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【Google AdWords】その除外設定のグルーピングは大丈夫?

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クリスマスも終わり、次のイベントは大掃除ですね。
こんにちは、竹内です。

リスティング広告を運用している方なら誰でも行っているキーワードの除外設定ですが、 こんなことになったことがありませんか?

(例)

「リンゴ ジュース」を部分一致で設定し配信を何日かしていると、下記のような検索クエリが集まっていました。

  • リンゴ 飲み物 CV0件
  • 青 リンゴ CV11件
  • アップルジュース CV2件
  • 青リンゴ CV13件

「青リンゴ」と「青 リンゴ」がコンバージョンを多く取得できていたので、「青リンゴ」を完全一致で追加し、「リンゴ ジュース」に「青リンゴ」を集めさせないために「青リンゴ」で完全一致除外を行いました。

※この時に「青リンゴ」も「青 リンゴ」も同じキーワードという認識で追加しています

【設定キーワード】

  • 部分一致 「リンゴ ジュース」 ←「青リンゴ」完全一致除外
  • 完全一致 「青リンゴ」

このように設定すれば、「リンゴ ジュース」では「青リンゴ」を拾わず完全一致で設定した方にクエリが集まりコンバージョンが集まるはずです。

この設定を行う前と同じ日数配信を行うとコンバージョンが目に見えて減ってしまった・・・、どうして??

完全一致除外の落とし穴

先ほどの例ではどうしてコンバージョンが取れなくなってしまったのでしょう。
疑問に感じたので「Googleのヘルプセンターにお問合せ」をして回答を頂きました。

その回答内容は下記のような条件があるからだそうです。

Googleのシステム上、ユーザーが検索した時のクエリを単語毎に分ける時と分けない時があるみたいです。

例えば、青リンゴと検索したのに管理画面上の検索クエリには「青 リンゴ」と「青リンゴ」といったスペースのあるものと無いもので分けられます。

これは、Googleのシステム上「青」という色の単語「リンゴ」という果物の単語だと認識したり「青リンゴ」という果物の単語だと認識することがあるからみたいです。

上記の(例)で今回の内容を踏まえると「青リンゴ」で完全一致登録してても、Googleがシステム上の都合で検索クエリを「青 リンゴ」と分けてしまった場合、広告は配信されないという現象が起こるからみたいです

【設定キーワード】

  • 完全一致「青リンゴ」

【ユーザーが検索した時に使用したクエリ】

  • 「青リンゴ」

【Googleのシステムが検索クエリとして認識するキーワード】

  • 「青 リンゴ」「青リンゴ」など
    ↑スペース

【設定したキーワードが反応する検索クエリ】

  • 「青リンゴ」

今回の場合は、Googleのシステムが登録した1語のキーワードを複数に分けると別の単語になるという認識から起こったことですが、この認識もキーワードによって異なる可能性があるみたいです。

例えば「野草酵素」という完全一致は「野草」と「酵素」という2つの単語になると想定されますが、Googleがこれを1つ1つの単語と認識しない場合は「野草酵素」が「野草 酵素」とシステム上スペースが空いても「野草酵素」の完全一致でクエリが集まり広告は配信されるとのこと

他にも、システム上でキーワードを単語毎に分けられたとしても分けられた単語も分けられなかった単語も同じ意味合いだった場合は、登録した完全一致のキーワードで認識されるみたいです。

※「飲み物」というクエリが「飲み」と「物」でシステム上分かれても結局「飲み物」と認識されるなど。

上記情報が、本当だとすると私たち運用者はグルーピングや除外設定を安易にできなくなると思いますので、注意が必要ですね。

おまけ

Googleでは、除外設定の時に「 + 」をつけて部分一致設定を行うと「絞り込み部分一致」の除外設定ができます。
※当たり前情報だったら申し訳ありません。

まとめ

私たち運用者の目標は、如何にお客様をリスティング広告を通じて満足させられるかにあると思います。
パフォーマンスが落ちた場合などは今回の記事を思いだしこのような事も起こっているという想定で除外設定を意識して行っても良いと思います。

今まで成果が出ていたのにグルーピングを行うことで、もし成果が落ちたという事があったらこちらの内容を思いだしてグルーピングを考え直すのもいいかもしれませんね。
検証をしつつ、よりよい成果を残せるような運用を取捨選択できるようになるといいですね。

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ブログ記事の中で広告運用の事例をご紹介することがありますが、実際の事例を一部加工した内容となっておりますのでご留意ください。

また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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