秋は夕暮。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、山方で候。こんにちは。
ここ最近、新しいサービスローンチ&サイト公開時期に合わせたリスティング相談をよくいただきます。(非常にありがたいことです)
同時に、ご信頼の厚いお客様からはリスティング広告以外に実施している施策なども積極的に教えて下さるのですが、後々になって困ったことになってしまうケースの多くがSEOかアフィリエイト絡みだったという事で、今回はその知見を社内外に共有しておこう、という記事になります。
リスティング広告専門店目線でのSEO、アフィリ懸念点
SEOのキーワード選定
言わずもがな、キーワード選定はリスティング広告データ蓄積後の方が選定精度やSEO外部委託コスパを高めやすくなりますね。
指名・社名キーワードでの成約率
ここが多くの方から「なるほど!」とおっしゃっていただけた本記事のキモです。
最近ではファームとは呼ばれないテーマ特化型の質の高い良質なサイトからのリンクを提供してくれる優良SEO会社さんがたくさんいらっしゃいます。
しかしだからこそ、それが要因でSEO用発リンクサイトが指名・社名検索でも検索結果上位に出て来るケースがけっこう見られるようになりました。
とはいえそこは質の高いサイト。「パッと見ではレビューサイト」にしか見えません。第三者的にも、おそらくGoogleさんから見ても。
アフィリエイトもトップレベルアフィリエイターの方が作成した紹介記事は品質が高く、「パッと見ではレビューサイト」にしか見えません。第三者的にも、おそらくGoogleさんから見ても。
ところが最近、いざ自分個人で某保険や某生活グッズ導入を考えて真剣に情報収集する事が重なり、商品レビュー、会社レビューを探している時に驚愕しました。
「情報薄っ!これ…アフィリ(or SEO用リンクサイト)やん」
私は心から本気で、Google検索結果からSEO対策リンク用サイトとアフィリエイト用サイトを除外した検索機能を追加してほしいと思ったのでした。(Googleさんぜひご検討を)
つまり、本気の購入意欲&知識で商品調査しているユーザーにはバレる(可能性が高い)というリスクを慎重に考慮した方が良いということですね。
そして単にバレるだけでなく、
「ふ~ん。。こういうことやっちゃう会社なんだなぁ」
というネガティブなイメージを与えるリスクも考慮しましょう。
下手すると、本来コンバージョンにつながりやすい指名・社名検索でのCVR悪化に繋がってしまいますからね。
余談ですが、若い世代では速報・トレンドを探す場合にはGoogleを使わない、という統計も出てきてたりしますので、やはり当たりさわりのない表面的なレビューが見破られる時代になってきているのかもしれません。
購入意思の無い第三者やGoogleさんから評価されても、購入意欲の高いユーザーに評価されないのであれば本末転倒となってしまいます。
特に慎重になるべき業種・状況例ピックアップ!
一生のウチに何度もお世話にならない商品を提供している企業
家、マンションなどの高額商品、保険・その他各種長期月額課金サービス商品、高額な自費治療の手術系、B to B向けサービス全般などは、多くのユーザーは死ぬ気で情報を集めます。
瞬間的にセミプロ並みの知識を得て購入を検討するユーザーも居ることでしょう。
バレる人にはバレますので、薄っぺらなレビューはリスキーですね。
また、実際に商品サービスを購入して体験レポートを中心としているトップレベルアフィリエイターさんもいらっしゃいますので、価格の安いサービスであればアフィリエイトは向いてそうですね。
検索キーワードを意識したサービス(サイト)名にて別サイトを保有してSEO業者利用
例えば、キーワード「外壁塗装 見積もり」を意識して、
「外壁塗装見積もり隊」
というサイトを構築して屋号代わりに使うケース。
※実在不実在未調査。実在していたらすみません
「相続税対策」を意識して、
「相続税対策お助け隊」
というサイトを構築して屋号代わりに使うケース。
※実在不実在未調査。実在していたらすみません
これらは、SEO対策のリンク用のサイトが指名・屋号検索でも上位にヒットしてしまう可能性が高いです。気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新たなサイトを公開する前というのはついつい出来る施策を全て導入してしまいたい気持ちになりがちです。
が、成果獲得に限りなく近い指名・社名ユーザーからの信用失墜リスクを考えると安易なSEO、アフィリエイト導入は避け、焦らず慎重に計画的な導入が良いという事が伝わっておりましたら幸いです。
また、ある時を境に指名キーワードからコンバージョンが突然激減した際には、要因の1つとして社名・商品名でヒットするサイトをチェックしても良さそうです。
というわけで、「サイトローンチ前だから急いでSEO、アフィリエイトやるお!( ^ω^)」という方がもしいらっしゃいましたら、焦らずに今一度、慎重に再検討を!