暑いですね。そろそろ梅雨も明けるころとなり、夏のイベントが楽しみになってきました。でも日焼けはしたくない高田です。さて、今回はGDNのターゲティング方法の最適化のご紹介を事例を踏まえてしていきたいと思います。
そもそも”ターゲティング方法の最適化”って何?
AdWordsのヘルプページはこちら
https://support.google.com/adwords/answer/190596?hl=ja&ref_topic=3122885
最適化に関する弊社過去記事はこちら
https://quartet-communications.com/info/listing/market/28133
端的に言うと自動ターゲティングとなります。
自動ターゲティングを使用すると、ディスプレイ ネットワークでのターゲティング方法を最適化することができます。現在と同じユーザー獲得単価で、設定したターゲティング方法では広告が表示されないようなユーザーにまで自動的にアプローチできます。既に設定したターゲティング方法に追加するシンプルで効果的なアドオンと考えるといいでしょう。
とヘルプにもあるように、同程度のクリック単価を維持しつつリーチできるユーザーが増える機能です。
実際どの程度配信されるの?
というわけで、実際に2種類ある最適化機能から「慎重な拡張」を使用して配信をしてみました。ちなみに広告グループの設定から自動ターゲティングをオンにすることができます。
- 商材:リフォーム関連
- CVポイント:電話お問い合わせ
- ターゲット層:30代~、性別不問
- 指定キーワード:「リフォーム」「改修工事」等
- 配信エリア:店舗周辺
- バナーのみでの配信
1か月の運用結果となります。
表示回数は1.3倍くらい違うのでクリック率は若干悪いものの、手動で設定したターゲティングよりも高いパフォーマンスで配信することができました。拡張されたことで手動では拾えないターゲット層から4件のコンバージョンを得ることができました。今回のようにターゲット層がある程度定まっている商材の場合、「慎重な拡張」を使うことによって狙っているターゲット層からあまりずれることなく新規顧客の獲得ができそうですね。
余談
AdWordsに問い合わせてみたところ機能をオンにしてもすぐには最適化されないようです。最低でも3~4日のシステム内でのラーニング期間があって徐々に安定してくるとのこと。そのため初動は最適化での配信が大半を占めてしまうこともしばしばあるようです。
また、ヘルプページ内の「積極的な拡張」の説明にある「ただし、これらのキーワードがコンバージョンにつながることを示すデータがある場合」というのは該当アカウント内のデータで競合などのデータはおそらく加味されないとのことでした。様々なアカウントのデータを踏まえたうえでの最適化であれば精度がすごく高そうなのですが、残念ですね・・・。
まとめ
今回の事例は比較的良いパフォーマンスを得ることができましたが、無駄な配信をしてしまう場合もあるので注意が必要です。
また、この「ターゲティング方法の最適化」はデフォルトで「慎重な拡張」となっていますので一度チェックしてみたほうが良いと思います。
もしかしたらコンバージョンのほとんどが最適化によるものだったりするかもしれません。
今回は「慎重な拡張」を使用してみましたが、機会があれば「積極的な拡張」での配信も行ってみたいと思います。CVの付きやすいECサイトなんかは期待できそうですね。
必ずしもすべての広告主様にとって有用なものではないかもしれませんが、媒体側で様々な最適化ツールを用意しているので一度試してみてはいかがでしょうか。