト広告)にはないのか

そもそもクリックしないとタグが貼ってあるページへいかないのに、どうCookieで測れるのか、その信憑性は?というところと・・・それが可能なら、広告が出た意味をで知るというところで、検索にあっても良いのではないかと。

Answer1:Cookieで表示も計測可能なので信憑性は○
Answer2:検索では別名でその指標は存在している

クリックスルーの仕組みは「クリックでサイトへ来訪」という分かりやすい行動でCookie発動、でイメージしやすいですが、ビュースルーの場合でも「広告表示」に対するCookie情報をシステム的にユーザーに伝達出来るため、計測可能であるとのこと。ここのミソは「直接タグがあるページに行かなくても、Google自体のシステムが稼働している」ということですね。それなら、自分のように知識があまりない方でもイメージが分かりやすいかと思います。また、現在は検索広告のほうでも「アシストインプレッション後のコンバージョン」という形で、名称は違いますが同種の指標として管理画面からアトリビューションで確認可能です。

アシスト会

Cookie=ログイン含む個別情報をブラウザに保存して読み込みを早くしたりするというのが一般的な認識かと思いますが、システム面の詳細はよく判らないので割愛します。

推定合計コンバージョンの謎

ヘルプページ「推定合計コンバージョン」内では、デバイスを跨いでも、計測される内容について解説されています。ここの信憑性が、上述のビュースルー同様に気になりました。「デバイス違いで同じものを見てなければ、Cookie情報も存在しないはず・・・どういうこと?」むしろ、PCでも携帯でも自分ということがバレているとは・・・

Answer:Googleへログインしている情報がトリガー
これは知っている人は知っているという当たり前の話ですが、別デバイスでもIDパスで同じアカウントで使えますよね。単にアカウントベースでログイン情報を残しているので、そこで判別が可能、ということです。

※あくまで「推定」なので、その他の要因や詳細はシステム的にブラックボックスとのこと

番外編 not providedについて

GAの(not provided)ってセキュリティ由来でマスクされてる場合に表示されるんですが・・・セキュリティ由来で計測不可、という指標がある=個人情報バレてない!安心!という図式が、推定合計コンバージョンの計測方法で崩れていると言えなくもないことに・・・

デバイス跨いで計測出来る=ログイン情報で判断=個人情報がバレてる だとするなら、推定合計コンバージョンが計測出来る以上、ログインしてる時のセキュリティ甘くない?漏洩してるってこと?怖くない?と思ったのでサポートに聞いてみました。

Answer:ポリシー内利用かつサイトのSSL由来なのでログイン情報が漏洩しているわけではない
カンタンに言えば、プライバシーポリシーに則っているのは当然のことながら、サイト側のSSLによるマスク表示であるため、むしろ基本的には守られているということです。そのため、Googleの登録情報を計測に使っている=個人情報が盗まれることには繋がらないわけです。私自身そういった知識あまりないのに、頭が高い質問してすみませんでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回のAnswer部分を実際に問合せせずとも、使う中で気づいていた方は熟練者の方であれば多いかと思います。しかし「思い込みや当たり前の常識にこだわると本質が見えない」という事は多々あります。

自身もそうですが、人間追い込まれるとそうなりがちで、日々の仕事でも心がけたいところです。例としては、他の記事にもあるように、事件は管理画面で・・というのと同様だと思います。所謂「ト○タ式」と呼ばれる、なんでなんで?掘り下げの考え方ですね!

また、初心者の方がお客様から突如細かい部分まで掘り下げてご質問された時、あたふたしちゃうかも的なところの解決にも、一役買えれば幸いです。

1営業日以内に返信いたします 広告の運用代行についてのお問い合わせはこちら
シェアする

ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


リスティング広告の
情報をお届け

メルマガではリスティング広告に詳しくなれる記事を毎週一週間分まとめてお届けします。不定期にはなりますがリスティング広告に限らず、Web集客改善に繋がる資料もお送りしていきますので、興味のある方はぜひご登録ください。

同じカテゴリの最近の記事