ここ最近、Googleで新しく登場した「類似ユーザー(シミラーユーザー)ターゲティング」をご存知でしょうか?
類似ユーザーターゲティングとは?
サイトにアクセスしたことがあるユーザーをリスト化し、そのユーザーに向けて広告を表示する“リマーケティング広告”
そこでリスト化したユーザーと興味/関心が似ている「類似ユーザー」に向けて配信するリスティング広告が、類似ユーザー(シミラーユーザー)ターゲティングです。
【補足】類似ユーザーを特定する仕組み
AdWords では、ディスプレイ ネットワークのサイト上での過去 30 日間におけるウェブ利用状況を分析したうえで、そのデータとコンテンツ ターゲット技術を活用し、リマーケティング リスト内のユーザーが持つ共通の関心事や特徴を特定します。このデータによって、リマーケティング リスト内のユーザーと関心事や特徴が共通している見込み顧客が自動的に割り出されるという仕組みです。リマーケティング リスト内のユーザー間で共通している特徴や関心事が多いほど、類似ユーザー機能の効果が高まります。
他の配信方法との使い分けは?
では、類似ユーザー(シミラーユーザー)ターゲティングはどんなユーザー層をターゲットとして配信すればいいでしょうか?
類似ユーザー(シミラーユーザー)ターゲティングは、あくまでもリマーケティングリストに「類似している」ユーザーに広告を表示する配信方法です。
例えば、スポーツジムの入会を目的としたサイトの場合、
リマーケティングリストのユーザーは、スポーツクラブのサイトを訪れたことがあるユーザーですが、それに「類似している」ユーザーとなると…
- 最近食べ過ぎで、ダイエットに興味があるユーザー
- スポーツ観戦に興味があるユーザー
- 健康系のサプリメントが大好きなユーザー
などのユーザーかもしれません。
つまり、下の図のように、対象となるユーザー数と、成約に繋がる見込みの度で言えば、検索ネットワークとYDN/GDNの中間のポジションになると言えます。
類似ユーザー(シミラーユーザー)ターゲティングを使ってみた
下の画像は、あるアカウントでの9月22日~10月23日の30日間のデータです。
成約率(コンバージョン率)を比較すると、リマーケティング広告>検索ネットワーク>類似ユーザー(シミラーユーザー)ターゲティングの順になっていますね。
まとめ
類似ユーザー(シミラーユーザー)ターゲティングはリマーケティングと似た機能として考えがちですが、ターゲットとするユーザー層をきちんと検討してから使用するのがポイントですね。
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