さて今回は、Facebook広告の類似オーディエンスを使用して、配信の成果がぐんっとUPした事例をご紹介いたします。大事なことなのでみなさんも忘れちゃダメですよ!
類似オーディエンスとは
類似オーディエンス(Lookalike Audience)とは、お客様の既存の顧客と似た興味・関心を持っていると判断されたユーザーに広告を配信する機能です。
リスティング広告でいうシミラー(類似)ターゲティングと同じような機能ですね!
詳細は弊社過去記事を御覧ください。
【Facebook広告】カスタムオーディエンスについてのまとめ
設定方法も至ってシンプルです。
- 管理画面から新しい広告セットを作成
- 『オーディエンス』でカスタムオーディエンスを新規作成し、『類似オーディエンス』を選択
- カスタマーリストやカスタムオーディエンス、ピクセル、ページに「いいね!」をしたユーザーから、元となるソースを選択
- オーディエンスサイズを選択して作成完了
オーディエンスサイズは、1~10%の中から選択することができ、1%が最も既存の顧客に近いターゲットとなります。オーディエンスサイズが低い数値になるほど既存の顧客に近いユーザーに広告の配信を行えますが、リーチ数は少なくなります。リーチ数と、ターゲットの質を加味して適切なオーディエンスサイズを選択しましょう。
実際に配信してみました
アカウント概要
- 商材:特定年齢向けのグッズ販売
- 配信エリア:全国
- ターゲティング:年齢・性別・興味関心に基づいた配信
- 目標:ページへのいいね!の獲得
配信までの背景
配信開始当初は、商材に合うと思われるターゲティング設定をしており、1週間に150~160件のページへのいいね!を獲得できていました。
しかし、配信から時間が経つにつれてページへのいいね!獲得数が徐々に減少し、全体的なパフォーマンスも悪化傾向にあったため、新しい施策を試みるといった意味で、現在の設定から類似オーディエンスに配信を切り替えることにしました。
今回は、『本Facebookページに興味関心のある人』を元に類似したオーディエンスへの配信を行いました。その際の、オーディエンスサイズは『5%』で設定しました。
※5%に設定した背景としては、商材目的によって適切なオーディエンスサイズは異なると考えておりますので、設定できる中央の値である5%をまず設定し、今後の配信に活きる検証ができるようにと考えました。
配信結果
実際の配信結果が以下の画像となります。(比較期間:1週間)
消化金額はほぼ同等のまま、ページへのいいね!の数が1.45倍になりましたね!
その影響で、リーチ数やCPCなど、全体的なパフォーマンスも良くなっています!
今回の目標がページへのいいね獲得のため、ある程度の期間配信を行うと必然的に見込み顧客は減少します。そこで、今までページへのいいね!をしてくれたユーザーと類似した層へ配信を行うことで、刈り取りきれていなかった潜在ユーザーへアピールすることができ、いいね獲得数が伸びたのではないかと考えております。
また、カスタムオーディエンスの配信で似た事例の紹介も過去に行なっておりますので、こちらもご確認ください。
類似カスタマーリストユーザーとサイト訪問ユーザーを比べてみた《Facebook広告》
まとめ
類似ターゲティングは、簡単に設定ができるうえに高い精度を発揮してくれる機能だと改めて実感しました。今回は配信の目標がページへのいいね!獲得と、比較的簡単なものでの配信となりましたが、CV獲得目標でも高いパフォーマンスを発揮してくれるのではと考えております。
配信の成果に伸び悩んでいるみなさん、新しい施策の一つとしてぜひ試してみてはいかがでしょうか。