こんにちは、営業部の手呂内です。
みなさんはMessengerを活用していますか?
Messengerとは、Facebookが運営しているメッセージアプリです。世界では利用者が13億人を超えており、LINEよりもMessengerが主流となっている国もあります。
2017年7月にはFacebookのMessenger広告がリリースされ、弊社過去記事でも以前ご紹介させていただきました。
https://quartet-communications.com/info/sns-ads/39274
今回は、リリースから2年が経った現在、Messenger広告がどんなアップデートをしているのかをご紹介させていただきます。
Messenger広告の種類
現在配信できるMessenger広告には3種類の広告形式があり、それぞれ配信先が異なります。
- Messenger広告:Messengerアプリ上に広告を配信し、リンク先として、広告主のWebサイトに誘導する広告
- Messenger誘導広告:Facebook・インスタグラムへ広告を配信し、自社とのメッセージ画面に誘導する広告
- 広告メッセージ:Messengerでやりとりしたことがあるユーザーに対してメッセージを送信する広告
上記の広告形式について、それぞれ詳しくご紹介いたします。
Messenger広告
アプリの「ホーム」タブ内に広告を配信します。形式としてはInstagram広告やFacebook広告と同様で、違いは広告の掲載先がMessengerアプリとなります。リンク先としてWebサイトのURLを指定でき、Messenger内のブラウザで、対象ページが表示されます。
Messenger誘導広告
Messengerアプリ内だけではなく、FacebookやInstagram、AudienceNetworkなどにも表示することができる広告で、広告の誘導先をMessengerのスレッドに指定する広告になります。Messenger誘導広告の大きな特徴としては、誘導したMessengerでユーザーと直接やり取りができる点となります。従来の広告のように、広告をクリックさせて終わりではなく、Messenger上でユーザーとコミュニケーションを取ることができるようになります。
広告メッセージ
Messengerアプリのみに表示でき、過去にMessengerでメッセージをやり取りしたことのある人をターゲットにした広告です。
広告主との間で既にスレッドを開いている顧客に、メッセージを送信して会話を再開できるように誘導する仕組みになっています。遷移先はWebサイト、Messengerスレッドが指定可能です。Webサイトに設定した場合はMessenger内のブラウザで表示されます。
Messenger広告のメリット
Messenger広告ならではのメリットとして以下が挙げられます。
ユーザーとのコミュニケーションが図れる
Messenger広告を利用する最大のメリットは、ユーザーと広告主が直接やりとりをすることができるという点です。
Messenger誘導広告は、ランディングページなどの特定のURLへ直接にリンクする広告とは異なり、コンバージョンに至るまでメッセージを介して複数のステップを経由することになります。
メッセージや画像を用いてユーザーと直接やりとりでき、ユーザーと広告主とのコミュニケーションを促すことでロイヤリティを高めることや、ユーザーを育成することでコンバージョン率を高めることも期待できます。
チャットボットの活用で24時間対応が可能に
Messenger上で複数人とやり取りする為には、誰がどう担当するのかという広告主側の人員的な問題が発生しますが、チャットボットを使用することで、いつでもユーザーに対して対応することができ、24時間体制での対応を可能にすることができます。
そのため、Messenger誘導広告を利用する場合は、チャットボットも一緒に利用することで効率的かつ効果的にユーザーをアクションへと導くことが期待できます。
まとめ
2年前と比較してかなりアップデートをしているMessenger広告ですが、現在はまだFacebook広告やInstagram広告ほど活用できている企業はあまり多くありません。
ユーザーとのコミュニケーションが可能ということで、より慎重にPDCAを回す必要があったり工夫が必要ではありますが、コンバージョンまでの導線をしっかりと構築をしていければ、新たな配信手法としては活用の幅は広がるのではないでしょうか。ぜひこの機会に一度Messenger広告の配信を検討してみてはいかがでしょうか。