こんにちは。11月ももうすぐ1週間経過するこの頃、リスティング広告の運用に関わる皆さんはそろそろレポートや報告書の提出期限が迫っている頃ではないでしょうか。
今日はその報告書について、営業目線で工夫できそうな点をまとめてみました。
本記事は私の経験から主観的にまとめているので、コラムとしてご覧ください。
※本記事の報告書は、数値レポートではなく、所感やPowerPointでまとめたような資料のことを指しています
お客様が期待していることを知る
お客様がリスティング広告の運用をわざわざ代理店に依頼するには理由があり、その理由はお客様ごとに異なります。ということは、報告してほしい内容もお客様ごとに違うということですよね。
本記事では、お客さまが代理店に期待することを次の3つのタイプに分け、今回はBのタイプのお客様についてお話しようと思います。
- A:難しいことが分からないのでまるっと任せたい
- B:手間がかかるので誰かに任せたい
- C:結果を出してくれる代理店に任せたい
なお、お客様が期待することについては過去記事で記載しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
参考過去記事:もらって嬉しい報告を目指そう!《リスティング広告》
求められる『報告内容』を把握する
まずは簡単にBタイプのお客様の特徴をおさらいです。
Bタイプのお客様の特徴
- WEBまわりを全て自分で担当していてリスティング広告まで手が回らない
- 自分でやると時間をかけすぎるので人に頼みたい
広告やWEBマーケティングについての一般的な知識はある程度お持ちなので、要点だけ簡潔にお伝えすればだいたいご理解いただける場合が多い印象です。
「じゃあ報告書も普通に作成すれば良いのでは?」と思いがちですが、そこに大きな落とし穴があるかもしれません。担当者さんだからこそ、その報告書を使って別の方に説明する場合が多くあるのです。
報告書の使い方を確認しよう
WEB担当者さんの場合、代理店側が報告書の提出やご説明する相手は当然この担当者さんになるのですが、担当者さんだからこそ、その報告書を社内の別の方に説明する機会が多くあるのです。報告書が必要な場合は、まず最初に下記を確認しましょう。
- 報告書の内容は、最終的に誰が分かれば良いのか
- 1の場合、最終的に何をどこまで伝えれば良いのか
- 提出した報告書を、担当者さんが別のフォーマットに焼き直しするのかどうか
では、それぞれのポイントについてまとめます。
1.報告書の内容は、最終的に誰が分かれば良いのか
報告書の内容を、普段やり取りしている担当者さんが理解できればいいのか、その先の別の方が内容を把握する必要があるのかによって、使用する用語や表現が変わってきます。普段のやり取りでは表示回数をIMPと略している場合でも、報告書にそのまま記載して良いのかが変わってきますよね。
2.最終的に何をどこまで伝えれば良いのか
広告の配信目的はCV最大化でも、社長さんは掲載順位を非常に気にされる、なんてことありませんか? その場合はきちんと報告書に記載することで、後から「そういえば掲載順位って…」とご質問いただく機会もなくなります。
『報告書によって誰が何を知りたいのか』はとても重要です。
3.提出した報告書を、担当者さんが別のフォーマットに焼き直しするのかどうか
すごく凝った資料を作成しても、実はお客様がテキストだけ抜き出してまとめていた、なんてこともあったります。また、印刷するのか、PCで閲覧するだけなのかによってもベストな書式やファイル形式が変わってきます。お客様、代理店の双方で不用な工数を発生させないように工夫したいですね。
まとめ
いかがでしょうか?
報告書の作成は楽しい作業ではないかもしれませんが、だからこそ、現場では意外と報告書を作成することが目的になりがちなのでは、と感じています。
今回まとめたことは、『お客様が求めていること』を正しく把握することがとても重要です。
作成する場合はお客様のフロントを担当していることの多い営業さんと協力するなどして、素敵な報告書を作成したいですね。