今日は、iPhoneをより便利に使うための小技をいくつかご紹介します。iPhoneやiPod touchを使っている方は参考にしてみてください。
画面最上部へ一気にスクロール
まずは、意外と知らない人が多いこの機能。
例えばSafariでWebページを見ている時などに、長いページを下の方まで読んだ後でまたトップまで戻りたい、というケースはよくあると思います。こんな時、指で一所懸命スクロールさせなくても、ナビゲーションバー(画像の赤枠の部分)をタッチすれば、一気にページトップまでスクロールしてくれます。
電話に出ずに着信音とバイブレーションを止める
電話がかかってきたけど事情があって今ちょっと出られない!という時、着信音とバイブが鳴り止むのをじっと待っていたりしませんか?
スリープボタン(本体右上のボタン)を押せば、着信状態のままで着信音もバイブもピタッと止めることが出来ます。
また、この小技の発展形として、着信中にスリープボタンを二回連打すると、着信を強制的に遮断することが出来ます。
ただし、これをやると短いコール数で電話が遮断されたことが相手に分かってしまうため、使用には注意が必要です。また、遮断した際に相手側に流れるガイダンスの内容もSoftbankとauで異なっています。
- Softbank:現在電話に出ることが出来ません。ピーっという発信音のあとにメッセージをどうぞ。(留守番電話へ)
- au:お呼び出ししましたがお出になりません。
画面が自動で回転しないように固定する
iPhoneの標準の設定だと、本体を回転させるとそれに合わせて画面も縦表示と横表示が切り替わるようになっています。この機能、便利な反面、寝転がって操作しているときなどは意図せず画面が回転してしまったりして結構やっかいです。
実はこの回転設定、自由に変更することが出来ます。その方法はとても簡単で、ホームボタンをダブルクリックしてタスク切り替えバーを表示したら、左に1ページスクロールして、左端にある回転ロックアイコンをタップすればOKです。(画像参照)
不要なキーボードを出さないようにする
iPhoneのソフトウェアキーボードは、標準の設定では
- 日本語(テンキー)
- 日本語(フルキーボード)
- 絵文字
- 英語
の4つが設定されており、キーボード上の地球儀のようなマークのキーを押して切り替えるようになっています。
しかし、これが意外と不便で、特に日本語(フルキーボード)と英語キーボードはパッと見で見分けがつきにくいので、今自分がどのキーボードを見ているのか分からなくなることがよくあります。
多くの人は日本語はテンキーで入力していると思いますので、日本語(フルキーボード)は設定で隠してしまいましょう。
「設定」アプリを開いて、「一般」→「キーボード」→「各国のキーボード」と進み、「編集」ボタンをタッチして不要なキーボードを削除してください。また、「絵文字」キーボードも、使わない人にとってはただの邪魔者でしかないので、不要であれば消してしまいましょう。
ちなみに、この画面で日本語(テンキー)の設定を「フリックのみ」にすることが出来ます。フリック入力に慣れている人は是非「フリックのみ」にしておきましょう。標準の設定のままだと、「あ」を二回連続で打つと「い」になってしまいますが、「フリックのみ」にしておくと「ああ」と打つことが出来ます。フリック入力に慣れている人にはこれだけで日本語入力がとてつもなく快適になります。
英字入力を大文字で固定する(Caps Lock)
英字入力の際、左端のシフトキー(「↑」と書かれたキー)で大文字・小文字を切り替えることが出来ますが、大文字を一文字入力するとまた小文字モードに戻ってしまいますよね。例えば「ABC」のように大文字を連続で入力したい場合、一文字打つごとにシフトキーを押していたりしませんか?
実は、シフトキーをダブルタップすると、入力モードを大文字に固定することが出来ます。大文字固定になっている状態では、シフトキーが青色になります。通常モードに戻すにはシフトキーを再度タップすればOKです。
英字入力と数字入力を少ない操作で一瞬で切り替える
例えば、パスワードを入力する時などに、英字入力と数字入力を頻繁に切り替えながら文字入力をしたいことがあります。こんな時、普通に入力モードを切り替えながら入力するよりもはるかに効率的な操作方法があります。
以下の画像のように、数字入力切り替えキーをタッチして、そのまま指を離さずに目的の数字キーまで指を滑らせていきます。そして狙いを定めて指を離すと・・・切り替え操作なしで元の英字入力状態に戻ってくれるのです。
「矢印」の上手い単語登録方法
「↑」「→」「↓」「←」これらの矢印、iPhoneでどうやって入力していますか?おそらく、「やじるし」と入力してから変換している人や、「みぎ」で「→」に変換できるように単語登録してる人が多いのではないかと思います。
「みぎ」や「うえ」を単語登録しておくのも良いですが、以下のようなちょっと変わった読みで単語登録しておくと、とても楽な入力で矢印を出せるようになります。
- なか ・・・ ↑
- なは ・・・ →
- なや ・・・ ↓
- なた ・・・ ←
一見すると意味不明ですが、iPhoneのキーパッドを見てみると意味が分かると思います。
これならフリックなしで入力できて楽ですし、直感的なので何という読みで登録したかを忘れることもないですね。
カレンダーを月曜始まりで表示させる
iPhoneの標準のカレンダーは日曜始まりで表示されますが、月曜始まりで表示したいという人も少なくないと思います。
実はこれも変更することが出来ます。「設定」アプリを開いて、「一般」→「言語環境」→「書式」と進み、下から4番目の「英語」を選択、さらに次の画面で上から3つ目の「イギリス」を選択してください。これでカレンダーが月曜始まりで表示されます。
ついでにカレンダーの表示が英語になったり、Safariで検索を使ったときにwww.google.co.uk(イギリス)で検索されたりしますが、普通に使う分には特に支障はないので気にならないと思います。
電波感度が悪い時に簡単操作で電波を再受信
すごく単純なことですが、電波感度が微妙な時(圏外一歩手前でフワフワしている時)などに、電波を強制的に再受信させる方法があります。
「設定」アプリを開いて、一番上の「機内モード」を一度オンにして、すぐにオフに戻す。これだけです。覚えておくと意外と便利な小技です。
iPhoneが動かなくなってしまった時は、強制リセット
iPhoneを使っていると、フリーズして全く言うことを聞かなくなることがごくたまにあります。そんな時は慌てずに以下の方法で強制リセットさせましょう。
リセットと言っても「買った時の状態に戻る」という意味ではないので、保存しているデータが消えてしまうわけではありません。
- スリープボタンとホームボタンを同時に押しっぱなしにします
- 数秒すると、「電源オフ」と書かれたスライダが出てきますが、無視してそのまま押しっぱなしを続けます
- さらに数秒すると、アップル社のリンゴマークが表示されますので、ここで手を離します(押したままでもいいですが)
以上の手順で、iPhoneは強制的にリセットされ、再起動されます。ほぼどんな状況でも効きますので、もしもの時に備えて覚えておきましょう。