こんにちは!「ここではない、どこかへ」G○AYの名曲のタイトルです(´ー`)b以前、地域に関して調整し、成果が増えた。という内容の記事を書きました。あれから無邪気な季節も過ぎたので、シリーズで書きたいと思います。
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前回のおさらい
前回の記事をまとめますと「地域設定において、所在地なのかどうかは大事だなぁ」という事。
事例で出したクライアント様の概要は以下。
地域・業態:埼玉県で、店舗ビジネスを展開中
業種:とあるスタジオ
CVポイント:TEL、メール等あらゆるお問合せの総数
具体的な課題と、対処についてはこちら。
- 課題「地域柄、さいたま市の競合にお客様をとられがち、なんとかこの地域で集客したい」
- 解決法「働く親世代に合わせて、オンタイム狙いでスマホ中心にバナー広告を配信」
というところでした。
今回の結果は・・・
今回は、前回のその後の記事ですので、全く違う施策を行いました。更に「所在地」でのユーザー流入を増やせるよう設定を変更。
画像のとおり、「ターゲティング方法」を「ターゲット地域にいるユーザー」へ絞りました。行ったことは、この1点のみです。
結果は以下のポイントで比較してみます。
- 「所在地」での成果が出ているか
- クライアント様の本店所在地域「川越市」の成果はどうなったか
- ほか、本施策の影響で何らかの傾向がみえたか
1:「所在地」での成果が出ているか
図をご覧のとおりです。予算は大体同程度ですが、所在地でのCVが圧倒的に増加している事が分かります。CVRが向上したので、CVの全体数も伸びましたね!
2:本店所在地域の成果はどうなったか
本店の所在地域「川越市」のCVが激増していますね。併せて「さいたま市」の所在地CVが減少している事もみてとれます。
設定変更前のさいたま市でのCVR:16.67%よりも、現設定の川越市のCVR:25.64%のほうが高いのもポイント。消化コストはほぼ同じなので、予算投下効率があがりました。
これで、前回のネックとなっていた、さいたま市の競合にお客様を取られがちという点も解消。所在地のユーザーのCV増加=川越市在住ユーザーの流出を防止できたと考えられますね。
3:ほか、本施策の影響で何らかの傾向がみえたか
他にも影響があるデータを探り、ビュースルーの数値が大きく変動していました。ポイントは以下のとおり。
- ビュースルーコンバージョンが大きく減少
- ビュースルーがカウントされている地域は「対象地域ユーザー」が大半
- 1の表でCV総数が伸びた件を考えると、直接コンバージョンするユーザーが増加
これらから「広告を見てCVするユーザーが増加=ダイレクトレスポンスが向上した」と想定。所在地をメインとしたことで、ユーザー目線で「現実的に通える・通いやすい場所にある店舗の広告が出るほうが、良い結果を得られる」といえそうです。
※前提として設定を変えたのみで予算を増加したわけでなく、配信量はほぼ変わっていません
まとめ
今回は、前回で得たデータを基に、よりその方向性を強めていく、というシンプルな施策で成功を収めることが出来ました。そりゃあ確かに、通える範囲のところに行きたいと思いますよね。
私は名古屋市在住ですが、埼玉県でもユーザーが思う事は同じだったようです。その心理が結果に表れたといえます。
ビジネスモデルとユーザー心理の架け橋となれれば、成果に繋がる。引き続き、シンプルな心で成果に繋げていければと思います。