ソーシャル・ブックマークって?
Web上に自分のブックマークを作る「ソーシャル・ブックマーク(SBM)」と呼ばれるサービスがあります。従来、ブックマークと言えば「よく使うサイトを登録しておく」ものでしたが、SBMはどちらかと言うと「面白いと思ったサイトをシェアする、記録する」ために使われています。
今回はその中でも、はてなブックマーク というサービスについてお話ししたいと思います。はてなブックマークは日本のSBMとしては古株で、国内で最も利用者数が多いサービスです。先日の記事で RSSとはてなブックマークを連携して効率よく情報収集する方法 について触れましたが、今回ははてなブックマーク自体にフォーカスしてお話しします。
前回の記事でもお伝えしたとおり、はてなブックマークの一番の特長は、ホットエントリーと呼ばれる「今、ネット上で話題になっているサイト」が見えるところです。しかし、ホットエントリーを見るだけにしか利用しないというのは少しもったいないかも知れません。せっかくなら、実際にブックマークとして使って、「情報を発信する側」として利用してみたいところです。
ということで、以下にはてなブックマークを使うメリットを簡単にご紹介してみます。
気になったサイトを簡単にシェア
はてなブックマークには、ブックマークに登録すると同時にTwitterやFacebookに自動投稿してくれる機能があります。ネットを見ていて面白いサイトを見つけたときにTwitterにつぶやいて友達とシェアしているという人は少なくないと思います。気になったサイトをSNSでシェアするという行為は、ちょっとしたコミュニケーションの場合もあれば、それがきっかけで思わぬ有意義な議論に発展する場合などもあり、なかなか面白いものです。
ですが、その時にいちいちURLを短縮してページのタイトルをコピーしてTwitterに貼り付けて投稿、なんてことをしている人は意外と多いのではないでしょうか?
はてなブックマークを使えば、今見ているページを簡単にコメント付きでブックマークでき、自動でURLを短縮してコメントとページタイトル付きでTwitterやFacebookに投稿してくれます。
※そのサイトにTwitterの投稿ボタンやFacebookの「いいね!」ボタンが設置されていれば、そこからでも簡単にシェアすることは可能だと思います。でも例えばTwitterとFacebookの両方に投稿したい場合などは二度手間が必要になりますし、そもそもそれらのボタンが設置されていないサイトもまだ少なくないのが現状です。
自分が面白いと思ったサイトが記録として残る
自分がブックマークしたサイトはいつでも一覧、検索によって参照できるので、自分が今までに「面白い」と思ったサイトを記録として残すことが出来ます。
TwitterやFacebookの機能だけでは過去の投稿をピックアップするのが難しいので、「前につぶやいたあのサイト、なんだっけ?」という時になかなか見つけられなかったりします。その点、はてなブックマークなら参照も楽チンです。単純なキーワード検索だけでも十分に見つけられると思いますが、ブックマークする時に適切にタグ(分類)を付けておけばさらに簡単になります。
インターネット上の情報量が日々爆発的に増えている中、「自分が面白いと思った」というフィルタを通した情報だけを管理可能な形で記録しておくことはとても有用なことです。
上記の機能を利用するには、はてなブックマークのアカウント登録が必要ですが、無料で簡単に作れますので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。