みなさんこんにちは!
広告運用部門に力を借りなくてもアカウント診断が出来る営業マン、小野周太郎です。
(私が訪問した際は、ログイン情報開示できなくても管理画面を見せていただくだけで即席分析もできます。お会いした際にはお気軽にどうぞ!)
私は訪問相談を受ける事が多い仕事柄、月に2~3度は過去一度もリスティング広告外注経験が無く、ずっと自社運用をされている企業様のご相談を受けるケースがあります。
外注経験の無い企業様のお話やお悩みを聞いた限りでは、やはり知識がある分、外注すべき絶対的な理由が見つかりづらいレベルのリテラシーを持たれている担当者様です。
有意義な談義の後、幸いにもご信頼をいただき、NDAを交わしてからいただいたリスティングの閲覧権限にて診断をさせていただくと、
「きた。またこのパターン!」
と、としばしば遭遇するよくある問題点を今回の記事では特別に一部、公開しようと思います。
「数か月~数年間、全キーワード完全一致運用継続」は諸刃の剣
その問題というのは、長期間連続でのALL完全一致運用です。
※この運用方法でも上手くいっているアカウントも存在します。念のため。
さて、突き詰めれば最も無駄の無い理想的なマッチタイプである完全一致主体での運用なのですが、どんな問題があるのでしょうか。
このケースで運用担当者様が抱えられてる状況には以下のような共通点が多いです。
- ここ数か月~数年間が完全一致運用
- コンバージョンはそれなりについている
- 部分一致アレルギー。0クリックであっても想定外のクエリで表示されるだけで焦る
- 予算が高額ではないため、業者が自社運用以上に細かい運用をしてくれるとは思えない
- 緩やかに数か月連続でCPA悪化が進行中。専門業者に相談せざるを得ない
- CPAは悪くは無いので、もっと予算を増やしたいが、毎月余ってしまう
というような概要です。必死にロングテール型を目指そうと日々キーワード追加をしていても、こういう状態になってしまい行き詰っているという状況です。(低検索ボリュームによる表示制限)
部分一致恐怖症を克服しよう!
完全一致主体の運用で一時的にCPAを最小化する事は可能です。しかし、そのままで設定予算全額をクリック転嫁させてCV数を最大化させる事は難しいといえます。そしてキーワードアドバイスツールや想像ベースでの完全一致キーワード追加にも限界があります。
季節要因や競合要因によって月単位で有望なキーワードが変化していく場合も少なくありません。
結論として、CV数最大化を継続させ続けるには部分一致によるキーワードマーケティングは必要不可欠なのです。
リスティング広告は広告でありながら市場の動向をほぼリアルタイムで調査できる優れたキーワードマーケティングツールです。
「自転車ブレーキのアソビ」のように、予算の何割かは調査用として確保した運用を行える気持ちの余裕が、結果的に利益の最大化をもたらすのです。
まとめ:それでも1円も無駄クリックを減らしたい!という方へ
全キーワード1広告グループ1キーワードという運用手法があります。
過去記事はコチラ
リスティング広告で1広告グループ1キーワードで得られる大きなメリット
除外キーワードの設定は広告グループ単位でしか出来ませんので、部分一致キーワードマーケティングへの懸念が払拭されない方はこの手法を試されてみるのはいかがでしょうか。
- 1万キーワード以上あるから自分では無理!
- 低予算だから1万キーワード1広告グループ1キーワード設計は無理と業者に断られた!
という皆さん。朗報です。
広告予算を問わず、1広告グループ1キーワード設計を受けてくれるようですよ!
最後はステマになってしまいましたが、行き詰ってる皆様のお役に少しでもたてたなら幸いです。