こんにちは、もう今年も残すところあとわずかですね。
リスティング業界は今年も変更が色々とありましたが、今回は上限が撤廃された拡張CPCを使った事例を紹介させていただきます。
拡張CPCとは
拡張CPCとはコンバージョンを獲得できる可能性が高いと推測した場合に、設定した上限クリック単価を引き上げる機能です。
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そのため、設定した入札単価よりも高くなることもあります。
では、さっそく良くなった事例と悪くなった事例を紹介したいと思います。
良くなった事例
まずは良くなった事例から紹介します。
アカウント概要
- 業種:販売店のバイト求人
- CV地点:お問合せ完了
- 目標:CV数最大化
4月からスタートしている案件で設定当初から拡張CPCを利用していました。
エリアが狭いため予算には余裕があり、その中でCV最大化を目指して調整していました。
求人のある店舗の多少によって成果に影響はあるため月ごとの比較は正確ではない可能性もあります。
結果
7月以降CPCが大きく上がっています。
同時に表示回数も大きく増加し、あわせてクリック数も増加したためCV数も伸びています。
10月以降は対象店舗が減少しているためエリアをより狭めて運用しましたがCV数は大きく落ち込んではいません。
悪化した事例
続いて悪化した事例を紹介します。
アカウント概要
- 業種:データ復旧
- CV地点:申込完了
- 目標:CV数最大化
拡張CPCはずっと使っていたアカウントです。
目標はCV数最大化ですが、予算は潤沢というわけではなく、CPAを抑制しなければCV数は最大化されないためCPAの抑制が課題となっていました。
しかし、CPCの相場は上昇傾向だったため入札単価を抑える調整を行っていましたが全く下がらず、11月の末に拡張CPCを止めました。
結果
6月、7月からCPCが大きく上昇しているのが分かります。
CPCの増加に合わせてCPAも悪化しており、CV数自体も減少傾向となっています。
拡張CPCを止めた12月はまだ途中ですが、現在のところ回復してきています。
まとめ
同じ拡張CPCを利用した事例でも、良くなるケース、悪くなるケースがありました。
運用者として機能自体に依存するのではなく、その機能を道具として使いこなせるようになりたいですね。